「トゥー・ウィークス・ノーティス」「噂のモーガン夫妻」「ラブソングができるまで」
「デンジャラス・ビューティー」などの監督で脚本家のマーク・ローレンスがヒュー・グラントと4度目タッグ
映画脚本家はかつてオスカーで脚本賞も受賞したがいまは落ちぶれ仕事もないキースにヒュー・グラント。
元祖ヒュー様、歳とったけど優しげな笑顔は健在で、これはこれで中年の魅力だね
やっとのことで田舎町の大学で脚本を教えることに。
そこの教え子として加わるのが、シングルマザーで二つの仕事を掛け持ちし、
学業に復活したホリー。
歳とっても前向き&可愛いキャラは数々の中年のおじさまたちの憧れなのか、
似たようなキャラでの起用が多いマリサ・トメイ。今回も可愛らしい。
しかし大学の本屋のバイトと、たまたまヒューが生徒と入ったレストランで
ウェイトレスもしてるとかどんだけ~ 笑
そして、家族のこととなると30秒でホロリと泣けてくる泣き虫の元海兵隊学長、ランナーに
「セッション」とは正反対キャラのJ.Kシモンズ。
近づいてくる女生徒、カレンにベラ・ヒースコート。(「TIME」にちょこっと出演)
SWオタクの男の子の使い方ももったいない。
着任早々やる気ゼロ、教師の仕事をなめていたキースは懇親会で酔っ払い、教授を笑いものにしたり、
脚本家コースの受講者を10名選ぶのに顔で決めたり、
講義が始まってもいきなり1ヵ月休校にしたりと問題行動ばかりやらかす。
はじめはヤル気ゼロのキースもだんだんとその気になってきた頃、
生徒と関係したことがバレ、辞任に追い込まれるも、
映画を愛し脚本家を目指す生徒たちとの日々によって自分を見つめ直していく。
5/10(57点)
この監督らしく、(脚本も同じ)かなり王道でベタな展開。
映画業界の話しはそれほど出ないけど、映画ネタと俳優の実名が出て来るのはもう
それこそもう、観てる映画ファンを喜ばせる遊びのようなサービスのようなものだけど
脚本自体、ひとつひとつのトピックに深さがないので、印象を残したり、笑えるとかの部分がない。
思いもしないシングルマザーに好意を抱いたり、生徒とのやりとりも浅いし
キャラも、「スクール・オブ・ロック」の生徒たちほど掘り下げてもないから
友情を深めるというほどのカタルシスもないし、辞めるとなった時の展開でザンネン感もほとんどない。
売れなくなった脚本家の話を書いたストーリーのわりに、
この話自体が面白くもない。コメディならもうちょっと突き抜けて笑えてもいいし、
人生を見つめ直すドラマのわりにはありきたり感しか残らないんだよね。
J,Kシモンズのキャラも、使い方もかなりもったいないし、
マリサ・トメイに至っては毎度似たようなキャラすぎる。
さんざん悪い感じに書いたけど
それでも、ヒュー・グラントの今に通じるような冴えなくなってしまった感ありの男の哀愁?は
なんだかちょっと同情したくなるというか、
あのお決まりの目をパシパシさせる顔芸みてるとなんだか切なさも感じるのでした~。
予告編を観る限り内容として、笑いを期待したけど 人生再生の物語としてみるなら、いいのかな。
予告編のほうがうまいパターン。
全体的にキレがなくてテンポもよくない。
なんだか機内上映で観た感じの残る、ありきたり感が残る作品。DVDでも十分。
ラスト20分くらいでちょっと切ない感じになってくるもラスト普通にあっさり。
相手がマリサ・トメイ(わたしは好きだけど)、今風な感じもないし主演もヒューだけど
久々のヒュー・グラントを堪能したい方は、ぜひ劇場で。
アカデミー脚本賞に輝き、ハリウッドのトップ脚本家となったキース。しかし、15年もの間ヒット作に恵まれず、妻にも逃げられるどん底の生活を送ってい た。そんな彼が仕方なく引き受けたのが、田舎町の大学でのシナリオコースの講師だった。当初は好き勝手な振る舞いで学科長からも再三忠告を受けるキース だったが、生徒たちの映画への真剣な思いに触れる中で、彼自身の何かが変わり始めていく。
THE REWRITE 2015年 アメリカ 107min
11月20日より、公開中~
『Re:LIFE~リライフ~』予告編
プレミアにて