小学校での読み聞かせにて。
低学年はどんな絵本でもまぁ聞いてくれるのだが、高学年の子供たちに興味を
持って聞いてもらえる本ってどういうのだろう、と迷っていた時期があった。
探した結果、私がみつけた答えの一つが、この本。

読み始める前に、簡単に解説することにしている。
・世界最古の物語。今から5000年くらい前に書かれた、と言われている
・世界の4大古代文明は、エジプトとインドと中国とメソポタミア。
その一つの、メソポタミアで書かれた話。
メソポタミア、というのはチグリス川とユーフラテス川、二つの大きな川に
はさまれた地方。そこにウルクという名の大きな街があった。
本文にもウルクの街と、川が出てくる。
・もともとは楔形(くさびがた)文字で記されており、それを解読した。
(表紙の絵にも小さいが楔形文字が書かれているので、それを示しながら。)
本の内容を一行で書くと「孤独な王が波乱の末に、友達を得る物語」である。
最初のページで「ともだちがいなかった」と書かれているギルガメシュ王。
5000年前も、今も、人はみな孤独に悩み、孤独に苦しめられる。
ギルガメシュ王の孤独と、戦いの果てに得られた友情。
普遍的なこのテーマは、子供たちの心に共感をよびおこすだろう。
ちょっと怖いくらいの絵で、古代神話の威厳と力が表現された絵本である。
私のような歴史マニアにはたまらない魅力があるが、そうでなくとも、
楽しめるのでは。子供にも、大人にも、お勧め。
低学年はどんな絵本でもまぁ聞いてくれるのだが、高学年の子供たちに興味を
持って聞いてもらえる本ってどういうのだろう、と迷っていた時期があった。
探した結果、私がみつけた答えの一つが、この本。

読み始める前に、簡単に解説することにしている。
・世界最古の物語。今から5000年くらい前に書かれた、と言われている
・世界の4大古代文明は、エジプトとインドと中国とメソポタミア。
その一つの、メソポタミアで書かれた話。
メソポタミア、というのはチグリス川とユーフラテス川、二つの大きな川に
はさまれた地方。そこにウルクという名の大きな街があった。
本文にもウルクの街と、川が出てくる。
・もともとは楔形(くさびがた)文字で記されており、それを解読した。
(表紙の絵にも小さいが楔形文字が書かれているので、それを示しながら。)
本の内容を一行で書くと「孤独な王が波乱の末に、友達を得る物語」である。
最初のページで「ともだちがいなかった」と書かれているギルガメシュ王。
5000年前も、今も、人はみな孤独に悩み、孤独に苦しめられる。
ギルガメシュ王の孤独と、戦いの果てに得られた友情。
普遍的なこのテーマは、子供たちの心に共感をよびおこすだろう。
ちょっと怖いくらいの絵で、古代神話の威厳と力が表現された絵本である。
私のような歴史マニアにはたまらない魅力があるが、そうでなくとも、
楽しめるのでは。子供にも、大人にも、お勧め。