子供たちを寝かしつける時に、一人ずつに声をかける。
順番としては、小さい順。
「ルル(末っ子、4歳男)、今日は保育園で先生に怒られなかった?」
「おこられてないよー」
まぁ、これは、全然信用できない(笑)
・・・実際、毎日のように何かしらで怒られてるらしい、やんちゃ坊主のルル。
「リリ(2番目、6歳女)、リリはお母さんに話したいことない?」
・・・というと「ない」という返事は絶対返ってこない。
「あるよ、あのね、あのね、あのね、ふーん、もう、エイサー全部できるようになったよ!」
などと、リリの話は前置きの方が長い。
(「あのね、ふーん」は沖縄の子がよく使う前置き。
子供が一生懸命、息を吸って、はいて、話し始めるのはホントに可愛い。)
「ララ(長子、8歳女)、学校で何か心配なこととかない?」
ララの話がたいてい、最も長い。ララと話してる間に下の子たちは寝る。
「あるよ・・・。
あのね、おかあさん。
ルミと、シーナがケンカして、シーナがルミをたたいたの。
それでね、ルミとシーナは仲がわるくなって、もうあそばない、話もしないって。」
「ホント~。それは困ったね~、ルミもシーナもララの友達なのにねー。」
「うん、それでね、ルミがね、ララとかに
『シーナはたたくから、ララもシーナとあそばないほうがいいよ、話もしないほうがいいよ』
って言うんだよ・・・」
おお。
出た、子供同士のケンカに始まる、グループ形成の始まり。
これが進化(苦笑)すると仲間はずれ、集団でのイジメとかになるんだよなー。
「それは違うんじゃない?
ルミはシーナとケンカしたかもしれないけど、ララはシーナとはケンカしてないでしょう。」
「でも、ルミが、何回も『シーナとあそばないほうがいいよ』って言うんだよ。
ララだけにじゃなくて、ほかの子にも言ってて、ララがシーナと話してると、
ほかの子のところに言って『シーナと話さないほうがいいのに』とか言うんだよ」
「ララは、シーナと話したくないの?」「んーん、話したい。」
「シーナとも、ルミとも、ララは友達でいたいんでしょう?」「うん。」
「じゃあ、そう、ルミに言ってみたら?
『ララはシーナとケンカしてない、シーナもルミもララの友達』って。
シーナとケンカしたのはルミで、ルミとララは違う人間だから、ルミと
同じようにはできない、って。
『ルミも、シーナも、ララの大事な友達』
『ララはルミとシーナが仲悪いの、悲しい』って言ってみたら?」
「・・・言ってみる」
さて、こんな会話で簡単に友達関係が解決するとは思えないけど、
少なくとも、大雑把な方針は示したつもり。
オトナの知恵、だな。
また後日、どうなったか、聞いてみよう。
「他にも、困ってることとか、心配なこと、ある?」
「もうないよ。おかあさん、おやすみー。」
「おやすみー。」
まぁ、こうやって親に相談してくれてるだけでもありがたい。
そのうち、悩みなんか打ち明けてもらえなくなるんだろうなぁ。
翌朝のララはルンルン気分で起きて、楽しげに歌を歌いながら登校して行った。
朝から子供がゴキゲンだと、家の雰囲気が明るくて大変よろしい。
順番としては、小さい順。
「ルル(末っ子、4歳男)、今日は保育園で先生に怒られなかった?」
「おこられてないよー」
まぁ、これは、全然信用できない(笑)
・・・実際、毎日のように何かしらで怒られてるらしい、やんちゃ坊主のルル。
「リリ(2番目、6歳女)、リリはお母さんに話したいことない?」
・・・というと「ない」という返事は絶対返ってこない。
「あるよ、あのね、あのね、あのね、ふーん、もう、エイサー全部できるようになったよ!」
などと、リリの話は前置きの方が長い。
(「あのね、ふーん」は沖縄の子がよく使う前置き。
子供が一生懸命、息を吸って、はいて、話し始めるのはホントに可愛い。)
「ララ(長子、8歳女)、学校で何か心配なこととかない?」
ララの話がたいてい、最も長い。ララと話してる間に下の子たちは寝る。
「あるよ・・・。
あのね、おかあさん。
ルミと、シーナがケンカして、シーナがルミをたたいたの。
それでね、ルミとシーナは仲がわるくなって、もうあそばない、話もしないって。」
「ホント~。それは困ったね~、ルミもシーナもララの友達なのにねー。」
「うん、それでね、ルミがね、ララとかに
『シーナはたたくから、ララもシーナとあそばないほうがいいよ、話もしないほうがいいよ』
って言うんだよ・・・」
おお。
出た、子供同士のケンカに始まる、グループ形成の始まり。
これが進化(苦笑)すると仲間はずれ、集団でのイジメとかになるんだよなー。
「それは違うんじゃない?
ルミはシーナとケンカしたかもしれないけど、ララはシーナとはケンカしてないでしょう。」
「でも、ルミが、何回も『シーナとあそばないほうがいいよ』って言うんだよ。
ララだけにじゃなくて、ほかの子にも言ってて、ララがシーナと話してると、
ほかの子のところに言って『シーナと話さないほうがいいのに』とか言うんだよ」
「ララは、シーナと話したくないの?」「んーん、話したい。」
「シーナとも、ルミとも、ララは友達でいたいんでしょう?」「うん。」
「じゃあ、そう、ルミに言ってみたら?
『ララはシーナとケンカしてない、シーナもルミもララの友達』って。
シーナとケンカしたのはルミで、ルミとララは違う人間だから、ルミと
同じようにはできない、って。
『ルミも、シーナも、ララの大事な友達』
『ララはルミとシーナが仲悪いの、悲しい』って言ってみたら?」
「・・・言ってみる」
さて、こんな会話で簡単に友達関係が解決するとは思えないけど、
少なくとも、大雑把な方針は示したつもり。
オトナの知恵、だな。
また後日、どうなったか、聞いてみよう。
「他にも、困ってることとか、心配なこと、ある?」
「もうないよ。おかあさん、おやすみー。」
「おやすみー。」
まぁ、こうやって親に相談してくれてるだけでもありがたい。
そのうち、悩みなんか打ち明けてもらえなくなるんだろうなぁ。
翌朝のララはルンルン気分で起きて、楽しげに歌を歌いながら登校して行った。
朝から子供がゴキゲンだと、家の雰囲気が明るくて大変よろしい。