NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

9月の回顧と今後の展望。

2017-09-29 | コラム
9月は
困難な状況が続き
国政も波乱の幕開けとなった。


国政の主体が
何党になっても
本会は
是々非々でロビー活動を行い
官僚の皆様と国政を壟断するだろう。

権力主体への根回しや
行政への忖度力の行使は
事業を為すにあたって不可欠であって

本会が今まで実施してきた事業の殆どは
私の強引なまでの手法に拠って実現させてきた。

もし
私が良い人で遠慮深いならば

新聞に載っている事業は実現していないし
全国植樹祭は魚津桃山運動公園で実施されていない。


すなわち
小池知事の博徒のような度胸は
時代を開拓していく際に必要なタレントである。

それは
織田信長公の如き非常なる人材であろう。

かえって
本会は
政策的なコンテンツを牛耳るために
地味で忍耐強い歩みを続けるであろう。


10月。

わけが分からない時代に突入。

その混乱に乗じて
本会は野望を成就するだろう。

おわり



高橋記



西郷隆盛 もしくは永遠の維新者について。

2017-09-29 | コラム
日本の右翼は
究極的には
西郷隆盛に対する郷愁と尊崇に帰着する。

明治維新の中枢にいた人々が
近代に妥協し
欧米列強の植民地支配の悪行を真似て
脱亜入欧し
覇道の政治に堕落していったことへの叛逆としての

西南戦争という捉え方である。


覇道のまつりごとへの義憤と
王道への憧憬である。


近代の初めに
軍隊を否み
武士を守護せんとした
前近代主義の思想と行動に対するシンパシーと言えるかもしれない。


まさに
神風連の乱である。


三島の諫死とは
あくまでも
近代の軍隊を模した団体でなされたものであり
本来の右翼
正確には
前近代を志向する右翼とは異なる。

つまり
昨今の浅はかな右翼人士、保守論客とは
学問の基礎が欠落した
覇道の政治を志向する近代右翼である(だから大東亜戦争を肯定するのである)。


思想の根底に
西郷隆盛の王道、東洋の理想を掲げるものは
近代を超克しているがゆえに
近代右翼には含まれない。

それは
伝統右翼もしくは純粋右翼である。



私は右翼でも左翼でもないが
本来の純化された右翼思想の理念型を彰かにし
その是非を論ずる必要がある。


何れにせよ
メルケル氏の中道が
日本に醸成されないことは残念である。

今後
浅はかな右翼思想を持った指導者を戴くような
日本が顕現するならば
またしても
日本は世界から孤立するだろう。


おわり


高橋記(研究対象:ジョセフ・ド・メーストル、ルイ・ド・ボナール)