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NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

「差別と日本人」野中広務・辛淑玉著(角川書店)を読んで。

2017-09-13 | 書評
この著作は
いつか読まんなんと思っていたものであります。

魚津市立図書館にあったので
読んでみました。

被差別と在日朝鮮人の
被った差別と苦悩の
現実の一端が
分かりました。

僕は
京都の佛教大学卒ですので
同和教育は必須でした。

したがって
ある程度の知識はあるつもりですが
やはり
差別の実態は重いものです。

野中氏と辛氏は
社会的に実力を発揮して
出世した方々ですが
一般の方々は
なかなか大変であろうことは容易に想像できます。


実際
その社会的差別の桎梏と重圧から
やくざや任侠世界に身を投じる人が多いのであります。

僕は
学生時代には
京都の南方で
土方のアルバイトをしていました。

その際には
現役のやくざさんもいましたし
スカウト現場に立ち会ったこともあります(あくまでも僕は真面目です)。


すなわち
僕のライフワークの原点とは
やくざが出来(しゅったい)してくる
被差別と在日朝鮮人の差別問題であります。


その意味で
本著作は
僕の原点を思い起こさせました。

そして
正義の味方になるために
出世せんなんと思いました。


おわり


高橋記(佛教大学社会福祉学科卒)