AT-Xでも闇芝居の第二期が見れると知りまして。
見ましたよ。第一話「タロちゃん」
感想としては、怖い話というより、悲しい話ですな。
ハァ?とか言われるかもしれませんけど、いやいやいや。
環境が変わったり立場が変わると、モノの見方や捉え方って変わるもんなんですよ。
話自体は単純で
新米警官が小学生相手の交通安全講習会で腹話術を披露していたら、突如人形「タロちゃん」の調子がおかしくなり、何か妙なものが人形内部から外れて調子が戻ったと思ったら、人形がひとりでに動き出し、「自転車でスピードを出すのが大好き」「車と喧嘩しちゃったの」「車がポーン」「自転車がポーン」「腕がポーン」「タロちゃん、お友達と遊べなくなってしまったの」などと喋りまくる。
この事態に慌てふためいた新米警官が必死で人形を放り出したら、床に投げ出されたタロちゃん
「……痛かったの……」
ヽ(TдT)ノアーウ…
詳しい説明は無いんですが、多分外れた妙なもの(木札?)この人形の霊を封じるような意味合いがあったんでしょうね。
で、人形に憑いていた霊は子供の霊で、多分交通事故で幼くして死んだんだろうな。
可哀想に。
もっと遊びたかっただろうに。
おそらくこの子、自分の死を受け入れて生まれ直そうと思わない限り、ずーっとこのまんまなんでしょうな。
この新米警官がこの後一肌脱いで、この子を成仏させるために働いてあげて欲しいけど、多分無理でしょうなぁ。
若いから。
気味悪がって終わりなんだろうな。
今週の東京喰種ですが。
わりにはやく貴未が正式登場するとこまで行きましたな。
感想としては、文句ないですわ。演出。
人生の一番辛いときに、傍に居てくれた人だから、例え喰種であっても構わない。好き、って。
で、対するニシキの方も。
悪鬼にならないと生き抜けない境遇だから、心を殺すことを意識してきたけれど。
本当の自分を受け入れてくれる貴未に、自分を育ててくれて、最期は通報されて狩り殺された姉に感じたものと同じものを感じて、とうとう心を許してしまった。
この二人の関係性を見て、あっしが思い出すのは少女漫画「銀の鬼」なんですが。
内容は「人を喰う鬼と、その鬼と相思相愛になってしまった少女の物語」で。
東京喰種と違うのは、別にその鬼、人間食わないと死ぬってわけじゃないことですかね。(それだと決定的に違うんじゃないの?)
彼にとって人間、特に女の心臓はチョコレートケーキのような味に感じるそうで。
だから、好んで人を喰う。
はい、「そんな理由で人を殺すなんて最低だ。死んでしまえばいいのにそいつ」という声が聞こえてきそうですが。
ヒロインも人を喰う理由を聞いて激怒しましたよ。
しましたけどね。
だったら私が最高に美味しいチョコレートケーキを作るから、人を殺すのはやめてくれ、と鬼に訴えかけて止めさせようとするんですわ。
なかなかね、難しいんだけどね。
味に煩い奴なので。その鬼。
なかなか上手くできない。そしてこんなチョコレートケーキしか作れないなら、また街に出て女の心臓を喰うぞ、とヒロインに怒声を浴びせる鬼。
ヒロインは追い詰められ、もう鬼を殺して自分も死ぬしかないのかな、と思いつめるんですけど。
包丁を持って鬼の寝床を訪れたとき。
泣きながらヒロインに救いを求める寝言を呟いている鬼を見て「もう一回頑張ってみよう」と思い直して。
結局、代替できるレベルのチョコレートケーキを作れるんだったかな?
で、これのどこでニシキと貴未の関係性を思い出すの?とか言われそうですが。
人食いと人間のカップリングってことしか一緒じゃないやん、と。
はいはい。問題は物語の後半でしてね。
この鬼に横恋慕する女が現れるんですわ。
生まれてから何一つ願いが叶わないことが無かった金持ちの女が。
それが、鬼を見初めて、鬼の弱みを握って結婚までするんですよね。
ヒロインからNTRするわけですわ。
で、鬼に愛されようとふんだんにある金を使って尽くすんですけど。
全く鬼は心を開かない。
そしてついに
金持ち女「何が欲しいの?何でもあげるから!」鬼「じゃあ女の心臓をくれ」
で、その金持ち女、どうしたかというと。
行きずりの女性を襲って殺し、心臓を抉り出して鬼にプレゼント。
やりやがった!!!
ヒロインは鬼を愛してはいたけれど、鬼に「罪を犯すな」と、殺人やら、妖術を使った不正行為やらを厳禁してたんですよね。
だがこの女は、鬼が自分を愛してくれれば他人なんかどうなってもいいもんだから、実行したわけですわ。
何でもかんでも願いを叶えるのが愛じゃないんだよな。
ニシキと貴未の関係性であっしが感じたのは、これの真逆なんですよねぇ。
いくらニシキが死にそうでも、飢えていても。
「殺人を犯してニシキのために人肉を手に入れる」って選択肢だけは選ばなかったわけじゃないですか。貴未。
なんとか殺人を犯さずに人肉を手に入れる方法はないかと、それだけを考えてた。
(そして、最終手段は自分を食べさせる。決して「誰かを殺して……」じゃなかった)
誰かを愛する以上、他の誰かにもその愛を拡大させなきゃな。
自分の世界だけ守れればそれでいいや、ってのはやっぱ違うわけですよ。
後の方でニシキ、今の居場所に居られなくなって逃亡する羽目になるわけですが。
そのときに貴未とお別れする、的なことを言ってましたが。
色々あって、今も一緒に居たらいいんですがね。
(ただ、貴未が運悪くハーフを孕んでしまったら悲惨ですが。母親である貴未が人肉を食べないとおなかの子が死んじゃうし)
見ましたよ。第一話「タロちゃん」
感想としては、怖い話というより、悲しい話ですな。
ハァ?とか言われるかもしれませんけど、いやいやいや。
環境が変わったり立場が変わると、モノの見方や捉え方って変わるもんなんですよ。
話自体は単純で
新米警官が小学生相手の交通安全講習会で腹話術を披露していたら、突如人形「タロちゃん」の調子がおかしくなり、何か妙なものが人形内部から外れて調子が戻ったと思ったら、人形がひとりでに動き出し、「自転車でスピードを出すのが大好き」「車と喧嘩しちゃったの」「車がポーン」「自転車がポーン」「腕がポーン」「タロちゃん、お友達と遊べなくなってしまったの」などと喋りまくる。
この事態に慌てふためいた新米警官が必死で人形を放り出したら、床に投げ出されたタロちゃん
「……痛かったの……」
ヽ(TдT)ノアーウ…
詳しい説明は無いんですが、多分外れた妙なもの(木札?)この人形の霊を封じるような意味合いがあったんでしょうね。
で、人形に憑いていた霊は子供の霊で、多分交通事故で幼くして死んだんだろうな。
可哀想に。
もっと遊びたかっただろうに。
おそらくこの子、自分の死を受け入れて生まれ直そうと思わない限り、ずーっとこのまんまなんでしょうな。
この新米警官がこの後一肌脱いで、この子を成仏させるために働いてあげて欲しいけど、多分無理でしょうなぁ。
若いから。
気味悪がって終わりなんだろうな。
今週の東京喰種ですが。
わりにはやく貴未が正式登場するとこまで行きましたな。
感想としては、文句ないですわ。演出。
人生の一番辛いときに、傍に居てくれた人だから、例え喰種であっても構わない。好き、って。
で、対するニシキの方も。
悪鬼にならないと生き抜けない境遇だから、心を殺すことを意識してきたけれど。
本当の自分を受け入れてくれる貴未に、自分を育ててくれて、最期は通報されて狩り殺された姉に感じたものと同じものを感じて、とうとう心を許してしまった。
この二人の関係性を見て、あっしが思い出すのは少女漫画「銀の鬼」なんですが。
内容は「人を喰う鬼と、その鬼と相思相愛になってしまった少女の物語」で。
東京喰種と違うのは、別にその鬼、人間食わないと死ぬってわけじゃないことですかね。(それだと決定的に違うんじゃないの?)
彼にとって人間、特に女の心臓はチョコレートケーキのような味に感じるそうで。
だから、好んで人を喰う。
はい、「そんな理由で人を殺すなんて最低だ。死んでしまえばいいのにそいつ」という声が聞こえてきそうですが。
ヒロインも人を喰う理由を聞いて激怒しましたよ。
しましたけどね。
だったら私が最高に美味しいチョコレートケーキを作るから、人を殺すのはやめてくれ、と鬼に訴えかけて止めさせようとするんですわ。
なかなかね、難しいんだけどね。
味に煩い奴なので。その鬼。
なかなか上手くできない。そしてこんなチョコレートケーキしか作れないなら、また街に出て女の心臓を喰うぞ、とヒロインに怒声を浴びせる鬼。
ヒロインは追い詰められ、もう鬼を殺して自分も死ぬしかないのかな、と思いつめるんですけど。
包丁を持って鬼の寝床を訪れたとき。
泣きながらヒロインに救いを求める寝言を呟いている鬼を見て「もう一回頑張ってみよう」と思い直して。
結局、代替できるレベルのチョコレートケーキを作れるんだったかな?
で、これのどこでニシキと貴未の関係性を思い出すの?とか言われそうですが。
人食いと人間のカップリングってことしか一緒じゃないやん、と。
はいはい。問題は物語の後半でしてね。
この鬼に横恋慕する女が現れるんですわ。
生まれてから何一つ願いが叶わないことが無かった金持ちの女が。
それが、鬼を見初めて、鬼の弱みを握って結婚までするんですよね。
ヒロインからNTRするわけですわ。
で、鬼に愛されようとふんだんにある金を使って尽くすんですけど。
全く鬼は心を開かない。
そしてついに
金持ち女「何が欲しいの?何でもあげるから!」鬼「じゃあ女の心臓をくれ」
で、その金持ち女、どうしたかというと。
行きずりの女性を襲って殺し、心臓を抉り出して鬼にプレゼント。
やりやがった!!!
ヒロインは鬼を愛してはいたけれど、鬼に「罪を犯すな」と、殺人やら、妖術を使った不正行為やらを厳禁してたんですよね。
だがこの女は、鬼が自分を愛してくれれば他人なんかどうなってもいいもんだから、実行したわけですわ。
何でもかんでも願いを叶えるのが愛じゃないんだよな。
ニシキと貴未の関係性であっしが感じたのは、これの真逆なんですよねぇ。
いくらニシキが死にそうでも、飢えていても。
「殺人を犯してニシキのために人肉を手に入れる」って選択肢だけは選ばなかったわけじゃないですか。貴未。
なんとか殺人を犯さずに人肉を手に入れる方法はないかと、それだけを考えてた。
(そして、最終手段は自分を食べさせる。決して「誰かを殺して……」じゃなかった)
誰かを愛する以上、他の誰かにもその愛を拡大させなきゃな。
自分の世界だけ守れればそれでいいや、ってのはやっぱ違うわけですよ。
後の方でニシキ、今の居場所に居られなくなって逃亡する羽目になるわけですが。
そのときに貴未とお別れする、的なことを言ってましたが。
色々あって、今も一緒に居たらいいんですがね。
(ただ、貴未が運悪くハーフを孕んでしまったら悲惨ですが。母親である貴未が人肉を食べないとおなかの子が死んじゃうし)