雨が上がったみたい

ジムの駐車場に到着。
車を置いた前方、山の巓の厚い雨雲がゆっくり空に向かっている。
昨日、私の横で軽々と腹筋をしていた中学３年正にまた会えるかな～
競争するつもりは１mmも
ありまっしぇーん！

ジョン君

5月26日（木）

ジョン君、16歳、人間でいうと78歳くらいかな..
ジョンの飼い主は社長。
ジョンは16年間住みなれた家を引っ越して見知らぬ町に来た。
主のマンションには住めず、近くの娘さんの家に預けられた。
もともと老齢の身で体力は落ちていたそうだが、引っ越してきて
加速度的に弱ってきたらしい。

今週の月曜日から、会社の一階倉庫にいる。
小屋に入らず、前の晩から朝まで雨に打たれていたらしい....
いつもジョンの姿が見えるようにと社長が会社に連れてきた。

目が見えず、音が聞こえず、ブルブルするとよろけてしまう、ジョン。
会社に来てからは社員が代わる代わる声をかける。
わたしも名前を呼ぶ
あごを撫でる
鼻筋を撫でる
いい子ねえ...おりこうねえ...
ジョン、ジョン、
聞こえず無反応だが、再び元気になるように奇跡を信じて声を
かけつづけるのだ。