お正月の恒例行事と言えば、箱根駅伝です。
今年も、楽しみに観戦しました。
昨日の往路観戦で、私が1番印象に残ったのは、
関東学生連合チームの第1走者・芝浦工業大学4年生の矢澤健太君です。
関東学生連合チームは、本来ならば、
東京大学3年生の、近藤秀一君が走る予定でした。
ところが、近藤君が、まさかのインフルエンザに罹り、
当日の朝、急遽、補欠の矢澤君が走ることになったのです。
インフルエンザに罹った近藤君も無念でしょうが、
矢澤君の驚きは、世界がひっくり返る程のレベルだったと思います。
まさか!まさか!と、心の準備も整わないうちのスタートだったことでしょう。
最初は、調子よく走っていた矢澤君でしたが、
途中から、先頭集団から離れてしまい、とうとう21位になってしまいました。
しかも、かなり、かなり離れてしまったのです。
私は、ハラハラしながら矢澤君を応援しました。
しかし、矢澤君は最後まで諦めずに、最後まで果敢に走り切り、
専修大学の長谷川柊君へと、たすきを渡しました。
私には、最後までプライドを持って走り切った矢澤君が、ヒーローに見えました。
今、矢澤君のTwitterを見ましたら、
矢澤君は、この春から神奈川県庁に就職するそうです。
箱根駅伝の雪かきも出来るかも~と書いてありました。
なんて清々しいそして、何てクールな
矢澤君の、素晴らしいスポーツマンシップに、すっかり参ってしまったのでした。