Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

None but Nan for me!

2013-08-31 | Others
 たいていそうかも知れませんが、小さい頃は、早く風呂に入りなさいと言われるまで遊んでいるような子供でした。
大人になって気がつくと、あまりの暑さに休みの日は朝入って、何か作業で汗かいたと入って、出かけるので入って、帰って入って、寝る前に入っていました。

そこだけ切り取るとまるでお風呂大好き!みたいですが、私の場合ただサッパリしたいだけなのでゆっくりできません。
しかし、癇性でもないのに入るたび擦り過ぎたのか、ちょっと肌がヒリヒリ痛くなってきます。
サメを騙したりしていませんが、出雲帰りなだけにちょっと白ウサギっぽくなったものか。



暑いからスパイシーなものをという方もいれば、いゃいゃそんなことをしたら頭から汗が流れちゃうと仰る方もいるかもしれません。
ようやく気温の下がった日もあったので、インド料理店へ行った方もいらっしゃるでしょう。
私も一年振りに行きました。

そこでナンが出てくると、つい
「ナンなんだよっ!」とバイキングのスキンヘッドの人みたいなことを言いたくなってしまう、
あるいは、
「ちょっとナンですが.....」みたいに腰のひけた感じに言ってしまう、
そんな症状はございませんか。

そんな時、みんな一括りにオヤジにされてしまいます。

「しかしナンだねー、それも納得いかないねー」.......使うつもりでないのに、つい口をついて出てしまう.......。

重症です!

というわけで重篤なのか、ナン・ブッシュ!

一昨年6月に載せた1937年の広告よりあと、1940年のもの。

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好きなタイプ?

2013-08-26 | Others
 飲んでいる時の話題に年数回は、どんなタイプの女性が好きですか、なんて話になりますね。
最近のこと、自分にとって声も大事な要素であることに気づきました。
かといって特別な声というわけでなく、たいていごく普通で、この時期なら出来れば涼しげなほうがいいかなといった程度のことなのですが.......

涼しげといえば、普段は腰ミノ一丁で過ごしています(下図参照、いゃこの画は腰ミノ二丁というか、一丁じゃありませんが)。
さすがに宅配業者の方はちょっと驚いてくれますが、気にしやしません。
配送のお礼に、首にレイをかけてあげたりして。

立秋も過ぎて9月がすぐそこまで来ているのに、こんな白い画像作ってちょっと焦ってます。



ゲーリー・クーパーの好みにケチをつけるつもりはありませんが、「摩天楼」で共演してわりない仲になったことで有名なパトリシア・ニールという女優さんの、目の粗いヤスリみたいな声なんかはかなり苦手です。
一般的な例でなくて申し訳ありませんが、ちょうどヒマでという方がいらっしゃいましたら、映画「ティファニーで朝食を」をご覧いただきますと、鈴木さんじゃなかった......ジョージ・ペパードに絡む御婦人で登場します。

じゃ好みの声はと問われても、まったく普通で決まった傾向はありませんが、耳に心地良い響きであれば言うことありません。
珍しいところでは、例えば犬でもないのにハスキーな方、Anita O'dayとか June Christyなんかは歌が好きなのもありますが、声質がとても心地良いです。

またグレース・ケリーが、ジェームズ・スチュアートやケーリー・グラントを翻弄するような時の濡れたような声も、もちろん抗い難いです。

というわけで、普通に食事してても何気ないトーンで心地良く響けば、何でもない話も十分楽しく、お酒も美味しく陶然となるのもトーゼンというべきでしょうか。

ところで気長にしていますと、知らない間に色んなCDが出ています。
先日も、Billy Eckstineの持っていない曲を含むものが出ていました。
聴きながら、「何ていい声だろう」なんて思ったりします。

他にもJohnny Aceとか男っぽいフレージングの歌い手、滑らかなGarnet Mimms。
また、DellsのMarvin Jr.やTempsのDavid Ruffinから、近くはAli Ollie Woodsonといったシオカラ声の人達。
そんな中で最近、The HeartbeatsやShep & the Limelitesのリード・ヴォーカルだったJames Sheppardの録音をまとめたJasmine Recordsの2枚組を聴きました。
メイタルズのトゥーツも歌った「Daddy's Home」の元祖です。
私生活では何かとトラブルが絶えなかったそうですが、そんなことは微塵もかんじさせない柔らかでスムーズな歌声です。ドゥーワップなので、途中グッチさんぽくもありますが。

柔らかでスムーズと言えば、サム・クックを忘れるわけにいきません。
「サム・クックを聴くと肩から重荷がおりるような気がする。それはゴスペル・ミュージックを聴く時と同じ解放感だ」とベスト盤に献辞を寄せた歌手がいました。

気がつくといつも通り、男子校出身でもないのにいつの間にか女性の話そっちのけで男の話になってしまいました。




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1400日

2013-08-21 | Others
 ブログを作る画面によりますと、開設して今日で1400日だそうです。
この暑い夏も、お仕事中でしょうかお盆休みに入る直前までご覧いただき、また私と同じように帰る所のない方々でしょうか、お休み中にも関わらずいつも以上にご覧いただいておりますようで、
お引き立てを賜り誠にありがとうございます。 

この時期、朝食べる果物はみな「すもも」ですが、ソルダム、太陽、貴陽などがあって、後のほど甘いです。
他にもソルダムとの交配種で、ちょっと書くのが恥ずかしい名前ですがサマーエンジェルとか、あっさりした大石プラムとかけ合わせたというのも出回っています。
以前西伊豆の海沿いで食べた素晴らしく美味しい、ミカンくらいの大きさの立派なソルダム(たぶん山梨産)を思い出しました。



夜食べる枝豆にも、やはり恥ずかしい名前ですが「湯上り美人」とか「湯上り娘」というのがあります。
山形のだだちゃ豆を筆頭とするご当地豆も、各地で生産されているらしいです。
よく見かける茶豆では、最近食べた長野の茶豆も独特の風味があって美味しかったです。
また晩夏には大きな豆をつける黒豆系のもので、京都の紫ずきんなんかがこれから出回るはずです。

関東で生まれ育った山形県人の末裔姉妹に訊くと、だだちゃ豆は田舎に帰れば昔からあったそうですが、一躍全国区となった現在、北海道のホタテ御殿ならぬだだちゃ御殿もあるといいます。

そういえば北海道で思い出しましたが、先日セルジオ・メンデスの曲のBGMを聴いた人が
曲名を「マシュケナダ!」と言いました。
それを聞いた北海道出身の人が、
「マシケだな?」
と聞き返しました。
蛇足とは思いますが、マシケは増毛と書く北海道北西部の町です。ゾウモウじゃないっス。


去年はクマゼミでしたが、今回は小川治兵衛作の平安神宮・池泉回遊式庭園にいたトンボ。
Comments (2)
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初めてでも.........出雲大社

2013-08-11 | Others
 ブログを作ろうとすると、昨年アップした同じ日の分を「あなたの一年前の記事」というので知らせてくれます。
それを見ると記録的な猛暑だった昨年、自分でも意外なくらい色々作っています。
でも、昨年と比べて暑いとかもう思わないですね、とにかく暑い!
アップが間遠になっていると、怠けているのか、具合がわるいのか、遊んでいるのか分からないと思います。
あっという間に8月、の今回は後者でした。



子供の頃から一度行ってみたかった、と家人がいう出雲大社に参りました。
初めて行っても出雲大社!なんて言いながら詣でてみましたが、かなり遠いです。
鉄っちゃんでもないのにサンライズ出雲に乗ってみようと思ったら、夏休みで大人気だというし、空もいっぱい。
ちなみに出雲市駅から特急で岡山まで3時間、さらに京都まで1時間でした。
60年に一度の遷宮というイベントにもあたり、そうとう人出があるようです。
京都で食事に行くと、式年遷宮だから?と訊かれ、「いぇ、縁結びの神様だから.....」と返すと、必要ないでしょと笑われました。
いぇそっちだけでなく、よそのご住職によればこの世はすべて“縁”だそうですから......

そういえば、他所から京都にうつって3~4年なる方が近々結婚するというのを聞かされ、お相手まで紹介していただきました。
ほんの数か月前まで「仕事で骨を埋める覚悟」なんて言ってたのに、「寿退社します!」なんて180度違うことを自分でも大笑いしながら言います。
旦那さんになる方を交えて大いに盛り上がりました。
ご縁ですね。


すごい注連縄。

これは資料を収める建物だそうです。



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夜空ノムコウ

2013-08-04 | Rock
 「運命は従う者を潮にのせ、抗う者を曳いてゆく」からかどうか分かりませんが、イタリア繊維業界の不景気の波はいかんともしがたく、持ちこたえられなかった中小はもちろん、大手でさえコングロマリットに吸収されるなど、死屍累々タガワヨースケという感があります。
10年後と言わず、5年後にはかなり違った業界地図になっているでしょう。

それぞれのミルやマーチャントが、得意な生地を良心的な質と価格で供給できる環境が失われていくと、既製服にとってかなり深刻な状況が予想されます。
今だって、各既製服メーカー似たような色柄を並べて選択肢があるようで実はないという現実に、買う側は閉塞状況に陥っているのに、生地屋が体力を失いバリエーションを出せなくなると、更に月並みな色柄の製品しか店頭に並ばなくなります。

そのうち生地屋・商社が言わなくても、ロスを回避するためにとメーカーが自主的に発注をまとめ、違うのは店名のエチケットだけで生地は一緒のものばかり、なんて日も来ないとも限りません。



展示会シーズンです。
ピッティから帰ってきたばかり、という初対面の人に会いました。
どこのブースも同じようなコーディネートだった、という話を事細かに聞かせてくれます。

そのあと話が展開しないので、であなたはそれを見て何を作りたいの?と聞きたくなりました。
一般に、人は見たいものしか見えない、といいます。
まさか、トレンドだからそこは押さえたいとか言い出すんじゃないかとハラハラしました。

ゴキデンの、いゃ、あなたのモーマクには何か他のものは映らなかったの?、と問うてみたい衝動を抑えたまま別れると、夜空ノムコウが聴こえてきました。
明日は、本当に待ってくれているでしょうか。


違う夜空。





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