この映画、キャストたちがサイコー
気付いたら、周りはサイコパスなヤツだらけ
今年は園子温の「地獄でなぜ悪い」が受賞した、
2012年 トロント国際映画祭<ミッドナイト・マッドネス部門>深夜上映部門の観客賞受賞
コリン・ファレル、サム・ロックウェル、クリストファー・ウォーケン、ウディ・ハレルソン他、
豪華キャストが緻密な脚本に惹かれ集結したシニカルなクライムサスペンスコメディ
楽しみにしてたけど、日本公開してくれて良かった♪
監督/脚本は、「ヒットマンズ・レクイエム」で高い評価を受けたマーティン・マクドナーでコリンと再びタッグ 。
酒好きで、 ネタが思いつかない脚本家、マーティにコリン・ファレル。
いつもはバリバリ主演って感じだけど今回は振り回されっぱなしで笑える。
実の主演はこっちじゃないってほど、そのキャラもハマりすぎな
イカれた男、ビリーにサム・ロックウェル
マーティの友人で役者。脚本づくりにネタ提供で協力。
ワンちゃんを誘拐し、見つけたとそのお宅に伺い謝礼をもらって生活のろくでなし。
その相棒に、クリストファー・ウォーケン演じるハンス。
どんどんドラキュラ風な風貌になってていい味 笑。
なかなか面白いキャラ。
そして、恋人よりも愛犬命。
ワンちゃんを愛するマフィアのボス、チャーリーにウディ・ハレルソン
カッコイイ!し、悪人だけどどこかおちゃめで憎めないのはハレルソンならでは
イカれたメンツのひとりなのかと思ったら、
そのマフィアの恋人にオルガ・キュリレンコ。かわいい
めっちゃちょい役で贅沢な使い方。笑
そして悪人退治をする正義の殺人犯夫婦。 トム・ウェイツ。
あと、アビー・コーニッシュ(左)や
「プレシャス」のガボちゃんもちょこっと出演。
映画の脚本の中でもそういうセリフが出てくるけど
ほんとに女性陣がちょい役だらけ。
でも、変に恋愛とか絡めてだしてこないのがいい。
シニカルユーモア&バイオレンス
クレイジーでイカれたヤツだらけ
とりわけイカれてんのが予想通り、サム・ロックウェル。
8/10(80点)
これ好き~!
トロント映画祭の夜上映部門で観客賞もわかる気がする。
もうちょっと面白かったらまたすぐ観たくなるってなるんだけどちょっと惜しいな、
驚くほどの展開とかではないものの、脚本がうまく緻密に計算されてて
キャラもちゃんとうまく描かれてるし、それぞれが少しづつ絡んでくるところも良い。
そして何より、キャストたちがとびきり魅力的
とくにわたしのお気に入り3人。
サム・ロックウェル、ウディ・ハレルソン、クリストファー・ウォーケンが最高
徐々に本性を現してくサムロックに愛すべきオッサンのひとり、ハレルソン♡
クリストファーウォーケンの謎めいたキャラ。首に巻いたスカーフの下に隠された過去の秘密。
コリンは振り回されてる姿がなかなかハマっててそれはそれで良かったし
映画の中で練られていく、新作映画の構想。
ハンスのセリフで、ベトナム人のキャラがイイって言ってるけど
わたし的にはあのベトナム人いらないからもっとイカれたキャラ
ちゃんと出せば良かったのになーって。
オルガちゃんとか、ポスターに出てるメンツが全員イカレキャラで
7人かと思ったらそこ違った。
それに宣伝の文章では、おちぶれた脚本家が出した広告でイカレタヤツらが集まってきた
って書いてあるけど、実際は友人が出した広告だし、その張本人が一番イカレてる。
サイコパスなヤツらだらけの中で、果たしてコリンは生き残れるのか
そしてワンちゃんは無事でいることができるのか??
(って主題はそこじゃないけど)
というわけで、
殺人を頼まれた二人組が殺人に関してのヨタ話から始まるオープニング(タラ風?)から
ラストまで、退屈なんかせずに楽しめちゃった1本でした~
気になる方、とくにこのキャストたちが好きな人はぜひ劇場で
脚本家のマーティは、新作「セブン・サイコパス」の執筆が進まず悩んでいた。そんな彼を助けようと、親友で売れない役者のビリーは、脚本のネタ集めのために、「イカれた奴(サイコパス)、募集!」の広告を勝手に掲載してしまう。それを見て現れたのは、ウサギを抱えた正義の殺人犯。
そこに何よりも犬を愛するマフィア、ダイヤのエースを残すヒットマン、復讐心を抱える非暴力の信心深い男たちが絡んできて
彼らが巻き起こすトラブル、そして執筆される脚本。現実と空想が交錯し、その映画の結末はどうなる
←可愛い
SEVEN PSYCHOPATHS 2012年 イギリス 110min
11月2日より公開中~
2012年トロント映画祭にて
サムロックやっぱりちっちゃめ。
監督、スティングみたいななかなかのイケメン。