NHKラジオ深夜便で朝方「誕生日の花ことば」というコーナーがあります。
今日9月19日は私の誕生日…花はオミナエシ・花ことばは美人・はかない恋・親切でした。
オミナエシは秋の七草にも入っている可憐な花です。
しかし茶道ではオミナエシを茶花として禁花になっています。理由はオミナエシを漢字で女郎花と書くからとか…
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山藤宗山著【茶花の入れ方】を読んでみました。以下引用します。
利休の狂歌に次のように言われています。”花入れに入れざる花は 沈丁花・大山錦(ミヤマニシキ)にケイトウの花” と。
また南方録にも ”女郎花・ザクロ・河骨・金銭花”と書かれています。
つまり香りの強い花、見どころのない花、あくどい色彩の花、名称を忌む花、季節無しの花、針やとげやのある花、茶の湯にそぐわない花など。
ただし女郎花は禁花になってはいますが、茶花として多く用いられています。この花は花を入れて日が経つと悪臭を放ちます。席入りしてすぐ拝見する茶花はその瞬間的な花の良さがカギですから悪臭とは関係ありません。
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読んでみて,オミナエシは禁花から外れるようでホッとしました。