とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

保育園のお迎え

2004-12-15 22:40:03 | 子供と保育園と学童保育と
今週になって初めて、仕事が定時に終わる予定だったので、朝から子供たちに
「今日はおかーさんがお迎えに行くよ!」と言って保育園に送り出した。

我が家では原則として送りがダンナ、迎えが私、ということになっているのだが、
私が迎えに行けない日は当然ダンナが行くことになり、自動的に送りが私、ということになる。
昨日も一昨日も私が会議(というと偉そうだが、偉い人が出るものでは全然ない)で遅くなり
お迎えどころか夕食も一緒にとれなかったので(我が家の夕食は6時~7時、作るのはダンナ)
子供たちにブーブー言われていたこともあり、今日はお迎えに行く、というのを強調していたのだ。

・・・という訳で本日の夕方。
5時半に職場を出て、10分後に保育園に到着。
園の裏門をくぐり、園庭で遊んでいる子供たちの中に自分の子3人を探した。
まず最初に次女のリリ(仮称、3歳)を見つけなくてはならないのだが、見つからない。
園庭の中ほどまで入っていった時、後ろから
「おかーさん!どうしてリリのこと見ないの!!」と怒った声がした。
あーあ、やっちゃった~。リリはこちらから先に見つけて声をかけないと機嫌が悪いのだ。
適当になだめながら目で長女のララ(仮称、5歳)と末っ子のルル(1歳)を探す。
砂場で二人仲良く遊んでいるのを私が発見するのとほぼ同時に、二人に発見される。
ララが先に駆け寄ってきて「おかあさん!ルルと遊んでたんだよ、見た?」と叫ぶ。
ルルはよちよち歩きで、かなり遅れて到着。
だが到着するなり私の脚にしがみつき「抱っこ~」とまだ言葉にできないので態度でせがむ。
ルルを抱き上げると、もともとご機嫌ななめだったリリが泣き出す。
「リリも抱っこして~。ルルだけ抱っこしないでよ・・・」

      育児をしていて最も頻繁に感じる感情は
      「うっとうしい」
      だ、という伊藤比呂美さんの名言があった(うろおぼえ)。
      ・・・子供は確かに可愛い。
      可愛いんだが、こんな風に一度にせまって来られて泣かれたりすると、
      「うっとうしい」
      と感じずにはいられない。(添い寝の時もそうだが。)
      しかもこういう状況では「あっち行け!」と言う訳にも行かないし。

仕方がないので、左腕でルルを抱いたまま、右腕でリリを抱き上げる。
昨日の体重測定ではルル11キロ、リリ15キロ、合計26キロ。
母は強し、のはずだが、数歩でもう耐えきれなくなった。
リリの身体を少しずつずらし、下に降ろす。
するとリリが激しく泣き出した。「いたい~!おなかがいたい~!!」
私のズボンの右ポケットに入っていたキーホルダーがおなかに当たったらしい。
確かに痛みもあるだろうが、それ以上に降ろされたことが不満で泣いたんじゃないかと思う。
しかし・・・二人を両腕で同時に抱っこするのは非力な私にはキツすぎる。
あーあ。もう。困ったなぁ。

そのとき、救いの手が突然さしのべられた。
「リリ、先生が抱っこしようか?」と担任の保育士さんが声をかけてくれたのである。
リリはうなずき、泣きやんで腕を保育士さんの首にまわした。

リリのクラスは2~3歳児20人に対し3人、担当の保育士がいる。
途中入園の子供たちにどうしても手がかかるようで、その子たちが保育士に抱かれている姿は
見かけても、0歳の時から保育園にいるリリが保育士さんに抱かれているのは見たことがなかった。
普段はあまり抱かれることがないのだろう。(0、1歳児は園でも抱っこばかりだが。)

でも今日、保育士さんはさりげなくこちらの様子を見ていて、ごく自然に声をかけてくれたのだ。
園児へのホンモノの愛情が感じられる言動である。
もちろんリリは嬉しかっただろう。
子供たちをうっとうしく感じて始めていた私も気分一新、笑顔を子供たちに向けることができる。

リリは園庭から車(園の外に私が停めていた)まで、ずっと抱っこされていた。
途中からニコニコ顔になり、車の中に降ろしてもらった時には元気いっぱいになっていた。
不満そうな顔をしていたのは姉のララである。
「リリは先生に抱っこされてて、ルルはお母さんに抱っこされてるのに、ララのことは誰も抱っこしてくれない・・・」
と不平を言いながら車に乗った。

家まで運転しながら、後部座席に座った子供たち(主にララ)に声をかける。

私     「おとうさんだったら二人抱っこも三人抱っこもできるんだけどね。
       明日はおとうさんにお迎えに来てもらうことにする?」
ララ&リリ 「いや!おかあさんがいい!!」
私     「じゃあ、二人とも、明日は自分で歩ける?」
ララ    「でもさ~、ララはぜんぜん抱っこされてないんだよ、ララひとりだけいっぱい
       ガマンしてるんだよ、ララもうガマンするのいやだよ~!」
リリ    「リリはせんせいが抱っこしてくれたもんね~」
私     「ララも先生に言ってみたら?抱っこして、って」
ルル    「あーい、あーい」(意味不明)
ララ    「だってね、ララは先生のお仕事が終わったら抱っこしてもらいたいんだけど、
       先生はいっぱいお仕事があって終わらないから、だからララは抱っこしてもらえないんだよ」
私     「じゃあ家に帰ったらお母さんが抱っこしてあげるから、家に着くまで待ちなさい」

こんなふうで、毎日、保育園の送り迎えは一騒動である。
コメント
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