(1)1月4日、大岳〔おおだけ〕山に登りました。下の地図をご覧ください。
上中央にケーブルの御岳山駅、その南西の左端に大岳山があります。
ちなみに、暮に辿った日ノ出山と麻生山が東方向に連なっています。
今回は、青梅線で御嶽まで来てバスに乗り、滝本駅からケーブルで御岳山駅まで上がりました。その後は、御嶽神社下を通過して、大岳山に向かいました。
帰りは、「芥場峠」まで戻って「サルギ尾根」に入り、高岩山を経て、右下にある上養沢の「養沢神社」裏に降りました。
(2)暮に日ノ出山に上がった時は、青梅線の御嶽からバスもケーブルも使わずに上まで参道を歩きました。御嶽駅から滝本駅まで30~40分、滝本駅から参道を歩いて「ビジターセンター」まで60分、合計でも2時間足らずです。バスとケーブルを使っても、待ち時間などを入れると、かれこれ1時間近くはかかってしまいますから、元気ならば歩くのもよいでしょう。特に参道はお勧めです。この4日も、冬ですが、子供連れで歩いている人をたくさん見ました。
(3)私は楽をしてケーブルで9:20ころに御嶽山駅広場に着きました。
広場から東を見ると視界良好でした。
1.スカイツリー
肉眼の方がよく見えたくらいです。
2.筑波山
少し拡大しています。
(4)あとは山道です。
途中は、日向はぽかぽかでしたが、日影は、3日に小雪が舞ったようで、それがところどころ残っていて、寒々としていました。滝本駅の売店の人が、「今日が一番寒い」といっていましたが、動き出してから体が温まるのにけっこう時間がかかりました。
(5)大岳山は、私の住む昭島市などからも結構高く見える山ですが、ケーブルで上がってしまえば、まあ、どうということはない普通のハイキングコースです。とはいえ、山は山ですから注意が必要なことは言うまでもありませんが、御岳山駅から大岳山までには、急登が4ヶ所あります。
最初が、御嶽神社下にある門前商店通り直下です。
このあとはしばらくなだらかなアップ・ダウンの「平坦な道」が続きます。しかし、ここでペースを上げすぎて消耗すると、難儀します。
二つ目は「芥場峠」手前のつづら折れです。しかし、ここは「つづら折れ」というだけで、普通の道です。
三つめが、大岳神社手前の岩場・クサリ場です。
ここは、網が付けられたり、クサリがつけられたりして、ずいぶん整備されていますから、注意をしさえすれば大丈夫です。しかし、逆にうっかりすると誰でも滑るところです。気をつけましょう。
そして、最後が、大岳神社から頂上までです。
まあ、山はこの喘ぐところがまたいいんですね。大岳に登ったことがないという人は、ぜひ挑戦してみてください。
(6)頂上です。
1.大岳山1266.5m
正面が丹沢方向かと思いますが、今回は取り忘れてしまいました。
2.頂上からの富士山
3.富士山(少し拡大)
4.御前山
左の手前は三頭山〔みとうさん〕、遠くは大菩薩連嶺
5.頂上 1
南と西は開かれていますが、東と北は林が残されています。
6.頂上 2 北側
7.頂上 3 北西
8.頂上 4 東
どうですか?いいでしょう。登る労苦をいとわない人だけが味わえる世界です。
ちなみに、私のカメラは、公文書館などへ資料収集に行ったときに写せればいいだけのボタンを押すだけの簡単なものです。そのカメラでぶれないように写す練習しているだけの写真です。もうちょっと良いカメラの人はもっとエレガントに撮れます。きっと・・・。
(7)そうそう、一つ思い出しました。
20年近く前、真夏の8月の平日に大岳に登った時のことです。不思議なことに、往復の途中でも、頂上でも誰とも会いませんでした。
山といっても1200mくらいでは、気温は下界とそんなには変わりません。写真でもわかるように、頂上には日除けになるような東屋もつくられていませんし、おまけに視界をよくするために南側の木は切り払われていて日陰を作るものがありませんから、カンカン照りの中、からだは暑くなるばかりで、休まるどころかとめどなく汗が噴き出てきます。
仕方なく、上の「5.頂上 1」の写真の道標の辺りに腰を下ろして水を飲み、いそいで弁当を食べて降りることにしました。
半分くらい食べたときです、頂上の南の端の方に動くものがいるのに気が付きました。見ると、ヤマカガシの子どもでした。
ちょっとびっくりしましたが、小さいので見ていました。すると、どんどんこっちへ来ます。たぶん、私を見て興味を持ったのではないでしょうか。
ちょろちょろとこっちへ来るのでどうしようかと思い始めて、ふと親はどこにいるのかとキョロキョロと見回しましたが見えません。ちょっと安心していると、こどもは頭をペタッと地につけて止まりました。そして、じっとこっちを見つめていました。
何秒でもありませんでしたが、見定めが付いたのでしょうか、くるっと向きを変えて、来た方へ戻っていきました。 夏の大岳を見ると思い出すことです。
今日はここで。下りは明日にします。
【コレクション】も載せたいのですけど、いつも時間切れになってしまします。写真だけでも載せることを考えてみましょうかねえ。思案、思案。
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