Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

桜咲く

2012-04-24 | Others
 先週火曜日は24℃くらいまで気温が上がりました。
つい数日前まで、一ヶ月ほど逆戻りしたような日もあったので、まさか四月中にこんな日がやって来ようとは思いませんでした。
以降は、平日さえない天気が続きました。
陽気が良いだけなら問題ありませんが、二十四節季のうち「穀雨」の、大地を潤す雨があったせいか雑草が驚くほど伸びます。



雑草は花まで付けていたので、猶予がありません。
晴間と暖かさが重なったのを幸い、今年初めて草むしりをしました。
ちょっと遅かったようで、なかにとても小さなサヤをつけた草があって、むしる度に種がはじけて飛びます。
もうしばらくすると、きっと芽を出してくることでしょう。
他にも外来種なのか、昔は見なかったような雑草が混じっています。



何かの鳥が種をはこんできたと思われますが、四年ほど前、桜の芽が出ました。
その木が、今年初めて数輪の花をつけます。

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葡萄酒色

2012-04-23 | Others
 たまに、セーヌ左岸の○○とか右岸の○○なんて言い方があります。
5~6年前、缶詰で名の通っている会社が輸入したボルドーの葡萄酒で、嬉しくなるくらい美味しいのに巡りあって、その産地であるジロンド川右岸のBlayeという地名を初めて知りました。

以来、その産地を見かける度に気になって試してみますが、幸い期待が外れたことはあまりありません。



「じゃ、あの悲しみよこんにちはの人は?」
「ジーン・セバーグ?」
「いゃいゃ、ボーボワールじゃなくて、コレットじゃなくて......」
「サガン!」
「そうそう、フランソワーズ・サガン」
「そりゃ、左岸違いだ」
「ふーん、じゃあのビジー・フォーにいた人」
「グッチ裕三」
「いゃ...」
「モト...」
「いゃ...」
「ウガンダ」
「そう!右岸ダ!」

そういえば、ワインレッドみたいな色を「ボルドー」と言ったり、「バーガンディー」と言ったりします。
後者の語源というか読みが、どうやらボルドーと並ぶ葡萄酒産地のブルゴーニュのことではないかと思い当ったのは、恥ずかしながらつい最近のことです。


先日片付けをしていたら、Kirazという人の本が出て来ました。

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穀雨

2012-04-20 | Others
 唐突ですが、タケノコの季節です。みんなで踊ってるやつじゃないですよ、食べるほうです。

煮てよし、焼いてよし、採れたてだからと生を食したこともありです。
そんなわけで先夜タケノコづくしの献立でしたが、飽きないどころか、こんなのがなぜ美味しいんだろうと哲学しながら堪能しました。
やはり子供の頃から馴染んでいる、御飯と味噌汁だけでかなり満足かもしれません。

「ツチノコ」となると、連想を呼ぶのはやはり「東スポ」です。



そういえば、一月だったか仙田さんをお訪ねした時、ピッティのあとはロンドンも廻っていらしたんですか?と伺ったところ、

「S・ウォルターズなんかも買ってるけど、フィレンツェのあとは英国じゃなくて、コモに籠ってた」
と言われたはずなんですが、迂闊にもその時は反応できず、後から「アレ?」なんて思い出す始末です。

昔はそういう反応の遅い人を「蛍光灯」なんて言ったものですが、なんだか時代がかった呼び方に思えてきてピッタリくる言葉が見つかりません。
ちなみに器具のせいか世帯主のせいか、うちのLEDも何だか一拍遅れで点きます。

なぜコモの話になったかというと.......
コモ湖は「人」という字の形をしています。下の画はその「人」という字の股に位置するベッラージョという風光明媚な土地を描いたものですが、前々回の画が、その一画目の「はらい」の先に位置するコモだったからです。



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ルネッサンス?

2012-04-16 | Others
 春が遅れて来たせいか、歩いていると桜以外にもばたばたと色んな花が咲いていることに気付きました。
カイドウ、桃、ボケ、ミモザ、ユキヤナギ、そしてアケビの花も咲いています。
アケビは薄紫で、小さいながらたくさんの花がついて、時にかなり濃い香りを放ちます。
ちょっと南洋っぽい香りですが、何かの製品に活かされているでしょうか。

 アケビ

足元にも色々咲いて、なんだかペンペン草みたいな雑草の類も花をつけています。
ペンペン草といってもよく分かりませんが、たまに「○○の通ったあとは、ペンペン草も生えない」なんて使い方もあります。
決して誉め言葉に聞こえないので、要注意ですね。

似た言葉で「○○の前に○○なく、○○の後に○○のなし」なんてのもあります。うーん、似てないか。
また聞きなので、正確かどうか分かりませんが、現首相は松下村塾じゃなくて松下政経塾に学んでいた頃、その優秀さから上記のように言われてたという話を聞きました。



その政経塾をおこした松下さんの書いたものに........

私は、たとえ自動車の数が半分になっても、電車の数が半分になっても、もっと人間と人間が相寄って、そしてそこに豊かな精神生活ができることのほうが、むしろ望ましいのではないかと思います。
そうでなければ、もっと大きな弊害が起こってくるのではないかという気もします。
そういうことを考えてみると、われわれは今、非常に考えねばならない段階に立っているといえると思うのです。

という話を見つけました。

'70年代に語られたものらしいのに、あたかも今日の状況を予見していたかのようです。
たくさん読んでいるわけでなし、松下さんが予測していたかどうか全く知りません。
しかしこの話を敷衍した先に、既得権益に固執したり、際限のない繁栄を貪ろうとする姿は想像し難いです。
現実では、経済界のトップが原発再稼働を要請したと最近ニュースになりました。

先の話は、目先の便利さを放棄しても優先すべきものがある、と産業界を牽引した人が説くからこその重みがあります。
人間復興ですね。



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色調

2012-04-11 | Others
 デスクトップコーヒーFIRE neoという商品の、CMの色調がちょっと面白いです。
'50年代のアメリカ映画なんかに、そういう色調のものを見ることがあります。



'50年代ではありませんが、先月から今月にかけて観たDVDは多分ルビッチの「生きるべきか死ぬべきか」、S・マックィーンの「華麗なる賭け」「ブリット」、ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」、ロジェ・バディムの何だったか、その他と取り留めのない内容です。
何だか思い出したことを確認しようと思って観はじめると、つい全部観ていたりします。

今回交互に出てくるこのジャケットに対して、タイは全部紺系なのですが、見過ごされそうな程度に違っています。



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暗い月曜日

2012-04-06 | Others
 火曜日の暴風雨が去ると、翌朝一気に桜がほころび始めています。

ある日、一週間前から緊急入院しているYさんを帰りに見舞うつもりでいると、ご本人から午前中にメールがありました。
直後に、今度はYさんの後輩のMさんから偶然連絡が入り、見舞いに行くようなら同道したいと言います。
一瞬まよいましたが、待ち合わせました。



到着時刻を知らせたので、見えるところまで迎えに出てくれたYさんは、その日は食堂へ誘いました。
一週間ぶりのMさんと挨拶をかわすと、Yさんは日頃の率直な人柄そのままに、今朝医師から伝えられたという内容を話し始めます。
残念ながらメールで知らせてくれた内容と変らず、余命を告知されたというものです。

突然の話に、Mさんは言葉を失いました。
病院へ着くまでの間、Yさんからあったメールの内容を伝えておこうか逡巡しながら、別の展開もあるかと、そのまま来てしまったことを反芻します。

「もう少し短かったら自分もジタバタしたかも知れないけど、一年あるっていうからありがたいね」という本人の言葉をそのまま受け取るわけではありません。
突然の寂寥にとらえられ、メールを打たずにはおれなかった夜のあったことを思うと言葉につまります。
でも「最初に来た日、一応の覚悟はしておいた」と、今後を淡々と語る様子は普段どおりでした。

洗濯してあげようと思ってたというMさんに.....
「俺だってまだ恥じらいがあるからいいよ。ちゃんと洗濯機あるし。初日に手術したあとがすごく痛くてさ、若い看護師さんが座薬入れましょうって何度も言ってくれるんだけど、そんな事頼むくらいなら痛いの我慢するよ」と次第にいつものサービス精神が頭をもたげます。

Y「よくナースがどうとかHなのあるじゃない。でもさぁ、ここへ来てそんなの嘘だって分かったね」
M「はぁ?」
C「だって、入った途端に病人モードになってそんな気起きないよ、まったく」
A「なるほど」
 と語っていましたが、いつもの気遣いも湿りがちです。

いつだったかお誘いが重なった時など、えーい面倒だとYさんと一緒に他の会社の方々も交えて飲んだことがあります。
'70メキシコ・ワールドカップの頃、サルデーニャの太陽・イタリアの太陽と呼ばれたルイジ・リーバ以上に、ある意味太陽っぽいYさんを、初対面の人たちは「あの人は何か違うね」とその後も会うたびに話題にしました。

年上ですが、不明なことが起こる度に問い合わせがあるなど何かと頼ってくれるので、仕事で出会った他社の方の中で最も親しい間柄です。
その日メールを開くと辺りは暗転したようで、昼に食べたはずのものも味がわかりません。

定刻をむかえ、見送ってくれるというYさんの方がエレベーターの扉の向こうで一人になるのを居心地悪く感じながら、病院をあとにします。
帰り道、気持ちを持ち直そうとするMさんに、突然辛い目にあわせてしまったことを謝りました。
別れ際、気立ての良いMさんが「次行くときも誘ってください」と言ったように聞こえました。




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四月バカ

2012-04-01 | Others
 せっかくのエイプリル・フールなので、何か洒落た嘘はないか考えましたが、ろくなのが出て来ません。
遊びに来た小村君が、うれしそうに見せてくれた驚異の技をご堪能ください。

そういえば昨年の暮れ、初対面なのに、私がやる子供だましの技をもっと上手に出来た橘高さんという人を思い出しました。



では次のうち、本当の話はどれでしょう。

①今日の~仕事はツラかった~、と思っている。
②永作博美さんが一人二役で出ているCMの男役の方に、髪型が似てると言われた。
③その日、白井さんと私は午後の予定の良否を占おうと愛宕神社の石段を、馬がなかったので自力で登り、くじを引いてみたらスカだった。
④みんながいうのでFacebookを始めた。
⑤長崎は今日も雨だった。

正解はジャカジャン!③じゃなくて②でした。つまり私の場合、常に乱れてるんですね。

 どーも、スミマセン。

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