1982年の、ジョン・カーペンター監督の傑作SF「遊星からの物体X」のビギニング
カルト的な人気で面白いあの映画をどう作り直したのか、ジョン・カーペンター版をベースにその前日譚を描く。
ということでめちゃくちゃ気になってました~♪
試写にて鑑賞。
去年オリジナルを観直したのでレビューあり。
遊星からの物体X /THE THING
原題はオリジナルと同じ。
「リメイクものではなく、その前を描いたビギニングもの、」って
先に観てたyueに聞いて知ってたのに、なぜか観てるときは勘違いして比べて観てた。
あくまでも始まりを描いてるので、少し違うけどやってることはけっこう同じ。
それでもオリジナルを観ていない人も、観ている人も楽しめる作りにうまくなっている所に感心。
監督は、CMは手がけて来たがこれが長編デビュー作となる マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr。
主演は「ボビー BOBBY」のウェイトレス役や、タランティーノの「デス・プルーフ」、「ダイハード4.0」、
「スコットピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」で主演をしたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
他にはたまにB級コメディに出てくる、エリック・クリスチャンオルセン。
LOSTシーズン2、3でミスターエコー役だったアドウェール・アキドエ=アグバエも出演。
LOSTのときカッコ良かったのにかなり太っちゃってザンネン
オリジナルでは主演はカート・ラッセル。似たようなシーンが。
最初に、1982年の「遊星からの物体X」のビギニングと書いたけど
実はもっと前に、同じ原作で51年の「遊星よりの物体X」がある。
その過去の2作品は、
南極のアメリカ観測基地が舞台で、冒頭、そこにノルウェー基地から犬を追ってヘリが現れるシーンで始まる。
本作はそのノルウェー基地で何があったか?を描いてる。
大好きなR.ロドリゲス監督作でジョシュ・ハートネットのデビュー作でもある「パラサイト」
はこのオリジナルの話にベースが似てる。
未知の生物が出てくるエイリアンものだけど、この映画が面白いのは
1.謎の物体が現れ、その造形ヴィジュアルと、それらは人間に寄生し
中から入り込んで、その人自身に成り代わっちゃうってところ。
仲間だと思ってた身近な人間にいつやられるかわからないという恐怖
誰がバケモノになっちゃったか、あててみよう~♪ なんてね
2.その、ヤツらにやられたあとのビジュアル!と変形していくまで。
リアルでグロくてなかなか前作に負けず劣らず!
1982年のジョン・カーペンター版はちっちゃいカニみたいな面白いのが
出て来たりしたけど
今回もすごいがんばってる!
のけぞっちゃってるし
顔くっついちゃってるし
8/10(80点)
オリジナルが特殊メイクが素晴らし過ぎて、キャラの造形なども当時にしては
すごくて面白かったからそこにはさすがに至らずだけど
こちらも負けない程ちゃんと作ってた。
これはお金かけられないとムリだし、前作のファンをがっかりさせるような
しょぼいビギニングにならなくてよかった~
ジョン・カーペンター版のファンでも楽しめるし、はじめて観る人でも
何じゃこりゃーで、それもまた面白いと思う。
それと、ちゃんとうまくエンドロールの最後の最後で、「遊星からの物体X」のオープニングに
繋がる様になってるのは観た人だったらちょっと嬉しいオマケ。
仲間内でエイリアンにされてしまったかどうか確認するのが、
前作では血液検査だったけど、今回は燃やされてしまって出来ないという事で
新たな方法で調べる。
それは、有機物は変身できないってことで 口をあけて歯の詰め物をみて判断という方法。
今回はここが見どころのひとつでもある。
とにかく、どんな人がどんな姿にされちゃうのかというのも面白いものだから
予めもっとキャラに親しみもてるほどそれぞれのキャラを描いてたら更に面白かったのになー
それでも睡眠不足のまま観たのに全く眠くならない展開で満足。
この夏、ぜんぜん面白いホラーがないので
ちょっと怖いの、かわった映画観たいなーという方にはぜひオススメ
THE THING 2011 2011年 アメリカ 103min
8月4日(土)より、ロードショー
ある日、南極大陸の太古の氷層から未知の生命体が発見される。さっそくコロンビア大学の考古生物学者ケイトが、調査のためにノルウェー基地へと向かう。しかし発掘された氷塊から生命体が飛び出し、隊員たちを襲い始める。その生命体は取り憑いた生物に擬態する能力を持っており、体内に侵入されてもしばらくは 誰も気づくことができなかった。しかもケイトの研究によれば、すさまじい勢いで増殖しているという。誰が乗っ取られているかも分からず、疑心暗鬼と恐怖で パニックが拡がる中、懸命に対処法の発見に努めるケイトだったが…。
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