待望のチャウ・シンチー監督&脚本最新作
シンチーお決まりの、細かくてベタでしつこいギャグ満載でシンチー節炸裂
中国では2016年の2月8日に公開。(旧正月)
初日だけで興行収入2億7000万元(約47億円)を記録。中国語映画の初日および1日当たりの興収記録としては過去最高となった大ヒット作
やっと日本でも公開!!
(だけど都内でも1館のみ、しかも上映は1日2回だけだから初日から立ち見出るほどの満席
毎回、シンチー映画で主演の子はブレイク、今回は20歳の林允(リン・ ユン)。
12万人のオーデションから当時18歳で芝居経験がなかったこの子を選んだ。
スーチー+石原さとみちゃん風でナチュラルキュートなコ
人魚の刺客、シャンシャン。
金の亡者の実業家リウ・シュエンに、ダン・チャオ。
「ミラクル7号」に教師役で出演したキティチャンも出演。
さらに女っぽさに磨きがかかり
ダメ男に片思い。
タコ兄に、ショウ・ルオ。
シンチーの前作「西遊記 はじまりのはじまり」で虚弱王子として出てた
(あの時はイケメンキャラだったはずだが)
今回は完全、笑い担当
他にも「少林サッカー」のあの面々や、シンチー作品の常連組も数名
自然環境破壊問題と人種を超えた愛
シンチーならではエグいシーンもアリの、ファンタジックで可愛い寓話。
9/10(95点)
笑いの中にも愛がある。
これはシンチー映画の得意とするところ
ハイ、20年来のシンチーファンです。
これまでのお約束、綺麗な新人ちゃんにブスメイク、数人の変キャラ、下手すぎる笑い、
しつこいギャグ(もういいっちゅうねん!)てほどやる笑
くだらないことでちょいちょい笑わせるんだけど最後は泣かす、
そして数々の映画のオマージュ、、、、。
シンチーが指導してる姿が目に浮かぶ笑いを誘う挙動や、自分の映画で何度もやってるギャグネタなど
(今回はさすがに鼻ほじる人出てこなかったかな)
笑いがいちいち細かく入れてくる。
日本でもシンチーファンは増えたし、あの独特な香港映画特有のギャグみたいなのとか
もちろん、見る人に合う合わないはあるだろうけど
今回は一般受けしやすいかな。(近年のシンチー作品、宇宙犬や西遊記に比べると。わたしはどれも好きだけど)
厳しいシンチーのお眼鏡にかなったオーデションで勝ち抜いた新人ちゃん、林允もナチュラルキュートで人間界に舞い降りた人魚、
ってとこが雰囲気そのままで良かったけど
主演の最初はちょびヒゲの貧乏からの成り上がり男を演じた、ダン・チャオも素晴らしい。
シンチーの悪人はどこか憎めないし、可愛いキャラだから
悪人だったのに、本当は孤独で根っからの悪いやつではなかったりするからだんだんと応援したくなる。
今回の人魚と人間のまさかの愛も、シンチーの描くファンタジーラブコメとして
素敵な寓話として完成されているところがさすが
シンチー映画に欠かせない、ちょいちょい入れてくるギャグのパートでは
個人的には、タコ周りと警察署のくだりがもう声出してめちゃ笑った
シンチー作品に3回連続出演。
難破船を住処にした、巨大なセットも美しくリアルで
ぜひとも大画面の迫力で観て欲しい、シンチー入魂の1本
新年の初笑い映画としてもおすすめ
近々二度目早速観るつもり。
劇場が都内でも1箇所で時間も1日2回とかで初日からの3連休は全日立ち見満席だったので
チケットは早めの確保を、、、、!
そうそう音楽も相変わらず良くて、昔の共演と交際以来シンチーの友人であるカレン・モクも曲に参加。
主題歌「世界始終祢好」(直訳:やはりこの世にはあなたが最高)にカレン・モクアダム・チェン。
シンチー本人も主題歌に声だけの出演。
「世界始終祢好」は、1983年大ヒットした香港ドラマ「射雕英雄伝」の主題歌として中華圏で誰でも聞いたことがある「伝説の歌」
【追記】
2月に二度目鑑賞済み。
二度目も笑えた〜。 毎回、シンチーのタラ映画へのオマージュ見つけた。
足の検査のシーンで、「イングロリアス・バスターズ」でのヴァルツさんの動作。
手の動き。パクってた。笑
わかる人だけ楽しめる細かいネタ
強欲な青年実業家のリウは美しい海辺のリゾート開発に乗り出し、邪魔な海洋生物を追い払うために巨大なソナーを設置する。そのせいで人魚族は行き場を失い、リーダーのタコ兄はリウの暗殺を決意する。そして人間に変装させた美しい人魚シャンシャンをリウのもとへと差し向けるのだったが…。
美人魚 2016年 中国・香港 94min
1月7日より、公開中〜
2016年2月。舞台挨拶にて。
やっぱり可愛いー❤︎