高木正孝著
岩波新書。
気軽く、手にして読みはじめたが
何とも 謎に包まれた内容であった。
著者は チリ国と共同で未踏のパタゴニア・アレナーレス山に登頂。
昭和32年。 50年以上の過去。
その、パタゴニア探険記の原稿を岩波書店に預け、次なる南太平洋諸島探険に出かけ、「謎の死」をとげる。
その、遺稿がこの新書。
ヒマラヤのマナスル踏査もしている、しかも、山男というより心理学の先生!
パタゴニアの氷河は今や、フツーの観光地。世界遺産。
私も昨年フツーの格好で出向いた。
ただし、氷河歩きは65歳以下 限定! クレパスに落ち、死者が出たゆえ。 よって、行くなら若いうちに。
文章に「カラファテの実」を食べる件があり、嬉。 私はこの実を探し、見つけた折り、確か、パチリ。
地球は 最近の50年で 世界中、観光地になり、何処もかしこも シニアの女性が闊歩!
出かけることも大切だが、この本の様な文章に接すると、パタゴニアに思いが深まる。