富士山を眺める山歩き! 東京の夜景が見える!
と言うキャッチコピーに心奪われ、丹沢山縦走ツアーに参加して来ました
11月9日(土)
大倉登山口より出発
総勢21名+登山ガイドさん、添乗員さん
新潟の山道と違って、登山道は非常に歩き易い
この大倉尾根コースは人気のようで、かなりの人とすれ違い(出発が午後だったので)
幼稚園児などの子供も多く、1,000m以上の標高差を登ったんだ~と思うと、感心してしまいます
天気予報では本日は登山日和
・・・のはずでしたが、登るにつれガスが出始め、徐々に視界不良に
塔ノ岳(1,491m) に着いた頃にはこんな感じ(-_-;)
標識を正面から撮ろうなんて気にすらなれません
山頂脇にある山荘に今日はお泊り
富士山も夜景も見えません
だって数m先さえ見えないのですから・・・(>_<)
期待していた今日の天気に裏切られ、明日は大荒れ 意気消沈
11月10日(日)
天気は暴風、幸い小雨
今日の予定は、塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~東野
5:30に出発しました
強い風に脅かされながら、もくもくと歩き続け 丹沢山(1,567m) に到着
ガスガスです またも正面から撮る気にすらなりません
次は蛭ヶ岳に向かいますが、途中から強風をもろに受けながらの歩きになります
風にあおられながら突風に耐え、立ち止まっては歩く、の繰り返し
そして、その時が・・・
突風にあおられ、70~80cm位の高さの木道から脇の笹原に飛ばされてしまいました
「大丈夫~!? 一回転したよ!(@_@)」
と言われましたが、自分がどうなったのかさっぱり分からず、
気付いたら後ろ向きで蛙姿勢で着地してました
土の上で良かった・・・
その後はもう突風に飛ばされる恐怖心が強くなってしまい、木道や板階段では足がなかなか出ません
後で添乗員さんに 「突風姿勢が分かってない」 と指摘されました(-_-;)
しばらく進んだ後、強風吹き荒れる中、列は止まり、ガイドさんの判断で引き返すことになりました
この先、細尾根、岩場、鎖場があるようで、
私のような素人がまた飛ばされて滑落でもしたら責任重大ですからね
またあの道を戻るのか・・・と超不安でしたが、何とか丹沢山まで戻りひと安心
板階段なんて、四つ這いで後ろ向きで下りてきました(笑)
他の皆さんは歩いて下りて来たというのに・・・ビビりですね、全く
予定ルートが変更され、丹沢山から宮ヶ瀬の方へ下りることになりました
強風に耐えながらの歩きと言うのは、かなり体力を消耗するもの、丹沢山でしばし休憩です
しかしここからまだまだ11kmの山歩きです
丹沢三峰を越えて行くので多少のアップダウンもありますが、
風さえ弱いのであれば、無問題
かなり安心して歩けましたが、上空はビュンビュンと風がうねっていて、音を聞くだけでも恐怖な感じでした
そして時々強風にあおられ、途中でまた一人数m飛ばされました
おそるべし突風
やっとカメラを出す余裕 こんな登山道
落ち葉のおかげで足元フカフカ、膝に優しい でも落ち葉の下にはトラップあり
岩やら木やら、滑らないよう注意が必要
紅葉の様子
こんなもんでした・・・
14:30 ケガなく、全員無事下山
「死ぬかと思った~」
との私の泣き言を添乗員さんは
「こんなんで死ぬわけねーてー」 「死にたくたって死ねねーてー」
と軽く一蹴
世界最高峰に登ってる人ですから、レベルが違い過ぎます^^;
そんな山男を絵に描いたような添乗員さんは、
居るだけで安心感があり、頼りがいもありました
そして対照的なガイドさんは、穏やかで冷静な方でした
撤退を判断してくれたおかげで、無事下山できたと思ってます
丹沢山が記念すべき百名山20座目だったのですが、
最高峰(蛭ヶ岳)に立っていないので、いずれリベンジが必要ですね^^;
ただ突風へのトラウマが強く、今でも思い出すと身震いしてしまい、山を怖いと思ってしまう程です
自然の恐怖を思い知らされた山行きでした
しかし最後の山行きがこんな不安感とともに終わってしまっていいのか・・・