「清い流れ」は、ブルグミュラー25の練習曲の7番目の曲です。
6番で初心に戻り、基礎的なテクニックを再確認した後に
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20180518
ワンランク上のテクニックを習得させよう~と云う、ブルグミュラーさんの意図が感じられます。
最初の8小節は、明らかに右手がメロディーです。
よく見ると、右手は2声になっていて、
そのアルト部分~ちょうど1の指で弾くところが、美しいメロディーになっているのです。
このメロディーの部分を、如何に美しく弾くか~が、この曲の最大のポイントと言えるでしょう。
そして後半の8小節は、左手がメロディになっています。
その後半を、生徒さんにレッスンする時は、
「左手がメロディなので、よく歌ってね。
右手は、しぶきが上がっているように弾くと素敵でしょ。」
と言うようにしています。
ところで、かなり昔の事ですが、後半の部分を お手本で弾いていた時。。。
『あれっ? 右手にもメロディが隠れている!』と気が付きました。
拍の裏ながら、右手のしぶき?の部分にも、ちゃんとメロディがあるのです。
♯ファ ♯ファ ミ ♯ファ ソ ミ ♯ド レ ミ ♯ファ ソ ミ ♯ファ ミ レ ミ ~
おおっと思いました。
そう思って前半の部分を見ますと~
ソ ソ ラ ♯ファ ソ ソ シ レ ソ ソ ラ ♯ファ ソ ミ ド ラ ~
おおっ やっぱり前半にも、右手の裏の拍に隠れたメロディーが
ブルグミューラーに限らず、楽譜をじっくり見たり弾いたりすると、隠れたメロディーを見つける事が出来ます。
そんな楽しさも、生徒さんに伝えられるといいな~と思っています。