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有名な著書「名画を見る眼」は若い時に読みました。名画を一つ一つ深く掘り下げての解説、絵画を見るときはこういう所もちゃんと見るのだということを知りました。
ベラスケスの「ラスメニーナス」とファン・アイクノ「アルノルフィーニ夫妻の結婚」を【鏡】の扱いについての比較を時代変化と合わせて解説、マネの「オリンピア」の裸婦像について、ビーナスのような神なら裸婦でもよいが神でない人間の裸婦を描いたことは当時大変な話題になったこと、ルノアールの「ピアノに寄る娘たち」は平和な女性の姿の絵で室内にも飾れるような絵画、ルソーの「眠るジプシー女」、これは理屈を超えて訴える面白さ、美術の流れに乗り切らない画家は出てくる・・・・等 ナルホドと思いながら楽しく解説を聞かせていただきました。
そして最後に【文化の火は絶やしてはいけない】と言われたこと、印象深かったです。