リリ(4歳、女)と秘密を共有した翌朝。
ララ(小1、女)が登校し、ルル(2歳、男)より先に朝食を食べ終えたリリが
私の所に来て、ヒソヒソ声で耳打ちし始めた。
「おかあさん、きのうね、歯にピンクのついてたから、おとうさんにだけは
バレそうだったから、ヒミツのはなし、したんだよ。ララとルルには、言ってないよ。
おとうさんには、言ってもいいでしょう?」
そういえば、昨夜、リリが歯の仕上げ磨きを亭主にやってもらっている時に
なんかヒソヒソ話してた。
亭主が「良かったね」とか言ってるのも聞こえた。
・・・あの時、既にばらしてたのか~、と思ったが、顔には出さずカマをかける。
「いいんじゃない、お父さんには言っても。お父さんなんて言ってた?」
「よかったね、っていってたよ!」
そうか、やっぱり間違いない。
「昨日の歯磨きの時でしょう。お父さんに良かったね、って言ってもらって嬉しいね。」
「おかあさん、気がついてた?でも、いいんだよね、お父さんには言っても。」
「いいよ。お父さんなら。」
後になって、亭主にも確認してみた。
亭主の話では、リリの方から「おとうさん、歯にピンクのついてるでしょう」と
言って「どうしてか、おしえる?」と耳打ちしてきたという。
リリだけ内緒でお母さんとドーナッツ食べて、その中のクリームがピンク色だった、と。
リリとしては、やっぱり秘密にはしておけなかったらしい。
まぁ、秘密は誰かに話したくなるもの。
話したくて話したくて、お父さんになら話しても大丈夫、と考えて話したんだろう。
ついてもいない歯の食べかすを口実にする所が、子供の頭で懸命に知恵をしぼった、
という感じがして面白い。
ララ(小1、女)が登校し、ルル(2歳、男)より先に朝食を食べ終えたリリが
私の所に来て、ヒソヒソ声で耳打ちし始めた。
「おかあさん、きのうね、歯にピンクのついてたから、おとうさんにだけは
バレそうだったから、ヒミツのはなし、したんだよ。ララとルルには、言ってないよ。
おとうさんには、言ってもいいでしょう?」
そういえば、昨夜、リリが歯の仕上げ磨きを亭主にやってもらっている時に
なんかヒソヒソ話してた。
亭主が「良かったね」とか言ってるのも聞こえた。
・・・あの時、既にばらしてたのか~、と思ったが、顔には出さずカマをかける。
「いいんじゃない、お父さんには言っても。お父さんなんて言ってた?」
「よかったね、っていってたよ!」
そうか、やっぱり間違いない。
「昨日の歯磨きの時でしょう。お父さんに良かったね、って言ってもらって嬉しいね。」
「おかあさん、気がついてた?でも、いいんだよね、お父さんには言っても。」
「いいよ。お父さんなら。」
後になって、亭主にも確認してみた。
亭主の話では、リリの方から「おとうさん、歯にピンクのついてるでしょう」と
言って「どうしてか、おしえる?」と耳打ちしてきたという。
リリだけ内緒でお母さんとドーナッツ食べて、その中のクリームがピンク色だった、と。
リリとしては、やっぱり秘密にはしておけなかったらしい。
まぁ、秘密は誰かに話したくなるもの。
話したくて話したくて、お父さんになら話しても大丈夫、と考えて話したんだろう。
ついてもいない歯の食べかすを口実にする所が、子供の頭で懸命に知恵をしぼった、
という感じがして面白い。