Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

気分転換

2022-02-26 | 生地
1週間ほど店を空けることになり、何かあってご迷惑をかけるといけないので支払いなどすべて済ませスッキリ片付けて出かけました。

里心がついて結局5日で帰って来ましたが、場所を変えると多少考えることも変わるのか「春夏はどうしよう」なんて漠然と考えていた時、いつでも買えると思って3年くらい後回しにしていた生地が浮かんで来ました。

今やっていることは、「トレンドに目配りして..」なんて不必要な保険をかける必要がまったくないので、手に入るもので一番お薦めできるものをと考えています。
あれが今の気分だと、すっかり気持ちが固まりました。

帰って発注したところあっさり"Sold out"との返信で、これには落胆です。
そういうことってありますね。
以前はこういう場合、数日夢に見たりしました。

生地はかなり慎重に選んでいるので少ない候補からさらに欠けてしまうのは寂しいことですが、一般的なバンチにもよくよく探すとコーディネイトさえ間違えなければ服好きの方にも喜んでもらえそうな、良いワードローブの組めそうな候補がいくつかありますので、気持ちを切り替えるしかありません。



冬にお薦めする生地はことに長く着られるようなしっかりしたものが主ですが、上着だけなら作りでなく生地自体にもう少し柔らかさを求めるのもよいと思います。

20年くらい前に初めて着た生地で、糸の撚りと経糸緯糸の適度な隙間によってナチュラルストレッチとも言うべきニットのような伸縮性がうまれて快適な生地がありました。
ルーペで覗くと糸と糸の隙間は上下左右の毛羽立ちで埋まっているのが分かりますが、よく考えられていました。
ただその後も興味はしっかりしたものに行きがちだったので、忘れるともなく忘れてるうちに見なくなった素材です。

昨年秋10年以上前のその素材を二色見つけて、やはり上手く出来てるなと再確認しました。
これなら作りが多少劣っても手っ取り早く「軽く、柔らかく、動きやすい」服が作れそうと思うような生地ですが、やはり基本的なところをきちんと作っていないとせっかくの生地を十分に活かしてあげられなくて、もったいないことになったでしょう。
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コヤジ

2022-02-21 |  その他
立春を過ぎて陽射しに力強さが加わりつつありますが、風は冷たい日が続いて今年は寒いです。
冬季オリンピックも終わりましたが、フィギュアスケートでショートの演技を終えたワリエワ選手が顔を覆った時、30年以上前にきいた「胸が痛い」という歌を突然思い出しました。
その後のフリーも胸が痛いのを通り越して「角兵衛獅子」とかを連想してやりきれない思いです。


(駅のポスター、横目で見ながら寒いなーと思ってます)

「スキークロス」を見ていると、海外選手の多くはウエスト88~96cmくらいのちよっと太めのオヤジ...に見えて実際は30代半ばで、最近は死語かというコヤジ的な体型になごみました。
そのおじさんが結構なスピードで滑り抜け、ゴールでは写真判定に備えて片手を必死に伸ばして通過するのも微笑ましいです。

その晩は女子カーリングのスイス戦の快勝を観ながら、選手も大変だけど最後まで観るのもなかなか体力いるなと痛感しました。
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