続きです~
ワークをした後は、リズムの練習です。
ハル君は、手拍子が苦手のようでしたので、
毎回、色々な方法で練習しました。
おそらくハル君は、
頭では理解しているのでしょうが、
打ちたい時に手を打てないのだと思います。
きっと、運動を司る回路が、
少しだけ混乱しているのでしょう。
例えば、1番簡単な
【タン タン タン うん 】 のリズムも、
ハル君にとっては至難の業なのです。
保育園で いつもやっている
【タン うん タン うん 】は出来るのですが、
何を真似させても、
タン うん タン うん になってしまうのです。
そんな時のハル君は、凄く苦しそうです。
真面目なハル君は、
私の期待に応えようと、真剣な眼差しで、
一生懸命に取り組みます。
でも、出来ない。。。
ハル君の苦しみというか、
悲しさが伝わってきて、私まで切なくなります。
そんな時は、無理に特訓せずに、
また来週頑張ろうね~と声をかけます。
1度、ハル君を膝に乗せて、
手拍子をサポートしたことがありました。
まだ4歳なので、抱っこしても嫌がらずに
私の膝に座ってくれたのですが、
その時に感じたのは、ハル君の身体の固さです。
他人の私が抱っこしたので、
緊張したのもあるかも知れませんが、
身体全体がとても緊張していました。
お母様にうかがうと、
身体の固さは、お母様も感じているらしく、
いつも こんな感じです~と仰っていました。
私は、ハル君の身体をくすぐりました。
ハル君は、楽しそうに笑いました。
その時、一瞬、身体が柔らかくなったように思いました。
医学的な事は分からないのですが、
くすぐる事は、ハル君にとって良い効果があるかも?と思い、
「お家でも、時々くすぐってみてください。」
とお伝えしました。
この2ヶ月の間に、そのような経緯があり、
ハル君は今回のレッスンで ようやく
【タン タン タン うん】が完璧に出来る様になりました
お家での特訓が功を奏したのか?
くすぐった事が良かったのか?
おそらく両方の相乗効果だと思います。
ハル君自身も、かなりの達成感があった様子で、
「もっと、ここに居る」と主張した程でした。
幸い、次はハル君のお兄ちゃんのレッスンでしたので、
静かにしている事を条件に、
レッスン室に居る事を許可しました。
ハル君は、10分程して退室しましたが、
本当に満足そうなお顔で
「さようなら。」と言いました。
ハル君の満足そうなお顔を見て、
私自身も、達成感を感じたのでした。
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