以前は自動ドアで出入りが出来 男女併用の病棟があった
一番症状がかるい患者たちが過ごす場所だった
それに短期間だけなら、帰宅することも可能
しかしコロナの影響でその病棟は閉鎖になり
僕は病院でももっとも過酷といわれている病棟に入ることになる
勿論たばこも以前は吸えたがそれも出来なくなってしまっていた・・
部屋にあった名札も病院の性質がらすべて外されていた
患者の家族が入る相談室も使用不可となっている
売店は月水金の限られた時間のみ・・理由はわからない
兆候はあったと思う 妻からのナースセンターの電話を受けている
時一人の老人の患者が僕のわきに立ち身震いを繰り返していたり、
ひとりの青年がドアをおもっきり蹴っていたことがあった。
その男は、一人で病棟にでれない身分で個室部屋あがりだったが
看護師とピンポンできて談笑もできる
落ち着いて物事を考え、相手がなにを嫌がるかが判断できる奴だった。
状態が悪くなったので
入院していた
初めはおじいさん一人との相部屋で
静かに療養していた
RG351Mで動画をみたり、漫画を読んだりして
作業療法にもそつなく参加して
妻も応援してくれていた
徐々に具合も良くなっていったと思う
その後おじいさんは他の病室のおじいさんと喧嘩をして
早期退院をよぎなくされた
病室は僕だけになってしまう
その後
あらたに僕の病室に若い男がやってきた
男は何度も病室のドアを開けっぱなしにするので
そのことを注意したが
面白がって僕のゆうことを聞かない
そのことにキレて
「お前喧嘩売ってるのか?」とか
喧嘩になってしまうと観察室送りになってしまう
仕方ないので看護師にそのことを告げると
僕は二人部屋の静かな部屋に移された
そのままその部屋で過ごしても良かったが
でも後 約退院まで二週間意思を強く保つことに
不安になり一日一日刻んで過ごすのに耐えられなくなり
その男がまたなにかをしてくるか分からなかったので
早期退院した
soop「体を治しに来ているのに
逆に悪くしたら
本末転倒なので退院した」
soop「病院は通院する場所で、あれは治療の場所じゃない」