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図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

『新しい星』

2022年12月19日 | 

著者 彩瀬 まる

 

産まれて間もない子供を亡くしてしまい、

自分の感覚がまるで今までとは違う星に

来てしまったように感じる青子(表題作『新しい星』)

各々が深刻な事情を抱えている、大学の合気道部の仲間

(男女4人)が久々に再会。

引きこもりという自分の現状を知られたくない玄也は

仲間との再会の一歩が社会復帰のきっかけとなります。

家族には見せられない弱い部分を見せられる友人関係。

8話の短編集。

 

>視野が狭くなっていたなと思う。余命は誰にもわからない。

目の前を通り過ぎた見知らぬ人々が どんな人生を

抱えているかなんて知らない……

どんな命も、先はわからないということだけが平等だ。

(乳がんになった茅乃の心の言葉)