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宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

蓋置の拝見

2023-02-05 18:45:21 | 茶道


大分前の午年の時に 初めて友人に誘っていただき立礼の茶会をした時に求めた蓋置。
真葛造の春駒の絵が描かれているものです。

初午も近い事なのでお稽古に使いました。
絵があるのですが炉縁に置くとお客様から絵は見えません。
絵のある蓋置はどう置くのか調べましたが、花押のあるものでも花押を前にして置きやはり客側からは見えません。
見せびらかすものではないという茶道のつつましさでしょう。
そこでそういう時は正客が気を利かせて茶器の拝見をお願いするとき「蓋置も拝見できませんでしょうか」と所望するとよいのでは…
今回初めて蓋置の拝見をしました。
柄杓を棚に飾って、蓋置は棚に飾らず、棗と茶杓を出す位置より下座に出します。

正客はお道具を返すとき蓋置はやはり出された位置に返します。
亭主は拝見物を取りに出てお尋ねにこたえ、蓋置を棚に飾り、薄器も飾り茶杓だけ持って下がります。
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十よりかえるもとのその一

2023-02-04 17:23:24 | 茶道

利休道歌に「稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」というのがあります。
正にその道歌を反省をもってつくづく思い知ることが起きました。
上のお点前をある個所間違えて皆様にお教えしてしまったのです。


このところ「大円草」というお点前を各クラスでお教えしていました。
今日生徒さんから「先回お稽古したお点前で 私のメモノートと違う手順でした」と言われました。
「えっ、どこが?」と聞くと、「練り上げたお茶をお客様にお出しする手順が」とおっしゃいます。
私は今回お教えした手順が正しいと頭から思っていたのですが、「私のノートも見てみるわね」と言い 見直してみましたら、ナントその方の手順が書かれていました。その方に私が以前にお教えした時は正しくお教えを・・・
ガーン!!!です。思い違いをしていました。大反省です!

事前に頭の中では予習をしていましたが、ノートはサラッとしか見ませんでした。思い込みはダメですね。

何だか宗旦時代の清巌和尚の ”「懈怠比丘不期明日」 (遅刻するような怠け者の僧である私には、明日はない)を思い出しました。
怠けものに明日はない・・・・大反省しました。
一から出直そうと思います。
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友からのお手紙

2023-02-01 19:02:14 | 日記

素敵な寒中見舞いを頂きました。
高校・大学と一緒だった友人からで、私とは流派は違いますが、茶道の先生もされています。

昔から書がお上手で、巻紙でもハガキでもさらさらと麗しい文字や絵も添えたお手紙を頂きます。
私も筆まめなのでお手紙のやり取りはずっと続いています。
美しい筆文字のお手紙は大事に小引き出しに取ってあり、かれこれ40通にも・・・


そして今回は紅梅白梅が枝いっぱいに広がった紙にさらさらと。
短歌も詠まれる方ですが、今回のお手紙には何と長歌が認められていました。
長歌まで詠まれるなんて…受け取った私は平安時代にワープした感じ!

さてどうお返事しましょうか。
拙筆ながらも心を込めて・・・書くことにします。
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