大寒

大寒をむかえて寒さもこれからという感じらしいですが、その代わりに日毎陽が長くなっていると感じます。

唐突ですが、海外の人達が少し前からスラックスに古のディーテイルを盛り込むのが目につくようになりました。
昔から仕立屋さんが、受け継いできたような仕様ですね。
中にはちょっと無駄にやりすぎの感が否めない細部もありますが、細すぎなのに主人の脚型をトレースし続けた為に、脱ぐと「く」の字になったままのけなげなヤツもそろそろ見飽きて、ごくノーマルな方へ針が振れるかと思いきやそうは問屋が卸さない訳で、流行りはだいたい趣味の悪い方へ行きがちですから、「ノーマルだけは避けたい」とでも言ってるようです。
しかしそういうのを作る彼らも色々資料をあさったり、勉強してみたことでしょう。
1930年代の人たちも、例えば足元一つにしても工夫して、トンチンカンにならず着こなしに何か工夫を....と試行錯誤していたようです。

G.B.Shepherd

昨年12月18日に使った画は、George B.Shepherdという人の作品です。
それらしいイラストレーターの話を続けて載せた時は、もれてました。
例えばLローレンス・フェロウズとロバート・グッドマンやレスリー・サールバーグの画を混同する人がいても、この人の場合絵具が違うので他の人と間違えることはなさそうに思えます。
たいへん情報が少なく、生年は1891年で1939年には亡くなっているそうで、すると'30年代半ばのこれらの画を描いてそう経たないうちに亡くなったことになります。
岡田三郎助という画家が広告用に描いた画に、時代のせいかちょっと雰囲気が似たものがあります。



今日はそのG.B.Sが靴下メーカーの広告に描いた画をアレンジして、コーディネートしてみました。



年も明けて生地屋さんが案内に来てるので、来たるシーズンに向けて。

2019 正月

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

箱根駅伝を見ながら、「つい見続けてしまうのは、なぜだろう」なんて考えてました。
理屈は何とでも付けられそうですが、放っとくとそこから離れられないので、根を抜くように家事へと気持ちを駆り立てるのでした。
でも、あの後ろから付いている運営管理車というのでしょうか、ドサクサに紛れて面白いことを言ってます。
「全国放送でテレビに映っているぞー！」
私だったら笑って腹に力が入らないでしょう。



今年も変わらず、何でもないようなバランスを求めていきたいと思います。