仕事も家庭も順風満帆だった小山内堅は、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を亡くしてしまう。
悲しみに暮れる小山内の元に、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。
三角は面識がないはずの娘・瑠璃と、彼が過去に思いを寄せた同じ名前を持つ女性について語り始める。
不慮の事故で妻子を亡くした男性と、かつて とある女性に許されない恋をした男性が、
ひとりの女性の存在によって交錯していく、生まれ変わりをモチーフにした恋愛小説。
大泉洋さんが熱演してました。
原作の著者・佐藤正午さんは、この作品で直木賞を受賞しました。
私は、佐藤さんの小説では『身の上話』が一番 好きですよ。