宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

大船観音と円覚寺巡り

2022-03-03 18:06:26 | 日記


高校生の頃 鎌倉から横須賀線で東京の高校に通っていました。
大船を通るたびに山の上に大きい観音様の像があるのを見て、いつか行ってみたいなと思ってました。

それがこの歳になりようやく今日行ってきました。
山の上なので急坂と階段を登ってようやくご対面することが出来ました。
青空を背に真っ白で、大きいです!観音像では髭を生やした観音様があって男女どちらか分からない像が多いですが、この観音様は女性的なお顔立ちで、頭や肩を布で覆い、まるでマリア様か女神さまのイメージです。体内にも入れます。 世界平和を願って造られたもの…今ロシアとウクライナで戦争が始まっていてどうなるか不安の世。観音様にお祈りしてきました。


天気も良いので北鎌倉の古刹、円覚寺にも行きました。
駅からすぐのところに総門があります。パンフレットの地図通りに山門、仏殿でお参りして、国宝という鐘楼を見に…そこは階段130段ほど登ったところにあり大変でしたが、眺めも良かったです。
今大河ドラマで「鎌倉殿の13人」をしていますが北条時宗に因んだお寺です。蒙古来襲で亡くなった多くの霊を弔うために建てられたそうです。
山を背にいろいろな堂や庵、院が建てられていてさすが臨済宗の大本山だけあり、広大なお寺でした。

帰って歩数計を見ると8079歩、天気も良く暖かでとても楽しい日でした。

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釣り釜

2022-03-02 19:06:15 | 茶道

3月は釣り釜の時期。鎖が揺れる姿が三寒四温の春を思わせるので釣り釜をします。
吊るので五徳は外します。
お釜はやはり筒釜のようなものを使います。このお釜は口が狭く、炉用の柄杓だとお湯を汲むときにちょっと気を遣います。
筒釜は、普段は風炉釜として使い、その時は風炉用の小ぶりの柄杓を使います。
そこで風炉用の柄杓を使ってもよいかしらと、一瞬思い生徒さんに問いかけました。

その時に生徒さんのお一人が「ちょっと思いついたのですが、炉の時は柄杓を伏せて釜にかけ、柄の先は畳に付くので皮目が斜めに切られているものを使うのでは」と。
確かに皮目は畳付きになり斜めに切られているので畳にしっくり落ち着きます。
すごい発想!!!素晴らしい発見!!!
思わず皆様から拍手。私も「すごいわ」と拍手。

柄杓の柄の先の切り方を違えているのにはちゃんと理由があったのです。
多少やりにくても炉用の柄杓を使わなければならないことになりました。

生徒さんの茶道に対する習熟度が深まってきたことに、いたく感心し嬉しく、生徒さんから今日は学ばせてもいただきました。
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