素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

次週で実質的最終回で、再来週に次のプリキュアとの引継ぎ回か……

2020年01月13日 04時56分25秒 | 日記
来週でスタートゥインクルプリキュアが実質最終回ですか。
去年のハグプリがかなりデキ良かったんで、正直あまり期待してなかったんですけどね。始まった当初は。
毎年デキがいいのが来るとか考えるほど、私はおめでたくないので。
(ライダーだって年によっては「う~ん」ってのがあるしな)

しかし、今回のはかなりハマりました。
ツボ度でいえば、前よりも。
(※あくまでも個人の感想です)

今回のプリキュアはおそらく「価値観の多様性」がテーマ。
で、「みんな違っていて良いじゃ無いか」「他人の価値観を認めよう」

それだけで終わらない。

そこがね、すごーく良かったのよ。

「みんな違っていて良いじゃ無いか」「他人の価値観を認めよう」

これの暗黒面についてもしっかり描いていたのがね。

特にノットレイダー幹部のカッパードがそれが強かった。
彼の故郷、無警戒に多様性を認めたばっかりに、外からやってきた連中に自分たちの心の拠り所だった大切な水源を奪い取られた過去が。
安易にノーテンキに他人の価値観を認め続けていると、自分たちの大切なものを全部取られて後に何も残らない羽目になるかもしれないね。
それをしっかり描いて、しかもそれに関しては「カッパードの一族に原因があった」「水源を奪った連中は実は黒幕の手下だった」みたいな流れにしてないの。
ここ、かなり攻めて来たなと感じましたわ。
幼女向けアニメでそこまでやっちゃうかー、みたいな。

同じく幹部で言えば、女性幹部テンジョウに関してもかなり攻めてましたの。
彼女は故郷の星ではおそらく奇形的に醜い女性なんですよね。視聴者の美的感覚では美人に見えるけど。
彼女曰く「私の星の外見の良し悪しの基準は、鼻の高さ」って言ってたんで。
で、故郷の同胞は「外見なんて関係ないよ」と言いつつ、どこか彼女を低く見ていて。
まともに相手をされていない。
そんな疎外感から同胞に敵意を持つに至り、最終的に故郷を捨てた。

外見の違いなんて気にしないよと言いつつ、本音では気にしてんじゃねーか。
そういう人間社会の嫌な面を描いちゃうかー。
幼女向けアニメなのに。
彼女、普段お面を被ってるんですが、そのお面の鼻の部分が高くなってるの。
外見で散々嫌な目に遭ったというのに、その彼女自身が外見への拘りに囚われてるってのも悲しいですな。
(まぁ、だからこそ最終局面でお面を外して参戦してくるのがアツいんですけども)

次のプリキュアは環境保護がテーマっぽいですけど。
(地球を癒すとか言ってたんで)
また攻めてくるかな~?攻めて来てくれると嬉しい。
(自分たちは環境を壊す代償を払ってここまでの繁栄を享受して、我々にはそれをするなという。それはわがままだとは思わないのか?とか)

日帰りクエスト

2020年01月12日 04時36分36秒 | 日記
通勤中にスレイヤーズの作者の神坂一さんの異世界もの「日帰りクエスト」をふと思い出し

「そういえば、リアルでイマイチパッとしない主人公が異世界に召喚されて、現代感覚と常識で大活躍する物語って他にどんなのがあるんだ?日帰りクエスト以前で」

そう思ってちょっと調べたんですが、見つからなかった。
どれも「実は勇者だった」「元々優秀な人間だった」「何故か不思議な力に目覚めた」
そういう「活躍するに足る理由」があるパターンばかり……のような気がする。
(中にはタイトルだけで概要が良く分からないのがあったんで、ひょっとしたらタイトルだけ特殊な力が目覚める系に見えて、実は現代知識で大活躍系だったのもあるかもしれない)

私の記憶にある中で、最初に見た異世界召喚系の物語は

勇者系は「魔神英雄伝ワタル」
知識活躍系は「日帰りクエスト」

なんですわ。
魔神英雄伝ワタルは「小学生戦部ワタルが、図工の時間に作った粘土のロボットを持って下校中、寄り道で立ち寄った龍神が住むという伝説の池で異世界召喚。異世界を支配している魔王ドアクダーと、自作の粘土ロボに龍神が入り込むことで本当のロボと化した愛機・龍神丸と共に戦い抜く」物語で。
日帰りクエストは「日本の女子高生エリがある日異世界召喚。退屈な日常が終わると大喜びするが、実は自分が召喚されたのはただの「お試し」だった。しかも元の世界に普通に帰れると知り落胆するも、自分を召喚した魔術師を言いくるめて毎週日曜に召喚してもらう約束をとりつける。最初はただの気晴らしだったけど、実は異世界は竜人と呼ばれる異種族に人間社会が侵略されていて、彼女はその「人間VS竜人」の戦争に巻き込まれていく」物語。

主人公のエリは別に天才でもなんでもなく、多少度胸があって気が強いだけの女子高生。ずば抜けた運動神経や、異世界に来ることで突如目覚めた類い稀なる魔力もなーんもない。
彼女は持ち前のその気の強さと、度胸と、日本人の平和ボケ。あと現代人の一般常識を駆使して異世界で行われている異種族戦争で活躍して行くんですね。

気が強く、度胸があってかつ良い意味で平和ボケしている(最悪の結末に意識が及ばない)せいで土壇場で怯えずとんでもない啖呵を切ったり、決断をして大活躍するんですな。

話のテーマは多分人種差別。
作中の侵略者・竜人たちは爬虫類から進化した知的生命体で。
姿は背中にドラゴンの翼を備えた直立したトカゲ。
生態も爬虫類に近く、恒温動物で無いので普段は南の常夏の地域に自身の国々を構えているんですが。
彼らの国々の一国が「領土を増やしたいが他の竜人の国を侵略すると尊い竜人の命が失われてしまう。そうだ!下等生物である人間の国を攻めて我々の領土にしよう!」と考え、ネックだった「人間の住む地域には寒い冬がある。それはどうする?」を魔術的に解決する方法を編み出し、満を持して攻めてきた。
竜人たちは飛行能力を持っている上、魔術の才能が人間と比較にならないほど高く、正面から戦えばまず勝てない。
あっけなく国王を討ち取られ、王国は滅亡。王国の王子だけは生き延びて、レジスタンスを組織したけれども戦況はハッキリ言ってキビシイ。

そんな状態で物語は開始するんですけども。

侵略者・竜人たちは別に傲慢で残虐な種族なのではないんですな。
平気で人間の国を滅ぼした連中ですけど。

それはただ単に「人間を竜人と対等な存在である」と思ってないだけ。

我々だって、野犬の群れが住宅地開発予定地に住み着いていたとしても。
駆除するか追い立てるかしますわな。

そんな感覚。

一部の動物愛護者は発狂するかもしれませんけど、大概の人は「それに何の問題が?」って思いますよね。

ましてや彼らにとっては

「同じ竜人の国を攻めて領土を奪い取るより、よほど平和的だろう」

凶悪なことをやってるって自覚どころか、温厚で進歩的で平和的な活動だとすら思ってるはず。

人間側にとっては到底納得できない考え方ですけど、それは全て「竜人と人間は対等では無い」これに尽きる。

物語中盤で登場する、人間を研究している竜人の学者ラーディがエリに言うんですが「差別意識を無くしていくには、人間が竜人に「人間もなかなかやる」と思わせるしか無いですね」
人間は侮れない存在だと思わせるしか差別意識を変えていく方法は無い。まぁ、ド正論。
爬虫類と哺乳類で外見がかけ離れている上に、生物的に言うと圧倒的に強さが違い過ぎるから、一目置かれる要素が無く、結果として「竜人以下の下等生物」って烙印を押されてしまっているわけで。
ならば一目置かれる要素を自ら作っていくしか方法は無いですな。

で、ラーディの言葉通り、エリは異世界の仲間たちと一緒に竜人からの解放戦争の戦況をひっくり返し、結果竜人との和平を実現するんですけど。
(そこで一悶着あって悲劇が起きるのですが、そこは割愛)

愚かに見えるかもしれんけど、一度本気の殺し合いをするくらいのことをしないと、人種差別ってのはなかなかなくならないもんなのかもしれんなぁ。
お情けで「彼らは我々より圧倒的に力の劣る種族だが、だからといって見下すのは気高い我々の主義に反するのでお情けで権利を認めてあげよう」では、根本的な見下しは無くならない。
だからといって殺し合いをすれば即全部解決するかと言えば、それはまた別問題だけど。(作中でも和平会談の場で、人間と対等の話し合いを持とうとする竜人入植者団の指導者の方針に反発する竜人の将軍が居ましたし)
本当に人種差別は根深い。
読後にそんな感想が出てくる作品でしたわ。

子供用のプロテインは子供が飲めないほどマズイらしい

2020年01月11日 06時57分03秒 | 日記
小1の甥っ子がなかやまきんに君演じる腹筋崩壊太郎に憧れて。

「僕もああいうのになりたい!」

父親である私の弟がすっかりやる気になってしまい。
自身の精通している自重トレの指導を行い、子供用のプロテインまで買ってきて、本気で筋トレに取り組んだらしいのですが。

子供用プロテインが不味かったらしく。

吐いたらしい。

「こんなに不味いのに何で父ちゃんはプロテインを飲めているんだ!?きっと父ちゃんのプロテインは美味しいに違いない!」

目の付け所は良いけれど、それは間違いだ。
水で溶いたプロテインは大人で「飲めなくはないけど、マズイ」もんなのよ。

その後、大人用のプロテインを要求したらしいですが、そういうわけにもいかないのでプロテインなしで筋トレを続けることになったそうな。

しかしなぁ。

子供用のプロテイン、子供に試飲させてから発売したのかね?
吐いたとか言われると、そこを疑ってしまいますな。

甥っ子の飲んで吐いた子供用プロテインはぶどう味だったそうですが。
テキトーに甘味つけておけば子供は飲むとか思ってない?

吐かないで飲める工夫をしてから売って欲しいところですが、難しいのかなぁ?
個人的には、今は私はやりませんけど、スポーツドリンクで溶いて飲むと味は普通に美味しくなると思うんですけど。(最近は水で溶いて飲むのに慣れたのでやってない。スポドリは余計な糖分or人工甘味料が気になるからね)
子供相手だとどうなんだろうなぁ?

あ、ちなみに。
無用の長物になった子供用プロテインは、甥っ子が叱られるようなことをやったときに「飲んでみるか?」と脅されるアイテムになったそうです。

死ヌほど苦いおしおき水かw

アハハ、言えてる。これが良かったのよね。(無謀編の思い出)

2020年01月10日 00時02分50秒 | 日記
オーフェン関係の話なんですが。
無謀編で笑いながら「なかなか言えてることを言ってるなぁ」と思ったネタがあったなぁ。

どんなネタかと言いますと、まずオーフェンの世界の一般常識の話をしなきゃならんのですけども。

前の日記で「オーフェン世界では魔術は万能の力の魔法の劣化コピーという設定」と言いましたが。
その魔術を扱える種族がドラゴン種族と呼ばれてまして。(全部で6つ。外見はサイやライオン狼等、動物の姿で、一般的な翼と角を備えた巨大なトカゲではない)
確か作中の神話で「神から魔法の力を自分たちに扱える魔術として盗み取った偉大な種族」として畏れられ、称えられているんですけど。
そのドラゴン種族の中に、人間の女性そっくりの外見のノルニルという種族が居て。
彼女らと人間が混血し、生まれたのがオーフェンたち人間の魔術師の先祖。

で、その人間の魔術師とノルニルたちがあるとき戦争状態になって。
色々あってノルニルは世界から姿を消すことになった。

確かこんな筋書きで。
そのせいで魔術師は「偉大なノルニル様を大陸から消滅させた悪鬼」と呼ばれた時代があり。
ノルニルを敬っていた人間たちから迫害されていたんですね。

オーフェンの時代ではさすがに「魔術師は殺せ!!」と魔術師だからといっていきなり命を狙われるようなことは無くなってるのですが。
未だに、魔術師が何か事故に遭うと「ざまあみろ。天罰だ」とせせら笑う人間が珍しくない状況。そのくらい潜在的に嫌われているのですな。

で。
無謀編のキャラに、魔術師組合みたいな組織で働く少女が居るんですけど。
彼女の仕事が確か「魔術師の生活向上」
あるとき「魔術師差別の現場を発見しました!!」って言ってオーフェンに同行を要請してくる。
言われてついて行ってみるとそこがただの喫茶店。
どこが魔術師差別なんだと言ったら「メニューを見てください!」

見ると

魔術師根絶コーヒー

魔術師根絶サンドイッチ

魔術師根絶ショートケーキ

何故か全てのメニューに「魔術師根絶」の接頭語がついている。
曰く「このメニューの料金の一部が、魔術師根絶活動資金に寄付されます」



「忌まわしき魔術師差別思想に背筋も凍るですぅ!!あの喫茶店の焼き討ちを提案しますぅ!!」

憤慨しながら少女。
オーフェンはそんな少女の叫びを聞きながら「被害者を主張する連中が一番の加害者になることはよくあることだよな」と心中独りごちる。

で、憤慨する少女を宥めてとりあえずこの喫茶店に話を聞いてみようと入店したら

店主はただ魔術師に関するデマを鵜呑みにしているだけの底の浅い男で。
「魔術師は政府から補助金を受けている」「魔術師は就職を斡旋してもらえる」「血筋に魔術師が居ないとなれない魔術師だけ優遇されるのはズルイ」「そもそも、魔術師って言いにくい。こないだ舌を噛んだ」
そんなのを笑いを誘うような流れでやる。
実際、吹き出しながら読んで、同時に
「嫉妬混じりの誤解って、無理解と不勉強との相性が良いのでタチ悪いよな」と思うわけで。
自分の不遇を「自分と違って不当に優遇されてる連中の皺寄せが来ているからだ」と責任転嫁することで、その社会への不満を正当化する。
そのため自分が依怙贔屓されていると考えている連中が実際はどうなのかは気にならない。だって結論は決まっているから、調べる必要なんてあるわけないもんな。
だから理解しようとしないし、勉強しようとも思わない。なのでデマを無批判に鵜呑みにしてしまう。
笑い話をやりながら、裏でそういうネタを忍ばせる。

で、この話の最後、オーフェンは言うのです。

「別に優遇なんてされてねぇよ」(本当に魔術師の優遇があるのなら、素頭良いし実力もあるオーフェンが貧乏金貸しやってるわけがない)
「ちゃんと調べてみな」

こういう話は好きだわ。

魔術師オーフェンはぐれ旅1話感想。

2020年01月08日 06時42分13秒 | 日記
え?無能警官出るの?
確か無謀編のみのキャラじゃなかったでしたっけ?

こういうアニオリは歓迎ですかね。
かなり好きなキャラだったし。

無能警官ことコンスタンス・マギー(通称コギー)は、今までどんなベテラン刑事と組んでも万引き犯を大声で追い払う程度しか仕事が出来なかった派遣警察官で。
何でそんな奴がいつまでも警察に居ることができるのか謎ですが、それが主人公のオーフェンと関わることではじめて小さな犯罪で犯人逮捕を達成し。
それ以降、彼女の上司であるダイアン・ブンクト部長刑事の要望で、有料で彼女のお守をすることになるのですが。
彼女、オーフェンは金欠なので本来はお金貰えるだけでウハウハのはずなんですが、それでも嫌悪感を示すくらい無能。
散々オーフェンを引っ張りまわし、ときには適当な罪状をかけてオーフェンをブタ箱にぶち込んだりします。

これがオーフェン本編では確か登場しないキャラなんですな。
外伝であるコメディ・無謀編でしか出てこないキャラ。

まぁ、無理もないですけどね。
本編はシリアスで、義理の姉を救うため、約束された将来を捨てて飛び出した純粋な少年が、世間に揉まれてスレたド底辺金貸しになるも、ある日運命的な出来事があり、引っ込んでいた街を出奔。
本人はその気が無かったけれども、流れに飲まれて世界の謎に迫って行ってしまう。
(結末は単行本を買うのをレッドドラゴン種族が登場したあたりで停止したため未確認なんですけど)

こういう物語に、コギー出たらまずいだろ。
あまりにもアクが強すぎて、物語を壊してしまうから。
本編にもコメディ要素はあるけど、外伝ほどじゃないもの。

まぁ、それでも出してくれたのは嬉しいですけどね。
でも彼女の頭のおかしい妹やら、その妹に仕える変人執事などはさすがに出てこないんだろうなぁ。

その他感じたことといえば、次回予告かな。
ボルカンが「テメーの魔法で」って言い放つところ。
そこは否定して欲しかったところ。

結構重要な設定なんでね。

あの世界では魔法は何でも出来る神の万能の力で。
オーフェンたちが使うのは「魔術」
魔術は魔法の劣化コピーなんで、使用に制限があるんですわ。

一番大きなところは媒体。

オーフェンたち人間の魔術師は音声を媒体に魔術を飛ばすんですね。
なので、有効射程は声が届く範囲。
「我は放つ光の白刃」って叫んでますけど、あれは別に恰好をつけているわけじゃないんですわ。
あと、媒体が声なので使用した魔術の効果を持続させるような使い方(空を飛ぶ、永続する幻覚を見せる、マジックアイテムを作成する等)は出来ない。

その辺は来週説明あるのかなぁ?