NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

明日あたり燈台へ波しぶき見に行こう

2017-09-22 | 音楽
明日あたり燈台へ波しぶき見に行こう

大アジア主義の本質に関する研究序説。

2017-09-22 | コラム
日本の近代における
大陸への進出と領土の拡大という
いわゆる大アジア主義の本質を洞察せねば
東アジアの正統なる歴史認識を共有することが出来ないだろう。


玄洋社や黒龍会を草創し
大陸浪人を輩出し
大東亜戦争で破滅の果実を招来した
事大主義的な大アジア主義の始原は

欧米の植民地支配といった悪しきためしや
中華思想の中心へ収斂する周辺の野望であった。


当時の欧米列強とは
近代革命と啓蒙思想に毒された覇権主義、覇道国家である。


中華思想は、本来文化的な概念であって
中原に覇を唱える軍事的なものではないはずだ。


つまり
本来
この世にはない神の国を
この世で実現しようとする
人間の僭越と傲慢が
大アジア主義の根底にある。


世俗的なシオニズム

救済を世俗的な社会革命に転化したマルクス主義や解放の神学

軍事的に社会を変革しようとする孟子の革命論といったものは

全て誤りである。


孟子の
世俗的な放伐論、革命論と
孔子の仁義は
全く異なる。

キリスト様の申された神の国は
イスラエルという地理的な場所に建国されるものでも
ダビデのような王が具現するものでもない。


すなわち
自然哲学であれ
啓示神学であれ

本物は
シンプルな道徳的答えに帰結するのだ。


軍事的な解決を唱道するものは
なべて
誤った言説である。


大アジア主義は
早晩
放擲すべき誤謬命題である。


おわり


高橋研究員(倫理学)