著者 彩瀬 まる
産まれて間もない子供を亡くしてしまい、
自分の感覚がまるで今までとは違う星に
来てしまったように感じる青子(表題作『新しい星』)
各々が深刻な事情を抱えている、大学の合気道部の仲間
(男女4人)が久々に再会。
引きこもりという自分の現状を知られたくない玄也は
仲間との再会の一歩が社会復帰のきっかけとなります。
家族には見せられない弱い部分を見せられる友人関係。
8話の短編集。
>視野が狭くなっていたなと思う。余命は誰にもわからない。
目の前を通り過ぎた見知らぬ人々が どんな人生を
抱えているかなんて知らない……
どんな命も、先はわからないということだけが平等だ。
(乳がんになった茅乃の心の言葉)