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今年のアカデミー賞外国語映画賞受賞
ええもうそれだけの理由で、全く内容も知らないままで観て来ました~
アルゼンチンアカデミー賞17部門ノミネートで、13部門制覇の快挙。
アルゼンチンで歴史的ヒットをした作品なんだとか。
監督/脚本は、ファン・ホセ・カンパネラ。
主演はファンホセ監督作常連のリカルド・ダリン。
刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に起こった忘れがたい暴行殺人を題材に小説を書き始める。
時は25年前。妻を突然奪われた銀行員の愛情に心を動かされたベンハミンは、
判事が止めるのを無視して犯人探しを始める。
そしてようやく犯人にたどり着いたとき...!
25年前に失ったと思っていた愛を取り戻そうともがく男の物語と、
陰惨な殺人事件で妻を失った男の永遠の愛をリンク
未解決事件を追う犯罪ドラマであり、
その謎解きを楽しむミステリーでありつつ、
秘めた想いを抱えるベンハミンの心の内を丁寧に描いたラブストーリーでもある。
8/10(81点)
始めは何がどうなってるんだろう、とバラバラになったパズルの断片を見せられているんだけど
次第に繋がっていって、ひとつのパーツが出来上がっていく。
知らないうちにどんどん惹き込まれていく面白さがこの作品にはあった。
面白い映画の典型というか、主人公が何かに気付いたりするシーンは
観ているこちらもワクワクして目が離せなくなる。
登場人物が初めから限られているから、犯人の予測は大体つくけれど
それでも、いやどこかで覆えされる、もしかしたらこっちが?という疑問も浮かんだり。
ココからネタバレ
犯人に関しては、もしかして夫が?などと途中疑ったりもしたけど、
思い返せば最初の方で「犯人は殺してしまえばそれまで、終身刑にするべきだ。」と印象深く言ってたのがそのままだった。
あれがあったからこそ、ラストの「終身刑ですよね」は本当に印象的で、
そして強烈なひとこと。
あの後半の展開で私の中のこの作品の評価はぐっとポイント上がった。
そしてすごく痛ましいのが同僚で親友でもあるこのおじさん(泣)
前半でのおとぼけキャラ、笑わせてくれていいコンビだったから。
本当にこの一連の事件に巻き込まれたのが可哀想でやるせなくて。
惨殺な過去の事件と、過去に愛していた上司との叶わなかった想いとを巧みに交差させて見せる手腕には脱帽。
殺された妻のアルバムをみながら、犯人はコイツだ!とズバリ目を付けたり、
サッカーの会場であんな人が多い中、偶然見つけ出したりちょっと都合よすぎな気もしたけど、それ含め
映画としての面白さがつまった作品だった☆
犯人の顔がこれまた、オズワルド的なというか、憎らしい顔しててハマり役!
愛する妻を殺されたのだから、この夫のおそるべし犯人への執着心、わからなくもないなぁ、、、、。
意外にも、笑える場面もちょこちょこあり、楽しみながらも先の読めない展開は
これぞエンターテイメントな作品
サスペンス好きな方は、必見!
公式サイト
EL SECRETO DE SUS OJOS 英題 THE SECRET IN THEIR EYES 2009年 スペイン/アルゼンチン 129min
8月14日よりTOHOシネマズシャンテ、
8/21~新宿武蔵野館、仙台、名古屋、千葉、大阪、福岡。
9月~札幌、京都、神戸ほか、順次ロードショー
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