昨日は、Yちゃん(24歳・小学校教諭)のレッスンでした。
Yちゃんは、大学1年生の時、全くの初歩からピアノを始めました。
教育学部の学生だったのですが、大学で、ピアノの授業は少ししか無かったらしく、
Yちゃんは採用試験が終わるまで、習いに来てくれていました。
そして、一昨年の春に、念願の教師になり
教師生活に慣れてきた去年の春から、再び習いに来てくれています。
今は2年生の担任なので、生徒の前でかっこよく弾けるように~と、
「エリーゼの為に」を練習しています。
綺麗に仕上がってきたのですが、
Yちゃんには、1カ所、どうしてもつまずいてしまう箇所があります。
なので昨日は、その箇所を徹底的にゆっくり練習してもらいました。
合計、10回以上は弾いたでしょうか。
最初よりかは良くなったのですが、それでも完璧とは言えません。
なので、また5回弾いてもらいました。
すると、すっかりスムーズに弾けるようになりました。
「お家でも、ゆっくり練習してくださいね~」とお伝えすると、
大人の場合、大抵の方はお約束を守って、ゆっくり練習してきてくださいます。
しかし、その回数が問題なのです。
2~3回、ゆっくり練習したところで、あまり効果は顕れません。
10回以上、何度も何度も、ゆっくりの練習をしますと、
意外とすぐに、弾けるようになるものです。