(1)昨日今日のニュースは、自民党の総裁選に誰が立候補した・こう言ったということを取り上げていました。私は、裏金づくりの責任についてなんと発言するか注目しましたが、スッキリしたことは言いませんでした。
(2)その中で、小泉進次郎さんは、「夫婦別性」をやると言いましたが、それは当然として、いったいどんな手順で実施するのかわかりませんでした。
仮にこれから結婚する人を対象に適用するにしても、民法などの法整備が必要で、ずいぶん時間がかかります。つまり、この実現はまだ先のことで、めでたく小泉政権が成立したとしても、すでに倒壊しているかもしれません。
国民が今すぐやるべきと考えている裏金問題で主導権を発揮できない人が、どうして何年も先のことを保証できるのか、記者もその点を質問したらよかったと思います。
(3)もし、私が記者としてあの会見の場にいたら、お父さんであり元首相の小泉純一郎氏のことと併せて、次のような質問をしたでしょう。
「あなたは公約を気張って発表しました。そこは良かったです。
しかし、政策は、トツトツとでもいいですから、誠実に内容を語るのでないといけません。
では、伺います。
1.あなたは「自民党を変える」と述べたが、その手立てを教えてください。
2.純一郎氏は「自民党をぶっ壊す」と公約されましたが、どう違いますか?
純一郎氏が壊さなかったから延命して、裏金問題にまで発展したのではありませんか?
3.純一郎氏は、ブッシュ大統領が求めたイラクへの自衛隊派兵をしました。
また、アメリカが要求した郵政民営化を進め、国民生活を混乱させませんでしたか?
以上、総裁選立候補にあたって、元総理の評価をお答ください・・・。」
(4)え? 本命が石破? 対抗が小泉? へえ~!
石破さんは「もっと軍事を」とかいっているようですねぇ。
防衛費を教育費の2倍にしてまだ不足???
(5)この間の各候補の立候補をめぐる発言からわかったことは、次のようなことです。
1.汚れて不人気の岸田政権から新政権へ移行して、清新さをアピールしたところで総選挙に打って出ます。これは確実です。
2.(もちろん、勝敗はわかりませんが)うまく勝って、連立で過半数が取れたら、一気に改憲し、9条に自衛隊の合憲を書き込み、晴れてアメリカの一翼となって世界戦略に乗り出す・・・。これがシナリオです。
3.憲法9条の下でもここまで軍事大国化し、軍事産業ともかなり癒着が進みましたから、憲法改正・自衛隊合憲化が実現すれば、一気に世界有数の軍事大国になります。そうなれば、もういつか来た道・・・・。
ひるがお :影を写します
【コレクション 81】
きょうは「復刻 墨ぬり教科書」のチラシです。
日本はあの無謀な侵略戦争を仕掛けて、世界とくに周辺諸国に言語を絶する被害を及ぼしました。同時に、日本国民も、人的・物的に消耗しつくして終戦を迎えました。
その間、国民を戦争に動員するために、政府は皇国史観に基づく偏狭な教育を国民に強制していました。
戦後、政府も国民もそれまでの行為を反省して再出発しますが、教育の現場ではすぐには新しい教科書が間に合いませんでした。そこで、暫定的措置として、旧来の教科書の不当な箇所を抹消することになりました。それが「教科書の墨ぬり」です。
このチラシは、B5判です。 見た通りのものなので説明は略します。
裏側は、「墨ぬり前」と「墨ぬり後」との内容比較
刊行案内 全12冊/解説書1冊 A5判 定価29,500円 大空社 刊行年なし
以上です。
ちなみに、ウクライナ侵攻から2年近くたった先ごろ、ロシアで教科書が改訂されました。
中身はわかりませんが、いつの日か、墨ぬりか改訂版配付の日が来るでしょう。できるだけ早いことを祈ります。
きょうの西の空:中央の空中に見える影はコウモリです
きょうはここで。
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