11月の茶会のため今年は一か月早く炉開きしました。
炉開きの時は「3べ」と言い、「べ」の付く道具を二つ三つ使うと云われています。そこで瓢の花入れと織部の茶碗を出しました。
「3べ」を使うということは利休さんの時代にはなく大分あとになって出てきた習慣らしいです。
真言密教の考えからだそうで、禅宗の思想が入っている茶道に真言密教の考えが入るというのも不思議・・・
半年ぶりの炉の稽古でしたが、皆様見事にお点前をされました。
今日はちょうど中秋の名月にあたります。
お菓子は源吉兆庵の《舟月夜》お月様と兎が金太郎あめのようにどこを切っても出てくる羊羹。
干菓子は甲州の銘《月の雫》、これは葡萄を丸ごと砂糖でコーティングしたもの。
昨夜、散歩の時、雲間にほぼまん丸い満月を眺めました。
まさに村田珠光の侘び感、雲間の月でした。
今晩も月見られるでしょうか?