ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

女の子の反抗期

2018-01-26 | ピアノ教室

先日は、Sちゃん(高1)のレッスンでした。

Sちゃんは、何時もニコニコしていて、とても可愛いのです。

私の前では、ほとんど自己主張しませんし、ニコニコと頷くだけの女の子です。

そんなSちゃんに、前々から聞いてみたかった事を聞いてみました。

「Sちゃんは、反抗期ってあったの?  それとも、今が反抗期なのかしら?」

「多分、今だと思います。」とSちゃん。

「まあ、そうなのね。 お母さんに、きつく言い返したりするの?」

「きつく言い返す時もあるけど、ほとんどは聞き流しています。」

「それだったら、余計にストレスが溜まらないの?」

「でも、学校で友達に愚痴を言うから。」

「お母さんの愚痴?」

「はい。みんなでお母さんの愚痴を激しく言い合うというか。。。」

「あはは~そうなのね。」

 

女の子は反抗期の時期、親を激しく攻撃する子もいるでしょうし、
Sちゃんのように、友人に喋って発散する子もいるのでしょう。

男の子が、反抗期の頃に、壁を破ったりドアを壊したりするのとは対照的です。

やっぱり女の子は、喋ることによって、ストレスを発散するのだなぁ~と思ったのでした

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ピアノの魔法~成長(知的障がい児 R君)

2018-01-25 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

今回の大雪には、ビックリしました。

私の住む辺りでも、20センチ程の積雪がありました。

そんな訳で、月曜日と火曜日のレッスンを、他の日に変更しましょう~
と、生徒さん一人一人のお宅へ電話をしました。

雪のせいで、交通事故になったり、すべって怪我をしたら大変だからです。

ルイ君(小4)のお宅に電話をした時、お母様が

「ルイは、レッスンから帰ると、本当に心が落ち着きます。
実は最近、ルイにとって、心が乱れることが多々あったのですが、
レッスンの度に心がリセットされるようで、非常に助かっています。」

と仰いました。

「まあ、そうなのですね。
でも、私自身もルイ君のレッスン中は、心が癒やされるのです。
良い子がレッスンに来てくれて、本当に有り難いです。」

「ルイは、ピアノを始めてから、本当に成長したと思います。
半年前とは、まるで違う子みたいです。」

「ああ、そうですね。 半年前の写真を見ると、成長した様子が分かりますね。
可愛らしいお顔立ちが、キリッとして、姿勢も良くなりました。」

「ピアノのお陰で有り難いです。」

 

勿論、るい君が成長したのは、ピアノの所為ばかりではないと思います。

色々な要素の相乗効果で、著しい成長をしたのだと思いますが、
ルイ君が、大好きなピアノに出会ったことも大きいと思います。

自分のピアノ、自分の時間、自分の音色~

学校では得られない満足感を得られた結果、
それが心身の成長を促したとも考えられます。

まさしく、ピアノの魔法だな~と思ったのでした。

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ピアノの魔法~癒やし

2018-01-24 | 不登校

昨日は、ミノ君(高2)のレッスンでした。

ミノ君は、最近再び学校へ行けなくなり、お母様から相談を受けていました。

前日のメールによると

「最近、また学校へ行けなくなっているので、明日のピアノもどうなるか分かりません。
暴言を吐いたりしているし、相当荒れているので、
レッスンがドタキャンになったらごめんなさい。」

とのことでした。

私は
「ピアノには来るのではないでしょうか。
でも、もし、行かない~と言ったら、自分で電話するように言ってください。」

と返事をしました。

自分でキャンセルの電話をするのは気が引ける行為なので、
それくらいならば行こう~という気持ちになると思ったからです。

 

そして昨日の夕方遅く~

ミノ君は、ニコニコとレッスン室に入ってきました。

何時もよりも機嫌が良さそうです。

一緒にテニスの話をしたり、ピアノも集中して弾いてくれました。

 

その夜、お母様からメールがありました。

「学校に行かなかったり、私に暴言を吐いたり、大変な数日を過ごしていましたが、
ピアノに行く前には、シャワーを浴びたり歯を磨いたり身だしなみを整え始めたので
ビックリしました。
帰ってからも機嫌がよくて、ピアノのお陰です。」

と書いてありました。

ピアノの音色には、人を穏やかにする効果があるのかな~と思った出来事でした。

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きょうだい児さんのプール

2018-01-22 | 自閉症児 M君の不思議

先日のマサ君(自閉症児・6年生)のレッスンの時、お母様が

「レッスンの時間をずらして頂けませんか?」と仰いました。

マサ君の弟は5歳で、プール教室に通っているのだそうです。

マサ君のお母様は、弟君をプールに連れて行き~
弟君が泳いでいる間に、マサ君をピアノに連れて来て~
帰りに弟君をお迎えに行く~

と云う流れでレッスンに来られていたらしいのですが、

最近、弟君が「僕が泳ぐところを、ずっと見てて 」と言うのだそうです。

なので、レッスンの時間を、もっと遅い時間にしてほしいとのこと。

私は、「勿論大丈夫ですよ。」とお伝えしました。

マサ君のピアノも大事ですが、弟君のプール教室も、同じように大事です。

弟君が、気持ちよくプール教室に通えるように、協力するのは当然のことです。

マサ君も弟君も、健やかに成長することを願っています

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大人のレッスン~ピアニストの身体の揺れはパフォーマンス?

2018-01-21 | 大人のレッスン

昨日は、Sさん(50代 女性)のレッスンでした。

Sさんは、最近本当に上手になって、美しい音色が出るようになってきました。

全くの初歩から始めて、3年でこの音色とは、大したものだと思います。

腕の使い方、指の使い方が柔らかくて、脱力も上手に出来るようになりました。

そんなSさんが

「ピアニストが弾くのを見ていると、身体を揺らしたり、腕を大きく動かしたりしていますね。
私は、その動作は、聴衆に見せる為のパフォーマンスだと、ずっと思っていました。」と言うのです。

「まあ、そうなのですね。」

「はい。でも、自分がピアノが弾けるようになって、それは自然な身体の動きで、
決してパフォーマンスではないことに気付きました。」

「そうですね。決してパフォーマンスではなく、自然な身体の動きです。」

「あと、リズムを取ったり、感情が伴うにつれて、顔の表情まで変わりますね。」

「そうですね。あまり大袈裟なのはどうかと思いますが、自然な動き、自然な表情~
と言うのはありますね。」

「そんな事も、自分がピアノを弾かなければ分からなかったことです。
ピアノを弾くことによって、沢山勉強させてもらっています。」

 

何て素晴らしい

物理を専攻され、博士でもあるSさんは、ピアノの練習も学究的なのです。

科学者であるSさんがピアノを極めたら、どんな感じになるのでしょうか。

これからが非常に楽しみです

 

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