宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

稽古の和菓子

2021-03-10 18:02:34 | 茶道


毎回「稽古ノート」にその日に稽古をした項目や、床の飾り、お菓子のことを記録しています。
2017年からは和菓子の絵を色鉛筆で描くようにしました。今まで和菓子の絵は私のつたない絵でした。

ところが今年に入って水曜クラスに絵を描くのが好きな方がいらしてその方に書いていただいています。色鉛筆画です。
お内裏様のお菓子の絵は本物そっくりの逸品!

「お稽古ノート」は2005年から書いていて今10冊目。

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貴人清次花月

2021-03-03 15:25:19 | 茶道


このところ小習の貴人点・貴人清次をそれぞれ濃茶、薄茶で稽古しました。
そこで今日は貴人清次花月をしました。これはお薄です。
お茶を頂く人が予め決まって、貴人であれば貴人茶碗でお薄を点て、お共が当たればお共の茶碗で点てる・・・・というものです。
貴人の席は貴人だけが座れる席です。一回目にしたときは貴人が「初花」になりました。貴人席は空席にしておきます。貴人が点てたお茶を頂く人は一礼をして茶碗を引きます。
貴人がお茶を頂く「月」を引いたら次客が取次ます。
一回目は皆、戸惑いながらしましたが、2回目は理解が進み、まあまあの出来でした。
その後平花月をしましたが、お茶碗は一種類であるので点前座が何となく簡素に見えました。

コロナ禍では濃茶のある花月や七事式は出来ない状態です。
しかし、薄茶だけのものは結構あるので今後も稽古しようと思います。
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痛くない死に方

2021-03-01 07:42:43 | 日記



A新聞に月2回「定年時代」というおまけの新聞が広告と一緒に入ってきます。
その表紙に「平穏死」という長尾和弘氏の記事がありました。長尾氏は開業医で在宅医療で何人もの方を看取られた方です。著書の「痛くない死に方」という本は映画にもなっています。

その中で、2年前に亡くなった主人のことを思い出しました。
亡くなる前の深夜、寒い時期でもあったのに寝ながらパジャマのボタンをはずして脱ぐ動作、そしてズボンまで脱ごうとする動作がありました。私は「寒いから着てて」と言ってボタンをかけ布団を掛けました。この動作が私はずっと不思議でたまりませんでした。
今日上記の記事を読み初めて合点がいきました。

死ぬ間際に命の炎を燃やすがごとく猛烈に暑がり始めるのだそうです。そして服を脱ぎ始めるのだそうです…まさに主人がそうでした。
そして主人は翌朝午前中に亡くなりました。

亡くなる数日前に「点滴どうしますか?」と訪問の医師に言われた時、主人は「しなくて良いです」とはっきり断りました。「針でなくお腹に貼る点滴もありますけど」とも言われましたが主人は断りました。看護婦さんから後で聞いたことですが、もう体がそういう状態の時に点滴すると体がむくんでしまって余計辛くなるそうです。お陰で枯れるように穏やかに亡くなることが出来ました。
医師であった主人はそのことを分かっていたのかはっきり断っていました。

3回忌を先週家族だけで自宅で行いましたが、ずっと不思議に思っていたことが今朝の新聞で分かりすっきりしました。
コメント (2)
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