(1)今日(27日)の複数の新聞で、イーロン・マスク氏がドイツ東部のハレで開催された極右政党の選挙集会にビデオ参加し、同党への支持を呼びかけたことが報じられていました。
マスク氏は、トランプ政権のメンバー入りが確実視されている人です。
(2)この人は、X(旧ツィター)によって極右支持の立場からドイツの総選挙に介入したことが知られていますが、その主張は歴史的事実に基づかない、金儲け主義から発している短絡的なものです。
ドイツでは、あの戦争に対する反省から、2度と戦争をしない取り組みをしてきた国です。その中には、とくにユダヤ人や進歩的知識人などに対する抑圧や大量虐殺などの戦争犯罪があり、その徹底追及は日本などがもっと学ぶ必要があるものです。過去の事実のより正確な認識は同じ過ちを繰り返さないための重要な手掛かりになるものです。
(3)ところが、マスク氏はその意味を全く理解していないどころか、むしろそのことを呪って、「子供たちは、曽祖父はもとより、親の過ちに罪の意識を抱くべきではない」とか、「ドイツの文化、ドイツの価値を誇りに思うのはいいことだ」と言ったそうです。しかし、これは間違いです。
(4)まず、「過去を知る」とか、「過去に学ぶ」というのは、よく知って、よいことは生かす手掛かりとし、一方、起きてしまった(起こしてしまった)誤りは取り返しがつかないから、これは2度と繰り返さないための教訓とするためです。
マスク氏のいうように、決して「親の過ち」たいして、あるいは、「親に代わって」「罪の意識を抱く」ためではありません。
(5)それから、「ドイツの文化、ドイツの価値を誇りに思うことだ」というのはその通りです。
しかし、その際、良いと思われることだけを学ぼうとすると、ブラックなところやグレイなところは避けられるかもしれませんが、良いところに入るべきところも漏れてしまうことになるでしょうから、結局、良いところも十分には学べないことになるはずです。
やはり、良いところだけ選んでのつまみ食いでは良いところも見えませんから、全体を知ることが不可欠です。
(6)思い出してください。ナチスは「ドイツの文化、ドイツの価値」を否定したのではなかったですか。〔その極右が「ドイツ文化に誇り」? オイオイ、なんにもわかってねぇな!〕
あのゲーテやシラーが活躍したワイマール、ナチスはそのワイマール文化を誇りに思うどころか、むしろを呪って、ワイマールの北に広がるブーヘンヴァルト〔ブナ林〕と言われる広大な林の中に収容所を作って5~6万人もの罪のない人々を死に追いやったのです。
マスク氏も、ドイツの極右も、歴史に目をつむっています。勝手なことを思い付きでいっているだけです。知らないにも程があります。
【コレクション 151 総説・ユダヤ人の歴史】
マスクスもアインシュタインも・・・ユダヤ人、だからではありませんが、読んでみたいなと思ってきた本の一つです。これを読むことが聖書の理解にもつながりそうです。
ああ、富岡の甘楽教会で見た高校生のお姉さんたちは清楚だったなあ!【実に不純】
この大きさは、B5判6㌻です。B5判3枚分の横長の用紙を最初に左から3分の1を折り込み、ついで右から3分の1を折り込むとできます。
全体は、
1㌻ 刊行案内などすべて出ています。*下に掲載。
2~4㌻ 推薦文
関根正雄 日本学士院会員 本書を勧める
秀村欣二 東京大学名誉教授 綜合的なユダヤ人の歴史のモニュメンタルな業績
新井 献 東京大学教授 最も信頼できるユダヤ人生活史 *下に掲載。
石田友雄 筑波大学教授 画期的な共同研究の成果 *下に掲載。
総目次(著者及訳者分担)
5㌻ 邦訳本文組見本
6㌻ 編者及訳者紹介
刊行案内
1㌻
3・4㌻の推薦文
以上です。
今日はここで。
カネにあかしての勝手な振る舞いや言動は断固許さない!
今日の雲
飛行機雲ではないようです。
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