冬の「静」・春の「動」その間を揺れ動く時期ということで釣り釜の季節です。
炭手前をしました。
釣り釜では鎖の上げ下げや、弦や鐶の扱いが難しいです。
弦と大きな鐶で持ち上げて釜を下ろします。重いと大変なので普段より少なめにお湯を入れておきました。茶事では釜には水を入れますが、お稽古ですし、初炭の後すぐお点前を稽古するのでお湯です。
鎖を三目上げたり、五目上げたりするのでちょっと鎖に目立たなく目印のテープを貼っておきました。
釣り釜は筒釜を使用したので、炭も小ぶりのものを使いました。
やはり炭手前をした後は炉の中はきれいに火が熾りお香の香りも重厚で清められる気がし、お稽古も弾みます。