私は、どの子にも【教育芸術社のこどものバイエル】を使ってレッスンをします。
副教材は、その子の年齢や好みに合わせて変えるようにしていますが。
このバイエルの良いところは
①右手が、真ん中の【ド】から始まるところです。
従来のバイエルは、真ん中の【ド】から1オクターブ上にある【ド】から始まり、
譜読みが非常に難しいのです。
しかし、このバイエルでは、学校の音楽の教科書と同じ、真ん中の【ド】からはじまりますので、小さな子にとっては、親しみ易い楽譜になっています。
②このバイエルでは、ハ長調で練習した曲が、
しばらくすると、ト長調や、ハ長調に移調して出てきます。
そこで、子供達は自然に、移調の意味を知り
「あっ!ピアノって、黒い鍵盤を使うと、どの場所からでも、同じに弾けるんだ!」
と云う事を、身をもって体験出来るという訳です。
と云う訳で、私はマサ君にも、このバイエルを購入し、
早速両手のレッスンを始めました。
マサ君に、最初にマスターしてもらうのは、単音の伴奏です。
右手のメロディーに合わせて、左手は、1の指(親指)で【ソ】を音を弾きます。
右手に合わせて【ソ】を弾くだけですから、マサ君は、難なく弾けるようになりました。