昨日は、マサ君(特別支援中等部1年)のレッスンでした。
発表会後のお休み、そして私の薬疹~と、
長い間レッスンをお休みさせて頂いていましたので、M君に会うのは発表会以来初めてでした。
マサ君は、満面の笑顔でレッスン室に入って来ました。
「おおっ マサ君
こんにちは。 久しぶりですね。」
「はい、久しぶりです。」
「ところで、マサ君に聞きたいことがあるのですが。」
「はい。」
「この間の発表会で、1番上手だった人は誰ですか?」
「はいっ 僕です
」と、マサ君は颯爽と手を挙げました
発表会の日、マサ君は本当に上手に弾いたのです。
落ち着いて礼をし、
2ページもある長い曲を、強弱を付けて暗譜で堂々と弾き、
終わった後は、きちんと礼をしました。
立派に弾けたのが、余程嬉しかったのでしょう、
弾き終わって客席に戻った後も、
マサ君は ずっと私の方を目で追っていました。
何度も何度も、マサ君と私は目が合いました。
マサ君は、私と目が合う度にニッコリと笑ってくれました。
そしてマサ君の眼は
「先生、僕、上手に弾けました」と語っていました。
そのお顔は誇らしげに輝いていて、忘れられない思い出になりました。