とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

かんしゃくを起こした6歳児への対応

2007-12-13 00:58:17 | 育児
亭主が飲んで帰ってきた翌朝。
朝食の支度をし、子供たちを起こして食べさせて。

いつものことながら、朝が苦手なリリ(6歳、次女)。
6時、6時半、と2度起こしても起きてこない。
私がおんぶして連れてきたのが6時45分。
そのまま食卓の自分の席についても食べ始めようとすらしない。
7時過ぎに、ララ(小2、長女)はランドセルしょって自分で登校。
食べ終えたルル(4歳、長男)は先に保育園に行きたがる(母を独占できるから)。
いつまでも食べないなら、ルルと先に保育園に行くよ!とリリに怒った。
で、ようやく食べ始めたのが7時15分。
「待って!食べてるから、待ってよ~!!」と泣きながら、グズりながらの食事。
待つこと15分。7時半になり、こちらの堪忍袋の緒が切れた。
「リリ遅すぎる、ルルと先に行く!」と玄関に行ったら、リリは泣きながら追ってきた。
パジャマ姿で、口には朝食のソーセージをほおばったまま。
「食べ終わったんだよ!着替えるから待ってて~!」
私は待つ気はなかったので玄関のドアを閉め、ルルを保育園に連れて行った。
亭主は部屋で寝てるし、リリを家に一人残した訳でもないのだ。

先に登園したルルは、少しリリが心配だったようだが、それでも大喜び。
園の先生たちに「あら、今日は一人なの?」と訊かれ
「リリがゴハンたべるのおそいから、ルルだけさきにきた!」と得意げである。
しかしやはり私はリリが気になったので、すぐ家に戻った。

家に着いたのは7時40分。(自宅から保育園はとても近い。)
リリは亭主が寝てる寝室にいたようだが、私が戻った音を聞いて泣きながら出てきた。
「おかあさん、どうしてリリを置いて行ったの!!
 リリ、もう食べ終わってたのに、着替えてる間に、おかあさん行っちゃった~!
 どうして、どうして~!!」
話しているうちに怒りが沸騰してきたらしく、床に寝転んで足をバタバタし始めた。
リリは、かんしゃく持ち。

私も怒って言い返した。
「リリが起きないから、リリがゴハン食べようとしないから、リリが食べるの
 遅いから、お母さんは怒ってルルだけ先に連れて行ったんだよ。
 それってお母さんが悪いのか!」
リリは火に油を注いだようになり、更にギャーギャー泣きわめき、言葉を聞き取るのも困難。

「どうして、どうしておかあさん、リリが行くって言ったのに聞かなかったの!
 ・・・おかあさん!!リリのこと、キライなの!?」

泣き叫びながらで、ずっと聞き取りにくかったが、最後の所だけは、聞き取れた。
チャンス到来。
即、反論。

「キライなわけないでしょう!
 リリは、お母さんの大事な大事な子供なのに!
 お母さんは、リリが大好きって、リリは知らないの?!」

リリ、涙を流しながらも、沈黙。
静かになったリリを床から抱き起こし、膝の上で抱きしめた。
ここからは和解の時間。でもなし崩しにはさせない。

「リリのこと、置いて行ってゴメンね。置いて行かれて悲しかったんでしょう。
 でも、お母さんは早起きしてゴハン作って、リリのことも早く起こしたのに、
 リリが全然起きないし、起きてもゴハン食べようとしないし、
 だからお母さん、怒って、リリのこと置いて行ったんだよ。」

「おかあさん、もう、リリのこと置いて行かないで」

「じゃあ、リリも、お母さんが起こしたら起きて、早くゴハンも食べて」

リリの返答はない。
泣きわめいていたさっきと比べたらマシだが、話は平行線である。
これで終わるのは面白くない。話を続ける。

「リリ。リリの気持ちはわかったよ。
 せっかく着替えたのに、お母さんに置いて行かれて、悲しくてショックだったんだよね。
 だから、リリはさっきあんなに泣いて、あんなに怒ったんでしょう。
 リリを悲しませてゴメンね、ショック受けさせてゴメンね。」

リリは私にすがりついてまた泣き出した。今度は静かに。
泣き止むのを待って、リリに再び、話しかけた。

「リリ。
 リリの気持ちはお母さん、考えてわかったんだけど。
 お母さんの気持ち、リリは考えたことある?
 リリには、お母さんの気持ち、わかる?
 さっき、お母さんは、どうして怒ったんだと思う?」

リリ、沈黙。
自分に都合の悪いことは絶対、言わないのがリリである。
まぁ、無理に全部、言わせたいわけじゃないが・・・
このままでは、どうも私の気が収まらない。更に説得。

「リリ。さっき、お母さんは、言ったよね。
 リリが起きないし、起こしてもなかなかゴハン食べないから、怒った、って。
 だけど、まだ怒ってる気持ちもあるんだけど、リリの気持ちを考えて、
 リリのこと置いていったのは悪かったな、リリのこと悲しませて悪かったな、
 って思ったんだよ。だから、リリに『ゴメンね』って謝ったでしょう。

 リリは、お母さんの気持ち、考えられる?
 お母さんは、もう怒ってないけど、今は悲しいよ。
 大好きなリリのこと置いて行って、大好きなリリを悲しませて、リリとケンカみたいになって。

 お母さんは、リリに、何回も『ゴメンね』って言ったでしょう。
 リリは、お母さんに言うことはないの?
 悪いのは、全部お母さんなの?お母さんだけが悪いの?
 お母さんだけが『ゴメンね』ってリリに言えばいいの?」

リリ、やっぱり沈黙。
何も答えない、私の顔すら見ようとしない、リリ。
でも、この一点だけは、どうしても譲れない。

「リリ、お母さんの顔、見て。
 お母さんはリリのこと、大好きだよ。
 リリが早起きしなくても、リリがゴハンを食べなくても、リリがお母さんを
 怒らせても、お母さんがすごく怒っても、お母さんはリリが大好きなんだよ。
 リリのこと大好きだから、リリに悲しい思いさせて悪かったな、って思ったら、
 『ゴメンね』ってリリに言うんだよ。

 リリは、お母さんに、何も言うことはないの?」

リリは、私の顔を見て、それから目を閉じ、ささやいた。

「おかあさん、ごめんね」

再び泣き出したリリを、両腕で抱きしめた。
コメント (3)
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