ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

R君が疲れている理由は。。。

2019-05-15 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

土曜日には、ルイ君(広汎性発達障がい・小6)のレッスンもありました。

ルイ君は、ニコニコとレッスン室に入って来ましたが、
なんだか何時もよりボンヤリしているなぁ~と思いました。

土曜日は暑かったので
「ルイ君、今日は暑いから疲れますね。」と、声をかけました。

するとルイ君は
「大丈夫です。」と答えました。

 

でも、レッスンを始めても、何時もより集中出来ません。

4分の3拍子の曲を、4拍子で弾いたりしました。

R君は3拍子が苦手で、
ちょっと油断すると、3拍目の後に 少しお休みを入れてしまう癖があるのです。

3拍子の曲は、今までに何度も特訓してきましたので、
ルイ君は3拍子を理解して克服出来た~と、喜んでいたのですが。。。

「ルイ君、どうしても、ここにお休みが入ってしまいますね。
気を付けて弾いてくださいね。」

そう言って私は、気を付けるところに印を付けました。

ルイ君の場合、視覚に訴えると、理解し易いからです。

何度か練習して、ちゃんと3拍子で弾けるようになったものの、
ルイ君は、やはり何時もより集中出来ていない様でした。

 

次は、リズム打ちをしました。

先回は、5題出した中、4題は1回で覚えることが出来たので、
短期記憶が苦手なR君も、随分と成長したな~と喜んでいたのです。

ところが。。。

タン タタ タタ タン|タン タタ タン ウン のリズムが、

ルイ君は、どうしても覚えられません。

こんな事は久しぶりです。

どうしたのかなぁ。。。

 

レッスンの後で、お母様に伺ってみましたら、

最近は、毎日 運動会の練習で、非常に疲れているとのこと。

そう言えば、去年の今頃もこんな感じで疲れていたなぁ~と
思い出しました。

ルイ君は去年の今頃~
「弾けません。。。」と泣いたことがあったのです。

 

しかし今年は、「大丈夫です。」と言って、
頑張ろうとしてくれました。

それは、明らかに私に対する配慮だと思います。

レッスンの時間は、疲れていても頑張らなくっちゃ!
と云うプライドだったかも知れません。

色々な意味で成長したな~と思ったのでした。

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M君はユーチューブを楽しんでいるらしい

2019-05-14 | 自閉症児 M君の不思議

土曜日には、マサ君(特別支援中2・自閉症)のレッスンもしました。

3週間振りのマサ君は、やはり、ひときわ大人っぽくなっていました。

この年頃の男の子は成長が著しく、
暫く会わないと見違える様になってしまいます。

M君は、パープルのポロシャツを大人っぽく着こなしていましたが、
靴下はヒカキンの顔がプリントされていました。

ヒカキンというのは 有名なユーチューバーさんで、
マサ君は、ヒカキンの動画が大好きなのです

 

「マサ君、今日もヒカキンの靴下ですね。」と言うと、

「はい。」と、嬉しそうに返事をしてくれました。

「マサ君は、他にもYouTubeで、何か聴いたりしますか?」

「はい、フィッシャーズを聴きます。」

「フィッシャーズって、何ですか?」

「ヘリウムガスです。」

「えっ?」

「声が変わります。」と言って、
マサ君はケラケラと楽しそうに笑いました。

 

私は何の事が分からなかったので、
全てのレッスンが終わってから、フィッシャーズのことを調べてみました。

フィッシャーズと云うのは、最近人気のユーチューバーで、
ヘリウムガスを吸い込んで声が変わる動画等を配信しているようです。

「先生は、大きくなったら何になりますか?」
と聞いてくるような無邪気なマサ君ですが、

YouTubeで色々な動画を見て楽しんでいるところは、
やっぱり中学生だな~と思いました。

 

そんなマサ君ですが、ピアノの実力も付いてきて、
指くぐりも、指またぎも、本当に上手になりました。

「凄い上手だね」と褒めると、M君は誇らしそうな お顔をします。

そんなお顔も愛おしくて、この仕事は止められません。

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3週間振りのレッスンで驚いたこと

2019-05-12 | アスペルガー児 Y君

連休の間はレッスンをお休みにしたので、
土曜日の生徒さん達に会うのは3週間振りでした。

土曜日の最初のレッスンは、ユウ君(中2・アスペルガー症候群)でした。

ユウ君に久しぶりに会って、まず最初に思ったことは、

凄い背が伸びてるでした

 

ユウ君は華奢で小柄な男の子で、
連休の前は、確かに私よりも小さかったのです。

(因みに私も小柄なので、大抵の生徒さんは6年生の頃に私の背を追い抜きます)

それが、3週間振りに会ったら、ユウ君はすっかり私の背を抜いていました。

レッスン室の鏡で確かめながら

「凄いね~最近、すごく背が伸びたんだね」と言うと、

ユウ君は とても嬉しそうに頷きました。

あと、声もなんだか出にくそうで、咳払いばかりしていたので、
声変わりも始まったのかもしれません。

 

さて、ユウ君のレッスンですが。。。

残念なことに、ユウ君は楽譜を持たずにレッスンに来てしまったらしく

あいにく私も、その楽譜は持ち合わせていなかった為

昨日は、次の発表会で弾く曲を2人で決めたりして過ごしました。

私が何曲か弾く中から選ばせたのですが、
きちんと自分の意見を言ってくれて、スムーズに曲が決まりました。

昨日は、5年生から指導しているユウ君の成長を感じて、
有意義なレッスンになりました

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前を向く時~過去の自分を慰める

2019-05-11 | 自閉症の作家・東田直樹さん

【前向き】

僕は時々、小さかった頃の写真を見つめながら、

写真の僕に向かって声をかけます。

「君なら、できるよ」

写真の僕が、どんな気持ちでいたか、

僕にしかわかりません。

過去の自分を慰めることで、

今の自分も元気になるのです。

 

~~~~~

これは、自閉症の作家・東田直樹さんが、

5月10日に、御自身のブログで発表されたエッセイです。

 

確かにそうだな~と、しみじみ思います。

過去の自分を慰めたり、褒めたりすることは、
想像以上に大事なことかもしれません。

特に、心が疲れている時には。

不思議と、「前を向こう!」と云う気持ちになります。

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バリアフリーの公園~沢山の笑顔に会った!

2019-05-09 | 日記

(続きです~

ひたち海浜公園は非常に広く、
350ha・東京ディズニーランドの7倍もあります。

そこを、車椅子で歩くのは難しかったので、
私達は何度も、シーサイドトレインに乗りました。

シーサイドトレインは、車椅子のまま乗り込めるし、
600円で、1日中乗り放題なのです

何度も乗ったのですが、その度に、印象的な親子に出会いました。

 

1組目は、ニコニコと優しい笑顔をたたえた親子でした。

お嬢さんは、おそらく20代半ばだと思います。

とにかくニコニコしていて本当に嬉しそうでした。

お母様も笑顔で話しかけていました。

お嬢さんは、うんうんと首を振って応えていました。

帰り際に私が手を振ったら、
お嬢さんは、はにかみながら小さく手を振ってくれました。

今思い出しても心が暖かくなるような、そんな穏やかで素敵な親子でした。

 

2組目は、ダウン症の女の子と、その御家族でした。

女の子は、20歳前後かな~と思いました。

白い丸襟の、可愛らしいワンピースを着ていました。

「可愛いワンピースですね。」と、
思わず声をかけそうになりましたが、我慢しました。

楽しんでいる時に、
知らないオバサンから話しかけたらビックリするものね。

この御家族も、笑顔一杯で本当に楽しそうでした。

 

3組目は、10歳位の華奢な男の子と、その御家族でした。

男の子は車椅子に乗っていました。

そのお顔が、あまりにも端正で可愛らしかったので、
私は息を飲んでしまいました。

穏やかな雰囲気をたたえた御家族でした。

 

このように、シーサイドトレインに乗っただけでも、
3組の素敵な親子に出会いました。

また、園内には車椅子に乗った高齢者も多く、
車椅子を押す御家族もまた、幸せそうに笑っていました。

障がい者用のトイレも沢山有り、
車椅子のままで楽しめる乗り物や、観覧車もありました。

しかも、障がい者手帳を提示すると全てが無料です。

(但し、お食事は無料ではありません)

ひたち海浜公園は、身障者に優しい公園でした

 

正樹さんと瞳さん御夫妻も、とても喜んでくださり、
私自身も凄く楽しめました。

来年は何処に行こうか~?と、
瞳さん御夫妻と共に、既にプランを練っています

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