宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

茶会直前稽古

2018-05-13 07:09:39 | 茶道
茶会を間近に控え、稽古にも熱が入っています。
昨秋も茶会をしましたが、その時にお点前をした方は今回は水屋に回り、お点前をしなかった方がお点前をします。茶会デビューの方がほとんど。中には茶を始められて一年未満の方もおられるので、稽古にも熱が入ります。
とにかく生徒の皆様に大寄せの茶会でお点前の経験をしてほしいのです。稽古とは違う雰囲気で点前をすることは良い経験になることと思います。自信にもなると…
しかし、初心者だからと言って眼だるい点前になってはお客様に申し訳ありません。
薄茶を点てることは皆さん大変お上手、後は綺麗で安心感のあるお点前があれば薄茶もさらにおいしく感じることでしょう。

今回は点茶盤でします。長板総荘りの設えですが、道具が盤にすべて載っているので畳でのお点前とは違って気を付けなければならないことが多くあります。
最終稽古は私の羽織を着て袂の感覚を実感しながらの稽古です。

初心者の大学生の方が昨日の稽古で「お点前をスマホで動画をとって良いですか?」と云われたのにはびっくりしました。
「えっ!」と思いましたがお茶会も迫ってきているので良いことにしました。
動画で順序を確認するのも一つの考えでしょうが、文字から順序を覚えてきた私からは想像もつきません。
動画に取るのは今回限りと約束しました。

【茶の道は、心に伝え目に伝え耳に伝えて一筆もなし】
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宇治茶 @ブラタモリ

2018-05-06 13:05:48 | 茶道

土曜日は「ブラタモリ」を楽しみに見ています
5/5は宇治市をまわり、「宇治がなぜ茶所になったか?」をひも解く番組でした。

例によって宇治市の地形から入り、宇治川と今では暗渠になってしまった見えない川との間に扇状地が出来、また丘陵地もある地形。

もともとこの地は平安時代末期には藤原氏が統治していて、藤原氏や貴族の屋敷があったそうです。しかし藤原氏が滅びて鎌倉時代になるとそれらの屋敷も亡くなり茶畑になったのです。

折りしも中国からもたらされた茶を飲む習慣が貴族、武士や僧侶の間でひろまり、茶の需要が増えたので、茶畑になったのでしょう。そして水はけのよい扇状地が茶の栽培に適していたのです。

扇状地の茶は濃い味わいで、丘陵地の茶は香りが良いそうです。

そこで【茶師】という人が出てきて、「濃い味わいのお茶を」とか「香り高いお茶を」など注文主の要求に応じて茶葉をブレンドするのです。この【茶師】特権階級で帯刀が許されたほどです。

現在でも茶をブレンドしているようです。ですから家元お好みの茶を茶園がブレンドして銘が付くのですね。

【茶師】の名残りが今の茶席三役の一人である【詰】にあたるのでしょう。
また、濃茶席で「お茶名は?」「お詰めは?」と尋ねるのも、こういう理由ということが分かりました。

抹茶を作る工場では何台もの茶葉を挽く石臼機械が動いていました。機械でも一時間に挽くことができる抹茶の量はたった30g。
茶事では懐石の間に裏で茶を石臼を手で回して抹茶にと、言われますが実際に手でするのには相当力が要るし時間がかかることでしょう。


超上等な抹茶は30gで5400円もするとのこと、納得です。抹茶は大変な工程で作られるので大切に無駄なく使わねば罰が当たると改めて思いました。
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庭の手入れ・蛙出現!

2018-05-05 13:01:40 | 日記

毎年5月の連休には草むしりなど庭の手入れをします。草もまだ小さいのでこの時期にむしっておくと良いのです。
また、花が終わった山吹や椿の新緑等が元気よく伸びてしまっているので剪定したりします。

北向きのちょっと湿ったところを草取りをしていたら、何と、もこもこしていた土の中から蛙が頭を出しています!我が家の庭には蛙が住みついているのですが、すぐそばだったのでちょっと驚きました。
でもじっとしているので私もそのままにして草を取ることに集中。しばらくして戻ってみると居ません。周りを探すと落ち葉を保護色にして後ろを向いて坐っています。(↓)
この時期72候によると5月立夏の初候は「蛙始鳴」。鳴いてはいませんが蛙に出会ったのは必然・・
2時間近く庭の手入れをしましたら大きいゴミ袋3個分となり、さっぱりしました。
今年は花の開花が全体に早く、クレマチスもアジサイもしっかり蕾をつけています。
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金婚記念の会

2018-05-03 16:57:53 | 日記
今年は私たち夫婦の結婚50周年記念、金婚の年です。結婚式は11月なのですが繰り上げて今日祝ってもらいました。
息子夫婦・娘夫婦と孫たちが昔結婚式をした会場で祝う会をしてくれました。

午前中は雨風、いわゆるMay Storm でしたが、出かけるころにはおさまり日も照ってき、ラッキーでした。
私たちはお見合い結婚、主人いわく私は○○番目のお見合いだったそうです。私は初めてのお見合いでした。年齢差は8歳。
こんなにながく何事もなく過ごせたのは、忍耐ももちろんありますが、主人に対する尊敬の念があったからだと思います。そんなに優しくはないですが、しっかり仕事をして博識でバランス感覚の良い頼りになる人だったからです。

主人は病気も何回かしましたがその都度不死鳥の如く立ち直りました。
今は大分歳をとったと感じますが、今日は久振りに背広を着ての外出です。
一族10人集合して楽しい食事会でした。

結婚式の時に会場の写真館が撮ってくれた8ミリも、息子がDVDに変えてくれ、50年ぶりに初めて見ました。

年長の孫が中心となって「Happy Golden Wedding Anniversary 」という寄せ書き&フォトの素晴らしい手作りアルバムをもらいました。


皆元気に集い祝ってもらえて最高に幸せな一日でした。
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