2011年2月15日
先日の日曜日、自宅の通りから一筋向こうの道を通ったときのこと...
ある家の塀から蝋梅の枝が広がっていました。
車を止めて写メを撮らせて貰っていたところ、家の方が出てきて不審がられました。
「何をされているんですか?」
「すみません、お花がとても美しいので写真を撮らせていただきました」
「いい匂いでしょう」
「はい」
「この蝋梅は一輪が大きくて綺麗ですね」
「そうでしょ、去年、枝を整理したら今年は良くなりました」
わたしとご主人の会話です。
「よかったら、うちがあげた種から育った苗がありますから上げましょう」
「ありがとうございます、喜んでいただきます」
「ついてきてください」
「はい...」
ご主人はすたすた歩き始めて、近くの借家に行くと
「おるなあ?」と声をかけて庭先のプランターの中の苗を堀りはじめました。
中からおじいさんが出てきて
「この奥さんに蝋梅の苗をやってよかろう?」
「よか、よか」
苗を要領よく包んで頂き、移植の仕方も丁寧に教えてくれました。
寒い朝でしたが、ほっと心が温かくなるひとときでした。
薄い黄色の蝋梅.....
春は黄色の花が多いから、一番最初の春の使者かもしれない。