私が勤務している中小企業(というよりも零細)でファイルサーバーを更新することになった。
現在はWindows2000Professionalをファイル共有してファイルサーバーもどきにしている。
さすがこれだけ長い間使用するとハードディスクが変な音がするし、もうそろそろ更新も考えなきゃと思ったところ
NASもいいかなと思った。
(ちなみに会社の規模からして一般的に言われているサーバーの購入は全く考えませんでした。)
あとはバッファローやIOデータが販売しているNASか、今余っているPCのハードディスクなどを交換して
FreeNASをインストールするかの選択だけだった。
とりあえず、家に余っているPCがあった(ついこの前まではEduBuntuが入っていた)ので、こいつにFreeNASを入れて使ってみた。
正直、「便利な時代になったものだ」(しみじみ)
CD-ROMでインストール
それぞれ300MB程のシステムエリアとスワップエリアを取られるだけで、あとはデータ領域に使用することができる。
余っていたハードディスクは80GBだったので70GB以上はデータ領域で使用できた。
ファイルサーバーに特化したOSなので、最低限のことしかできないようになっているからこれまた便利。
いいことづくしでした。(実はデータ領域を確保するまでに少々手間取りましたが・・・)
しかし、結局はバッファローのNASを購入してしまいました。
理由は
1.RAID1が必須だったこと
2.余っているPCはパラレルATAのインターフェースしか持っていない
3.1と2の問題を同時に解決するためシリアルATAのRAIDボードを購入する必要がある。
余ってるPCを一生懸命NASにして使用するのと製品のNASを購入するのとほとんど同じ金額になってしまったので、結局バッファローのNASを購入しました。
実際に使ってみてこちらも便利、実際にはFreeNASとほとんど変わりません。どちらかというとFreeNASの方が機能は多いぐらいでした。
製品NASのCPUやメモリーが分からないので何とも言えませんが、余ったPCで作ったFreeNASの方がレスポンスが良かったですね。
あと、電源のON OFF問題です。
FreeNASの電源を落とす場合はウェブ画面からでも良いし、スイッチボタンを押すだけでもシャットダウンの処理に入ってくれます。
製品版NASはクライアントPCにソフトをインストールすればクライアントPCの電源が入ったときに自動的に製品版NASの電源が入り、PCの電源を切るとNASの電源も切れるようになっているようです。(ちょっと、うまくいきませんでした。調査中です)
結論、もし余っているPCがシリアルATAのインターフェースを持っていたら新しいハードディスクを2台購入してFreeNASをインストールしてソフトRAID構成にして使っていたと思います。
もし、機会がありましたら一度FreeNASを使ってみてください。BSDライセンス下で配布されているので誰でも自由に使うことができます。