神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.314 なにが要点であるべきか 

2024-10-25 23:55:15 | 時評
(1)選挙というと、これまでにいくつも記憶に残っていることがありますが、今回の衆議院選も必ずやその一つになることと思われます。
 立憲民主党から自民党に政権交代して、安倍さんが首相に返り咲いて、アベノミクスなどという大ぶろしきを広げたかと思ったら、戦争法の暴挙、桜を見る会・モリカケという政治の私物化、安部さん狙撃事件、そしてあの陰気臭い菅首相の学術会議員任命拒否問題、続いて、ヌラリクラリの岸田政権下に発覚した裏金問題、防衛費2倍化、などなど、どれも国民生活にとって良いことはありませんでした。

(2)同時に、「下駄の鼻緒」の公明党は連立を続け、10年近く国土交通大臣のポストを獲得してきました。そうして国民の要求にはそっぽを向いて、ついには、裏金問題で国民の非難を受けたために自民党が非公認にした議員を推薦するまでに親密になっています。
 いまでは、協力関係という程度を越えて、一心同体、運命共同体、一蓮托生の域に達しています。そしてやってきたことといえば、国民にとって迷惑な法案や予算なのに、ちょっと反対してみせて、結局は妥協・賛成・協力するという政治行動です。そして、そうして成立した法案がいくつあるか、もう数え切れません。
 ついでに言えば、これは国レベルの話だけではなく、私の住む昭島市の予算や法案などでも全く変わりません。完全に二人三脚人です。法案などに対する自公の賛否の姿勢はまず一致しています。文字通りの連携ぶり(「下駄の鼻緒」)です。

(3)一方、野党では、2015年の「アベ政治を許さない」の国民の怒りを忘却して、オレがオレがの雰囲気が露骨になってきました。中でも日本維新は自民党よりもひどい政策を言い出し、中には自民党に憲法改正を迫るものもあります。また、国民民主党は自民党に塩を送るようなそぶりも示しています。
 そういうことでなく、両党も含めて野党には、自公の政策がどれほど国民生活を困難にしてきたか、東アジアでの緊張関係を高めて来たか、原発や核兵器の廃絶問題の立ち遅れ、温暖化・環境問題への対応の立ち遅れをチェックし、国民生活の劣化、高齢化社会破壊、教育や若者対策、夫婦別性などへの共通認識を深め、少しでも協力し合えるよう姿勢を見直していただきたい。

    

(4)正確な記憶ではありませんが、昔の話に「二人の母」のことがありました。
 「二人の母」とは「生みの親」と「育ての親」のことです。この二人が、子どもをめぐって自分の子だと主張して奉行所へ訴え出ました。すると、奉行は、二人の母に子供の手を取って引き合い、勝った方の子どもとすると裁定をします。そこで、二人の母親は子供の手を取って両方から引き合い始めますが、しばらくして、子どもは痛さに泣き出しました。それでも、二人の母親は引き続けました。しかし、あまりに痛がって子供が泣くので、とうとう片方の親が手を放しました。生みの親の方でした。
 「生みの親」は、手を離せばその子を「育ての親」に取られてしまいますが、自分の生んだ子であることに変わりはないわけです。その子が痛さのあまりに泣くのに堪えられなかったわけです。
 一方、「育ての親」にとってはそういう関係はありません。手を離せば、親子関係(所有関係)も切れてしまいます。なんとしても手を放すことができません。
 しかし、奉行は、真の愛情というものを、手を離した「生みの親」の方にみて、そちらの子と裁定するわけです。ひょっとしてこれは大岡裁きの話でしたか?ともかくこんな話です。
 私は言いたいのは、真の親なら、自分の利害をかえりみず、子どものことを考えるだろうということです。そして、政党もそうだろうということです。
 口先ではいいことをいくらでも言えます。でも、真に国民のことを考えているかどうか、そこに「生みの親」の思いがあるかどうか、ここが要点です。
 ちょっと目を細めれば見えてきます。

    
     名:不明

(5)きょうの新聞には、イオンなどのデパート・スーパーが、商品価格を下げる、価格を据え置いて増量するなどの対策を打ち出したと出ていました。
 これには、背景として、年金の目減りや実質賃金の低下などで苦しめられている庶民が、買い控えをしたり、どうしても買わなければならないものは、生活防衛のためにスーパーを回ってより安いものを買うとかして、生活防衛に努めてきたことがあります。
 庶民が生活防衛するということは、売る側のイオンなどからすれば、売れないということです。商品が売れなければ、縮小・倒産・撤退に追い込まれます。
 金持ち層相手のカジノのようなことは無用です。軍事はムダです。国連憲章・日本国憲法とその下での平和外交で足ります。
 各候補者には、まさに27日の選挙で投票をお願いする97%の庶民の状態をよく見ていただきたいと思います。

 きょうはここで。

     
       ニンジンの木の実? 

 きょうは、コレクションを載せる時間がなくなりました。
 お詫びにもう1枚。

    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.313 自民党的なものからどう脱皮するか

2024-10-24 23:36:22 | 時評
(1)昨日23日付の共産党機関紙『しんぶん赤旗』が「裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金」というタイトルで目が飛び出るような記事を報じていました。みなさん読まれましたか?
 もちろん、この件は今日の朝刊でも報じられていましたし、ニュースやネットなどでも取り上げられていましたから、もうみなさんご存じのことでしょう。
 実は、私は見出しの「非公認」の「非」をあまり意識せずに読み始めてしまい、「自民党派閥の裏金事件で非公認となった候補が代表の党支部にも党本部から総選挙公示後に政党助成金20000万円が振り込まれていたことが22日、本誌の取材でわかりました」とのくだりを読んで「えっ!」と驚いてまた読み返しました。

(2)そもそも、政党助成金はあの、企業や団体からの政治献金が政治をゆがめる原因だからと、これを止めることにして導入したものです。ところが、政治献金であるパーティー券の売り上げの一部がキックバックされたのに政治資金報告書に記載しなかった〔隠蔽しようとした〕ことが発覚して問題となったため、世論の批判にさらされてその処分として今回の衆議院選挙で自民党の公認からはずという措置が取られました。それなのに、この非公認議員〔キックバック隠蔽議員〕に対しても、公認議員と同様に、「衆議院選挙の公認料500万円と活動費1500万円 計2000万円が政党助成金から支給されたというわけです。

(3)やめるはずの企業・団体をやめずに、しかもこの処理で裏金を造った議員に、選挙資金として政党助成金から支給したことを森山幹事長が認めたそうです。国民を無視し・だましたわけですから、もうアウトです。

(4)考えてみれば、これまでも手を変え品を変えて国民をだましてきました。中には「この顔がウソをつく顔に見えますか」といって消費税を上げた「群馬県出身の中曽根首相」もいます。

(5)今回の自民党だけでなく、「下駄の鼻緒」の公明党も一緒になった自公政治は、もうとっくに行き詰っていて、腐臭を発してきたといってもよいのです。しかし、手練手管を使ってそういうものを握りつぶしてきました。ですから、もう政権交代しか道がないといえるわけですが、問題は野党です。
 この社会は、よく市民社会といいますが、諸階層が相互に依存しあって共同生活しています。人はそのどこで・どういう経済生活をしているかで、気分・感情・考え方が違います。政党はその人々の支持で成り立っていますから、野党も多分に自民党と同じ体質を持っています。なぜなら、その背景にいる選挙民は、3%の金持ち層から、97%の勤労者、ほかに現役を引退した高齢者などの様々な諸階層からなっていますが、これらの国民が毎日接しているものに各種メディアがあり、それにはスポンサーがついていて、往々にして忖度がつきものです。テレビなどはその圧力を受けて、許容範囲で報じていますから、長い間に与野党とも支持者が均質化させられています。
 ですから、今回は政権交代が当然と思いますが、問題は、その政権交代と同時に、国民が従来の気質・気分、行動様式を変えていけるかだと思います。一過性のものだとすると、何かの事件に出くわしたときにまた元に戻ってしまいます。前の政権交代がそうでした。

    

【コレクション 97 青鞜】
 これは、「元始、女性は太陽であった」というキャッチフレーズで知られた『青鞜』復刻のパンフレットです。

   
 このパンフレットは、大きさはB5判、8㌻です。B4判大の用紙2枚を重ねて二つ折りするとできます。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 上段 第1巻第1号の表紙と内容見本 下段 復刻にあたって
 3㌻ 上段 第2巻第5号の表紙と第1巻第1号内容見本
    下段 瀬戸内晴美 火と燃えし情熱を  *下に掲載 



 4㌻ 上段 第3巻第2号表紙 第4巻第11号内容見本
    下段 中山和子 ”女たちの時代”の胎動
 5㌻ 上段 第4巻第8号表紙 第5巻第6号内容見本
    下段 井出文子 近代をひらいた女性たち
 6㌻ 上段 第5巻第11条表紙と内容見本
    下段 澤地久枝 女性史研究の宝庫
 7㌻ 上段 第6巻第1号表紙と内容見本
    下段 復刻版概要 内容:1911(明治44)年9月~1916(大正5)年2月 
                全6巻 総52冊・別冊1冊
             体裁:A5判 定価:セット価12万円 不二出版
 8㌻ 関連図書のご案内 叢書『青鞜』の女たち 全20巻 揃定価12万円
 以上です。 

    
      昭和記念公園:こもれびの里
 
 今度の選挙では、ジェンダーやいろいろな貧困なども争点です。貧困や生活の困難などを生み出す社会の仕組みを変えなければならないはずです。闇バイトは犯罪ですが、それにはまって犯罪者になってしまう若者にはこの社会の被害者の面もあります。そういう厳しい状況をなくす努力が社会に求められています。再教育でスキルを身に付ければ、だれでもより有利な職にありつけるなんていうのは、ねずみ講みたいなウソ。そういう自助努力ではもう限界です。
 では、ここで。

    
      陽だまりで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.312 意思表示を!

2024-10-24 00:31:57 | 時評
(1)選挙がいよいよ終盤になりました。
 各社が、いろいろな調査やアンケートに基づいて27日後の状況を予測する記事や発言をするようになりました。その予測の当否はいま措いて、私が望む第1は投票率が上がることです。病気や高齢のためなどで特別な事情のある人の外は意思表示をしてもらいたいということです。

(2)というのは、自分は政治とは無関係だとか、社会とつながりを持ちたくないといっても、市民社会といわれる現代社会に生きているからには、絶対に政治から逃れることはできません。
 市民社会は分裂しないための装置として国家を作り出しますが、国家は一定の収入を国民から徴収して充足します。それがたとえば税です。この税をいくらかをちょろまかして、うまくいったと思っていたらしい人が摘発されたとニュースで報じられることがありますが、これは所得税や法人税などのことです。
 これに対して、現在の日本でいうと、一般消費税のような間接税があります。これは売買に伴って課税される税ですから、これを拒否すれば、買い物さえできません。子供や老人のように所得がない人にも掛かる悪税であることがよく言われますが、ほかにもばかばかしい例ですが、何かの罪を犯した犯人でも、逃走中に飲料や食料を買えば、自分の知らないうちに納税者になります。
 
(3)この消費税率を3%→5%→8%→10%と挙げてきました。一方、岸田前首相は防衛費を2倍に増額しました。そうすると、この先、景気対策、福祉や高齢化問題などなどに対処しようとして財源が不足してくれば、増税するに決まっています。
 これまでも、景気対策のためといって法人税をどんどん下げ、投資を増やして経済成長を促進するといって高額所得者の所得税を引き下げてきました。そうしておいて、福祉のための財源として、消費税率をどんどん引上げてきました。にもかかわらず、結局は、法人税と所得税の減税、大型公共事業や防衛費などに使われてしまい、福祉・子育て・教育費など相変わらず放置されたままでした。

(4)今度の選挙には、今まで以上に関心をもっていますが、その結果がどうであるにせよ、国民の総意が反映されたものとなることを願っています。
 もちろん、自公与党の政治が酷いことは言うまでもありませんが、だからといって野党も、どうも「アベ政治を許さない」で団結できたときとは、残念ながらだいぶ違う様相を呈していることは否めません。選挙結果次第では、自公と野党の連立という事態も言われています。

(5) 映画『ゴッド・ファーザー』でウラギリものがどういう行動をとるかをつぶさに見ました。「仲間のような顔をして仲介するヤツ」です。選挙ですから余計にそうです。政党にも、議員にも、現にそういう行動をする人を見ます。そういうハナモチナラナイのにかぎって声も態度も大きい。注意しているとすぐわかります。

    

【コレクション 96 日本の福祉】
 軍事と福祉は共存できません。でも、岸田前首相も、その前の自公政権も、ず~っとそれを続けてきました。きょうは、そのアンチです。


 このパンフはA4判、6㌻です。A4判3枚分の横長の用紙を、最初に右から3分の1を折り込み、次に左から3分の1を折り込むとできます。
 全体は、
 左から1㌻ 上掲
 2~4㌻ 各巻の内容見本 
     *2㌻目を下に載せました。



 5㌻ 本集成の特徴
    推薦の言葉 隅谷三喜男(東京大学名誉教授)
          板山賢治(日本障害者リハビリテーション協会副会長)
           *「障害」はママ。今は、「障碍者」とか「障がい者」。
 6㌻ 刊行案内 仕様:A4判 全5巻 各巻平均200㌻ 発行:1999年4月
         セット価格:49,000円 日本図書センター
 以上です。

 軍事、特に戦争では、それで儲けていい思いをする少数の「死の商人」と、そのために悲惨な状態に追い込まれる多数の人々が出てきます。しかし、三八式歩兵銃なら被害者は打たれた当事者だけということもいえますが、核兵器ともなると、非戦闘員(女・子供・高齢者)のほか、遠くの河原にいるチョウチョさんも海老さんも無関係ではなくなります。そして、その影響は、少なくとも、関係者が生きている限り終わることはありません。絶対やめてもらいたい。今回の選挙では、そういう軍事依存を批判するのが「大正解」です。それが、結局のところ経済も守り、国民生活も守るはずだからです。

 きょうはここで。
    
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.309 忘れない! 

2024-10-20 22:43:47 | 時評
(1)きょう、衆議院選挙の投票行動を調査する電話が入りました。17日と18日にも入りましたから、これで3回目です。これまでの選挙のときにもこういう電話が入ったことがありましたが、今回は、偶然なのか、ちょっと多いようです。
 今回の選挙は、裏金問題・統一教会問題・防衛費増・被団協のノーベル賞受賞(核兵器禁止条約・核抑止問題)・夫婦別性・中小企業の賃上げなどなどあり、そして、それらがミソギ・政権選択の性格を持っていますから、マスコミ各社とも動向を読むのに必死なのだと思われます。
 もう歴代の自公政権・政治が行き詰っていることは誰が見てもはっきりしています。
 直近では、桜を見る会、モリカケ・・・、アベノミクス、あの国会答弁、岸田軍拡などなど、どれもひどかったですね。国民の目がだいぶ厳しくなってきています。
 今度の選挙結果次第では、石破降ろしどころか、自民党の分裂も考えられます。それを受けて、野党も連立などを模索するかもしれません。ひじょうに興味深い選挙です。

(2)惜しまれるのは、金子兜太さんの「アベ政治を許さない」でよいから、選挙を一致して頑張ってみようという声がもり上がらず、野党共闘が思うように進まなかったことです。
 きょうが最後の日曜日でした。残り1週間を切りました。もはや嘆いても仕方ありませんから、残りの日々を、せいぜい「正解」を外さないように各党の政策をよく見て、投票に行きましょう。
 もちろん、「正解」にはアベ政治や岸田政治、そして自公政治は入りません。
 国鉄解体・郵政解体・消費税導入・働き方改革・後期高齢者保険制度・防衛費倍加、学術会議問題、核兵器禁止条約未批准・・・、そして、ハレンチな「下駄の鼻緒」・・・。
 〽おもいだしておくれ~ (くやしかった日々を)

    
      「美千子よ、俺はとうとう帰って来た!」
       五味川純平『人間の条件 下』(三一書房、1969年)614㌻。


【コレクション 94 大久保利通日記】
 今回は、『大久保利通日記』全2巻+人名索引のパンフレットです。
    
    
 このパンフレットの大きさは、B5判8㌻です。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2~4㌻ 解題 勝田政治 国士館大学文学部教授 『大久保利通日記』から見える明治維新 
      刊行案内 
      体裁:A5判 全2巻+人名索引 定価:2万5千円(予価特価:2万円)
      発売:平成19〔2007〕年11月 限定300部
 5㌻ 推薦文 一坂太郎 大久保家に流れるもの *下に載せました。
 6~8㌻ 内容見本


 この刊行の特色は、次の3点にあるようです。
 1.当時までに、3回も復刻されたのに、それでも古書での入手が困難だったこと
 2.「人名索引」がつけられたこと
 3.『大久保利通文書』に掲載された「嘉永元年日記」を転載したこと

 以上です。

 大久保利通のおもしろさは、いうまでもなく、その経歴や業績にありますが、実は、これまでよく言われてきた、「歴史にもしは禁物」という「金言?」に反して、「大久保がもし生存していたら」と思わせてしまうところにあるのだと思います。
 言い直すと、歴史を勉強・研究するおもしろさは、実は、この「もし」を考えさせるところにあるのではないか、そして、取り得なかった選択肢〔オールタナティブ〕を考えて生かそうとするところにあるのではないかと。つまり、あの「金言」は再考すべきと。
 オット、あらぬことを口走りました。でも、本心です。
 きょうはここで。


   秋の昭和記念公園

 もう1枚
    


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.304 公示日に

2024-10-15 20:32:25 | 時評
(1) 衆議院議員選挙が告示されました。
 この選挙は、裏金問題、統一協会問題、外交問題、防衛費肥大問題、教育問題、社会保障問題、農業・中小企業対策、環境問題などなど、もう問われることばかりです。これらはすべてこれまでの政権がやらかしたこと、サボってやらなかったこと、カラ約束でやってくれなかったことです。もう行きづまっているものばかりです。
 〽おもいだしておくれ~!

(2)考えてみれば、被団協がノーベル平和賞を受賞したことに対して、政府も石破首相もお祝いを言いましたが、アメリカの核の傘の下での核抑止論を変えません。それから、岸田前首相は、広島出身の首相なのに、核兵器禁止条約について後ろ向きでした。両人の対応は、右手で頭をなでて左手でパンチ、みたいなヒドイ対応です。自公政権がやってきたことはこういうことが多く、ワカッテナイのか、性根が腐っているのか、唖然とします。
 他にも、最近また話題になったあの拉致問題などは、ずっと最重要課題といっていながら、結局たなざらし状態のまま時間ばかり経過してきたものでした。
 それから、あの大阪万博。夢の島はガスが噴き出てキケンでおまけに道路・橋など避難経路に不安を抱えていて、不人気で入場券が売れないのに決行の姿勢を変えず、相変わらずカジノ作りに金を継ぎ込むことに熱心です。これは維新でしたが。

(3)まあ、結果が楽しみです。
 しかし、その前に、先日の昭島市の市長選挙の投票率のように、投票率が上がったのに4割に達しないなどというのでは主権者としてなさけないことです。あのとき、投票に行かなかった人の半分でも3分の1でも投票に行っていたら、事態は変わったはずです。仮に結果が同じでも行ってほしかった・・・ザンネンです。
 私は、金子兜太さんの残した「アベ政治を許さない」がまだ有効だと思っています。
 選挙は、「出たい人」でなく、「出したい人」を選ぶことが大事です。

(3)忘れてはいけないことですが、候補者は誰だって選挙前は腰が低いということです。かつて、選挙のときに土下座をする人もいました。
 問題は、「当選後に人が変わってしまう人」かどうかです。
 それから、あとで自公と連立を組みたいかのような「愁色」を示している人や政党はダメです。また、心配顔して仲を取り持つヤツは裏切り者です。映画『ゴッド・ファーザー』で教わりました。

   
    きょうの月
    〽つきもみ~れんの 十~三~夜~

【コレクション 92 甲東逸話】
 これは、甲東〔大久保利通の雅号〕の逸話を集めたものです。
     
 
 この大きさはA5判、6㌻です。A5判3枚分の横長の用紙を3つ折りしたものです。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻と3㌻ 目次 *一部を下に掲載
       刊行案内 体裁:A5判 360㌻ 定価7000円(予価5000円)
            発売:平成16〔2004〕年7月 500部 マツノ書店 

   

 4㌻ 推薦文 桐野作人 作家 甲東の姿を印象深く描写
   *これは本に収録されているので割愛します。
 5~6㌻ 内容見本
 以上です。

 庭で写真を撮っていると、見慣れないチョウが前に飛来しました。目で追うと、柿の木の上の方に止まったのがわかりましたから、方向を定めて、ブレないようにだけ気をつけてシャッターを押しました。すると、一応取れました。拡大するとボケるので、そのまま載せます。
 中央右下の葉の上にやや角ばった翅のチョウが見えます。
 見ていると、中央にセミの抜け殻が見つかりました。こんなにてっぺんまで登るんですね。ごくろうさん。
    

 では、きょうはここで。

    
   きょうの西の空


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする