ティム・バートンが珍しくジョニーも出さず、実話の映画化に挑む
実在の画家マーガレット・キーンとその夫ウォルター。
60年代のポップアート全盛期に衝撃を与えた"ビッグ・アイズ"シリーズをめぐる秘密が明かされる。
自身もBIG EYESシリーズのファンだというティム・バートン。
シザーハンズも描いてもらってるのね
本日より公開
マーガレットは一人娘を連れ、暴力的な夫から逃れて車を走らせる。
道で絵を売っていたら同じく自分の絵を売っていた一人の男と出会う。
その後、ふたりはすぐに結婚。
専門は風景画? 夫、ウォルターに、クリストフ・ヴァルツ。
さすがヴァルツさん
もうね、彼の独壇場だわ
貴重なヴァルツさんのボーダー姿、パリの画家っぽい?
妻、マーガレットにエイミー・アダムス。
画商、小さなNYのギャラリーのオーナー、ジェイソン・シュワルツマン。
ほかに、テレンス・スタンプ、ダニー・ヒューストン。
実話だからというのだからすごいというか、絵の作者が違うという
ゴーストライターならぬ、ゴーストペインター話。
ティム・バートンらしさ=ファンタジーやダークな感じ、遊び心もほとんどない、本当に普通のドラマ。
6/10(60点)
内容は予告編を何度も観ちゃってたから知ってたけど、思ってたよりは面白かった。
ぜんぜんバートンらしさがなくて、映画として政党派なのでびっくり。
まぁ、ファンタジーじゃないからしょうがないけどね。
ここまで普通のドラマだとは思わなかったな。
実際に妻マーガレットさんは裁判を起こし、この映画をみたあと
これよりも実際はドロドロだったとインタビューで語ってるのを見たけど
本当に詐欺だよね、これは。
どこまで忠実かわからないけど出会った時から
その才能を見込んで自分の名前として売り出すのだから。
その夫も2000年頃亡くなってるということはかなり経つのね。
とにかく今回は、オスカー俳優ふたり
エイミーと、とくにヴァルツさんが素晴らしい。
言うにも言えない、秘密を抱えたまま絶えて名を伏せてひたすら描いている妻。
自分の欲、夢のためにどんどん独りよがりになっていく夫。
ヴァルツさんはこういう癖のあるヤなヤツ演じさせたらいつも最高右に出るものなしのハマり方。
昔から母親の絵を知ってる娘に嘘つき通せるわけもなく。
自分の描いた絵が、夫の名前でどんどん有名になり一人歩きしていく。
それを見てるしかない。
しかし夫のこの社交的加減と口のうまさ、売り込み、図々しさ。
この人格がまたプロモーションには役立ったのかと。
やっぱり芸術家(作家)と商売は切り離して別の人がそれぞれやったほうが
うまくいくような気がするとあらためて思うのであった。
まぁこの場合は最初から彼は芸術家(絵描き)ではなかったけれど、
アートの世界って
儲けを期待し、欲が出て商売として作品を考えると、作品が死んでしまう。
そこでその作家の作品としての魅力も価値も失われると思う。
ヴァルツさん見るだけでもわたしは満足、価値あり、かな。
お得意、感情の起伏激しい口のうまい男を演じきる、ヴァルツ劇場
ポップ・アート全盛期の60年代、世界中で一大ブームを巻き起こした、どこか悲しげな大きな目をした子供たちを描いた絵画シリーズ<ビッグ・アイズ>。 ウォルター・キーンはその作者として一躍有名人となった。しかし、実はその絵画は全て内気なウォルターの妻、マーガレットが描いたものだった!リッチなセレブ生活を手にしたふたりだったが、10年を過ぎたころ、マーガレットは真実の公表を決意する。アート界を揺るがす世紀のスキャンダル―。ふたりの運命は?
映画『ビッグ・アイズ』海外予告日本語字幕版
BIG EYES 2014年 アメリカ 106min
1月23日より、公開中~
この妻、マーガレットさん劇中で最初の方に後ろのベンチに座って本読んでるのカメオ出演かな、
プレミアにて。
今は幸せそうで良かったね
バートン監督、次回に控えるのはどちらも過去作品の続編
しかもアリス・イン・ワンダーランドの続編はもういらないぞーー
久々にオリジナルの面白いのやって欲しいぞ
Beetlejuice 2 (executive producer)
Alice in Wonderland: Through the Looking Glass