マカロニペンギンの健忘録

特にテーマを決めているわけじゃないが、私が気になったことを書いていく予定です。

会社のパソコンをWindowsXPからLinux系OSにするまで、その3

2013年06月29日 | Weblog
前回のブログで会社で使用されていないPCにLinuxMintをインストールして日本語環境にするところまで書きました。

会社の人たちに使用していただく前に自分で使ってみての感想です。
Windowsシリーズは使用していくとスピードが遅くなっていく傾向があります。しかし、Windowsをクリーンインストールすると再び購入した時のPCの速度に戻ります。と、言うことはハードウェアが古くなって遅くなったというわけではなく、WindowsというOSに何かしらの原因があるのだと思います。

あらためて、遅くなったと感じて使用しなくなったPCにLinuxMintをインストールして使ってみると「別に遅いパソコンではなかったんだ」と感じます。

LinuxMintのXfceをインストールすると一緒にLibreOfficeがインストールされます。
これは一時期MicrosoftOfficeの代替ソフトとなるかと話題になったOpenOfficeの派生版です。LinuxMintではLibreOfficeが採用されています。

前回のブログで書いたとおり、MicrosoftOfficeのファイルをLibreOfficeで読むことができます。しかし、書式が多少崩れるので注意が必要です。
WindowsのLibreOfficeで作成されたファイルでもLinuxMintのLibreOfficeで問題なく読み込めます。ただ、少し注意が必要なのはフォントです。

Windowsに標準的に入っているフォントはMS明朝、MSゴシック、MSP明朝、MSPゴシックです。LinuxMintにはこれらのフォントは入っていないので、WindowsからLinuxMintにファイルを持ってくるとフォントがおかしくなります。
そこでWindowsの時に指定されたフォントの場合、LinuxMintではこのフォントを使って表示しなさいと設定してあげれば良いのです。

「ツール」-「オプション」でオプション画面を開き、その中の「LibreOffice」-「フォントの種類」
置き換えテーブルにマークをつけ、
MS明朝 → IPA明朝
MSゴシック → IPAゴシック
MS P明朝 → IPA P明朝
MS Pゴシック → IPA Pゴシック
というふうに設定すればOKです。

次回はプリンターの設定の話をしようと思っています。

会社のパソコンをWindowsXPからLinux系OSにするまで、その2

2013年06月23日 | Weblog
まず手始めに使用していないパソコンにLinux系OSをインストールして会社のみんなに使ってもらおうと考えています。
インストールするパソコンはDELL、型式は現在不明。そのうち調べます。
一度、ハードディスクを交換した以外はほぼ出荷時のままです。

インストールするLinuxディストリビューションを選びます。
Windowsと違い、Linuxにとっつきにくい理由にLinuxの種類の多さがあります。
選択肢が多いというのは便利な反面、選択をしなければならない苦痛を伴います。
それぞれのLinuxに一長一短がありますが、ここでは説明しません。

私はLinuxMintを選びました。
現在(平成25年6月23日)、最新のLinuxMintはバージョン15ですが、ここではバージョン13を選びます。理由は長期サポート版 (LTS: Long Term Support)だからです。
バージョン13の中にも様々なEDITIONがあります。
私はXfceの32bitを選びました。
古いパソコンの場合はこのEDITIONを選んでおけば問題ないでしょう。

インストール方法はLinuxMintJapanのユーザーガイドを参考にしてください。

LinuxMintのインストールが終わったら日本語環境のインストールをします。
Windowsと漢字入力の大きな違いは、「Ctrl」キー + 「スペース」キーで漢字変換ソフトが立ち上がります。そのままでローマ字入力できます。私のようにかな入力の場合は設定を変更すればかな入力ができるようになります。ただ、「ー」長音符(マイナスではない)は「shift」 + 「ー」を押さないと入力できない。理由は残念ながら知りません。

これでLinuxMintが使えるようになります。

会社のパソコンをWindowsXPからLinux系OSにするまで、その1

2013年06月22日 | Weblog
マイクロソフト発表によるとWindowsXPのサポート終了が2014年4月となり、急いでWindows8に更新してくださいとアナウンスをしている。

我が社に営業に来る事務機器屋はどいつもこいつも「危ないですね、危ないですね」と2014年になったらすぐにでもパソコンがハッキングされるような言い方をする。

たしかにセキュリティの専門家ではない私達にとってこうゆう言い方をされたら、不安になり、すぐにでもWindows8にしなければならないような気がしてくる。

ただ、我が社には先立つモノがない。

だけど、不安が残る。データ流失などでお客様の信頼を失うようなことはしたくない。

そこで、どちらの問題も解決するのがLinux系OSの採用です。

ハードウェアはそのまま使用し、OSのみを入れ替えれば費用面はかからずにすむ。

しかし、それはそれで課題は山積みである。

 ○Windowsしか使用していない人にLinux系OSを使いこなすことができるか。
 ○MicrosoftOffice(以下MSOffice)のデータを使うことができるのか。
などなど。

今考えられることはこれだけだが、実際に使い始めてからさらに問題が出てくるのだろう。

私自身Linux系OSにアレルギーがないので、多少の困難も苦ともせず使うことが可能だが、我が社の社員はどっぷりWindows派なので、極度なLinux系OSアレルギーと言ってもいいぐらいだ。
きっと、Windowsで起きた問題ならすんなりと受け入れられることでも、同じ問題がLinux系OSで起きた場合は半狂乱になるかもしれないほどである。
できるだけ、スムーズに移行できるように考えなければならない。

MSOfficeデータに関しては、実はこのことを見越して手をうっておきました。各自のパソコンにLibreofficeをインストールし、MSOfficeと並行して使用していました。そして、できるだけMSOfficeファイルをLibreofficeファイルにコンバートするように指示を出しておきました。
実際にはLibreofficeでもMSOfficeファイルを読むことはできるのですが、書面上のフォーマットが崩れてしまうことが多々あります。
あらかじめLibreofficeのファイルにしておくに越したことはありません。

これから多くの困難が待ち受けていることは確実なのですが、一歩つづすすんでいこうと思います。