Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

家政夫は観た!

2011-03-31 | Others
 漢字が多いからだったのか、なかなか読み通すことが出来なかった永井荷風の「日和下駄」を読んでいたら、日本橋の上に高速道路を架けた役人を罵倒した池波さんと同じように、変わっていく東京を嘆いています。

大正に書かれていても、既に街はそれ以前とは違うようで、これも池波さんより早く江戸切絵図を持って歩き廻っていた様子が伝わって来ます。



先日、ビクーニャ(ビキューナ)の生態を紹介した番組を観ました。
元はラクダの一種で、モンゴロイドの移動みたいにベーリング海峡を渡って南米の高地に生息するようになったとのこと。
ビクーニャが保護されるようになってから代替に珍重されたグアナコも、元は同じ種だそうです。

カシミヤ等と同じく、厳しい環境から身を守るために密生させる産毛が、この上もない手触りと保温性をもたらしますが、それ故乱獲から絶滅危惧への道をたどりました。

買収される前のアニョーナやロロ・ピアーナが現地と提携して、合法的に取り引きできるようになっていますが、この番組を観ると一般的にイメージする「養殖」には向かなそうな動物であることが分かります。

華奢な体格と滑らかな毛質から大人しい動物と思いきや、胃液の混じった唾を吐きかけるだけでなく結構激しく体を使って闘ったり、種の保存の為かと思いますが厳しい掟があります。

海外でお求めのビキューナ製品を、日本に持ち帰る際にも厳しい掟がありますので、ワシントン条約に関する輸出入申請書にもご注意ください。







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逆境

2011-03-28 | Others
 慌ただしい中、そろそろ桜の開花を伝えるニュースがちらほら聞かれる時候となりました。
少し前書いたようにミモザが咲き始め、その後に開いた木蓮の白や薄紫の花は、すでに散り始めてしまいました。



苦境にあって尚、気高い人たちがいます。
損壊した工場を前に「借金まみれになったとしても必ず立て直します」と、従業員・取引先・地域を奮い立たせるかのように力強く宣言した経営者がいました。

また、「政治家の人達も民主党とか自民党とか言ってないで、この国難とも言うべき状況を復旧・復興させる為に手を貸して欲しい、自分達は決して諦めない」と応えた漁師さんの言葉を聞くと、どちらがより国を支えているだろうかと思わざるを得ません。

数回前、大事なものの優先順位という言い方を偶然しましたが、特殊な状況ではくっきり見えた気がしました。
でも少しづつ日常が戻り、やっと米が買えたとか、牛乳買えたとか言っているうちに、明快に見えたはずのものが次第に朦朧とし始め、ある日元に戻っていることに気づかされます。


Kawase Hasui / Teganuma Marsh(1930)



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No news is good news.

2011-03-25 | Others
 「便りの無いのは良い便り」と申しますが、今週吉報がもたらされました。

テーブルの上に手のひらを伏せ、開いた指のその水掻きに相当するような地形に暮らす人々について、先日書きました。
今週路線バスの運行再開と共に、そこに住んでいた人達が市街地に住む親戚を訪ねて来たとのことです。
やはり家は跡かたもなく流されてしまったそうですが、一人も欠けることなく全員無事と聞いてほっとしています。

豊かな地味ひいては海に恵まれ、美味しい海産物に潤って立派な家々がありました。最近でこそ愛知産とならんで宮城産のムール貝を見掛けますが、昔から獲れたのに、牡蠣があるので誰も見向きもしなかったと聞いたことがあります。



辻さんの言葉を引用するまでもなく、どんな美味しい料理も、心配事や悩みのある人には十分楽しめないと言います。
震災前に奄美大島から今年も「たんかん」を送っていただきましたが、その爽やかな甘味や美味しさも、たしかにいつもほど楽しめなかったかも知れません。
被災された方々から伝わる話はTV以上で、忘れられませんが、気持ちをそろそろ立て直さなければなりません。

延々と続いた政治家の足の引っ張り合いや、××番組の拡大に鉄槌を下されたような状況に、さすがにそれどころじゃないという雰囲気がずっと漂っていましたが、××番組の方はもう既に戻って来ました。
こちらも、天気や季節の風物を並べるような、いつものペースに戻りつつあります。


Kawase Hasui(1883~1957) Sprig Evening at Kintai Bridge (1947)



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Kawase Hasui / 川瀬巴水 

2011-03-21 | Others
 計画停電初日、朝7時半に家を出て目的地に着くと四時間以上たっていました。
黙々と並ぶ人の列には、被災地の負担を少しでも引きうけようというような、何だか静かに耐えるような力強い空気がありました。

数十年前、海外提携ブランドのノウハウを移植するよう技術者としてパリに派遣され、その後幾度も行き来していたという方に久しぶりにお目にかかると、ご高齢の母堂が健在で、今回被災されたとのこと。
翌日にはバスでの上京が決まっていると、安堵されていました。
他にも目上の方々で、被災地に肉親をもつという方が意外に多くて驚きます。



義母の名はアイコじゃなくて、三十代の知人と同じ若い人みたいな名です。
調理師免許を頼られ、忙しく元気に働いていました。
被災地の中心にいたのに、早い段階で無事が確認出来ましたがその後連絡が途絶え、一週間目に電話回線が復旧してすぐ連絡がありました。
貯水場で水をもらう列に加わると、五時間かかったそうです。

四日目に仙台から助けに行った人が、道が寸断されて諦めざるを得ないほどだったというのに、何の不自由もないこちらが四時間かかったなんて、恥ずかしい事を書きました。

下は1924年の川瀬巴水の版画「東京二十景 芝増上寺」。
大正時代の作品ですが、何だかモダンなものを感じます。

画像を作ってあったので続けられましたが、さすがにここ一週間はこんな事書いてる場合じゃないなという気持ちもありました。悪しからず。

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復興の足音

2011-03-19 | Others
 身近な人で、文部省の給費留学生として海外で勉強し、教職に就いた人がありました。「社会の役に立つ仕事がしたい」との希望からだったそうですが、50代を前にもっと人の役に立つようにと、職を辞してボランティア活動をしています。

被災地で行われた卒業式が報じられ、「故郷を忘れず、ひとの役に立つような人間になってください」という校長先生の言葉が卒業生に送られていました。
早ければ十数年後には、その中から力を発揮する人が幾人も現われるに違いありません。

被災から一週間、復興に向けて既に幹線道路の復旧やエネルギーの手当て等、日に日に進捗する力強さを感じます。
ともすると無用の情緒に浸り込むところでしたが、そんな場合ではありませんでした。



一方......

先日書いた映画「大逆転」のデューク兄弟みたいなののせいなのか、一時円が史上最高値の1ドル=76円台をつけました。
また、耳を疑いましたが義援金詐欺というのもあるそうです。
このグループ分けでどん尻に控えしは、本当かどうか、食べきれないほど買い占めるという輩でしょうか。しかも賞味期限には神経質で、一日でも過ぎると食べないとかいうタイプだと、無駄にしたらバチ当たりそうです。

下は久しぶりのLaurence Fellows。この画の右の人を思い出して、上の画像をつくったつもりでしたが、二人の折衷になっていました。

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黙々と.......

2011-03-16 | Others
 須賀さんの「トリエステの坂道」に収められている『重い山仕事のあとみたいに』に描かれた、フォルガリアのグロブレクナー氏のように、寡黙でも温かい気持ちをもった人々というのがいます。
子供の頃、そういうタイプの人たちが少なからず周りにいました。



結婚後まとまった休みが取れると、新しく縁者となる人々を訪ねて津々浦々まで挨拶に出かけました。新幹線に乗る以上の時間を、車に乗らなければ辿り着かない土地があることを実感したのもその時です。

口をあまり開かないで、語尾をあげるように「ナガジュバン」と発音すると、なんだかフランス語みたいに聴こえますが、土地の人同士が喋っている中にいると、半分以上は聴き取れず、柔らかく心地良い音に聞こえました。

そんな中、やはり寡黙でもそっと気を遣ってくれるようなタイプの人々がいます。
言葉のやり取りでは十分とは言えなかったかも知れませんが、想像力で補って、何とか予定を終えて帰りました。

その後会う機会は数えるほどですが、季節には産品を分けてもらったり、欠かさず遣り取りがありました。
最寄りの市街地に住む親戚が「ハマの人達」と呼んでいた、そういう素晴らしい人柄の人々が対岸を震源とする今回の大震災で、どうやらすべてさらわれてしまったかも知れないといいます。
黙々と仕事をこなしながら陽気な、あんなに良い人達がのみ込まれてしまったかと思うと切ないです。
まだ正確なことは伝わって来ませんが、一人でも多くの方々の生還を願うばかりです。

ご存知ない方には重い内容で申し訳ありません。
メール等でご心配をいただいた皆様、ありがとうございました。
今日、同じ半島でも助かった集落があったという知らせを受け、望みが繋がりました。

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傘の奏でる音

2011-03-11 | Others
 今週 月曜日の朝は、雨から雪に変わりました。ちょっと大きめの雪が傘にあたると、ほたほたと柔らかい音をたてます。
こんな時には、いつか書いた金沢の和傘職人松田さんの廃業をとめた人の、気持ちがわかる気がします。
これが今季最後の雪になるのか、どうでしょうか。



ブログを続けているくらいなので、もちろんPCに触れてはいるのですが、日頃グラフを作っているわけではなし、その機能の1%も使いこなしていないと思います。
他の方々のブログで見るのも、波平君のとナイスガイ小川さんのと、白井さんが出てくるのくらいです。
たまに皆さんが、こんなの見つけましたと教えてくれます。

前回の話を書いている時、情報通の若井さんからhttp://robertjonesmenswear/clothing/を見てみてとメールをもらいました。
menswearとか入っていても私のと異なり、どうもいかがわしいのじゃなさそうです。
内容は.......動くLuciano Barberaでした。

間違っても会うことの出来ないロバート・ナイトホークの動く姿を、DVD「Sweet Home Chicago」で観た時ほどではありませんが、本人の昔の写真を合成したり、以前書いたように乗馬だったりゴルフしたりスキーをする様子が垣間見られます。

服好きの人にとっては、タイを結んだり、無造作にポケットを飾ったりする何気ないしぐさが格好良く見えることでしょう。

Luciano Barberaは前回の話に該当する人の、トップ3に入ります。

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そのカッコどうしたの?

2011-03-09 | Soul
 バブルの頃に結婚したというおばちゃんがいて、川に洗濯へ......じゃなくて、ロシアへ羽毛布団を、イタリアへは家具を買い揃えに行ったそうです。
「寒い国の布団は違うはずだ」という何だか闇雲な説得力をもつ理由でしたが、即物的な夫婦は美術館とかには全く興味なかったようです。

その後バブルがはじけて、ある意味即物的な故に結婚生活も破綻してしまったとのこと。
「楽しい時もあったんだから良かったじゃないですか」と何の慰めにもならない言葉をかけると、酒とタバコで荒れたような声で豪快に笑ってました。



しばらく前に、アンリ・カルティエ=ブレッソンが助監督として働らかせてもらったジャン・ルノワールについて「きらきらと輝くような笑い声、ひとをからかうような調子」を懐かしむように書いていたのを引用しました。

着こなしの良さと一見あまり関係なさそうですが、会ったことのあるそういう傾向の方々は、気心が知れると共に、たいてい悪戯っぽいことを言います。
日本語で「からかう」と言うと、ちょっと良くないふうにも聴こえますが、他にぴったりした言葉が思いつきません。

何故か考えてみると、その専門分野について精通しているので、相手のアラがよく見えて、老婆心ながら一言いわずにおれないのではと推測します。

私の中でのウェル・ドレッサーは、先日書いたトラディショナルなテイストの他に、機知のある一言でひとをからかうのが特徴と言えるかも知れません。

私の場合は、先のおばちゃんみたいな人にからかわれたり、からかったり、低レベルの戦いに終始するのがせいぜいです。


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マニュアルにない、心からの一言

2011-03-07 | Jazz
 その日は「辺鄙な所の白」とリクエストして、初めてのドロミテのピノ・グリージョで始めました。
ドロミテも他の名山のようにきっと海底が隆起した石灰質で、痩せた土地で期待できそうだと思っていたら、だからかどうか分かりませんが美味しいです。
茶褐色でトロっとしていたら「泥みてぇ」なんて言えたのですが、もちろんそんな事はなく、きれいな色と酸・果実味で食欲を刺激してくれます。



波平君の奥さんがフィレンツェ六泊の旅から帰って来たので、皆で集まりました。
よくハチミツの事を書いているからか、お気遣いいただいて、重いのにアレッツォのアカシア蜜をお土産にいただきました。

風光を愛で、美味しい料理を楽しみ、観光地へも足を伸ばしたそうですが、観たものの中でもサンマルコ修道院の受胎告知は印象的だったとのこと。
しかし、楽しい旅をさらに思い出深くしてくれたのは、見知らぬ人々から受けた親切だったそうです。

同行のお二方は異業種ながらサービス業で、イタリアは初めてではないそうですが、困った時に差しのべられた好意に感激し、他でもマニュアルのない素晴らしいサービスで楽しい時間を過ごしたといいます。

「文化の違い」という便利そうな一言で大雑把に括ってしまうと、見えていたものも見えなくなってしまいますが、イタリア人は、少なくとも現在の日本人よりは大事なものの優先順位を誤らないように思えます。

昨年、TVで接遇のカリスマみたいな人がよく取り上げられていました。
鬼軍曹のように怒鳴っていたかと思うと、突然顔をつくって、作り笑顔で挨拶の手本を見せるのを不思議な思いで見ました。
もしかするとご本人はちょっと違う人柄かも知れませんし、TV的に面白く編集されたそのままかも知れませんが、どこの企業でも勘違いして作り笑顔の人があふれた日には、なんと棲み辛い世の中になっていることでしょう。

直線の二車線道路にある横断歩道を、車が見えないのに赤信号で待ち続けるような人が発想したような、日本風サービスがあります。
対象のないものに一礼しながら、奉仕すべき対象には満足なサービスが提供できず、喜んでもらえないようなことは、間違ってもイタリアで見る事はなさそうです。

その晩は、新鮮な旅の思い出を聞きながら、何時になくそんな堅い話題に終始しました。

今朝の報道で、ニュージーランドの被災地を訪れた日本人被災者家族に、現地警察官の方が「ごめんなさい、助けられなくてごめんなさい」と涙ながらに言った一言に、とても慰藉を受けたとありました。

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朋有り遠方より来たる、また楽しからずや。

2011-03-05 | Rock
 相手が忙しそうなので遠慮していたら、健ちゃんや木戸君が久しぶりに電話をくれました。
そういえば、最近十年振りとか十五年振りとかいう人とばったり会ったり、訪ねて来てくれたりします。

自分でつくる画像を意識し過ぎるのか、普段の合わせが妙に気分にそぐわないように感じる日が最近ありました。まだまだ分かってないのかと、多少苦い思いがします。
二十代半ばでもっと分かっていない頃は、会う人の着こなしの良い所をつぶさに観察して、色々な人のそれぞれ良いと思われる部分を自分なりに吸収させてもらいました。

そういう方の中の一人も訪ねてくれました。その日はカジュアルな格好で、既に直接アパレルを扱っていないこともあり、話をしている時はそういうことをすっかり忘れていました。
別れた後、その頃を思い出し、有形無形に様々な人に勉強させてもらった事に、今更のように思い至ります。

折角久々に会ったのだから、池波さん描く江戸の人のように、会った途端に一献かたむけるという具合にいかないのが、忙しい現代人の歯痒いところです。



何時だったか画像に青色が欲しくて、下のDavid LindleyのLPを捜しました。
いくら捜しても見つからずにいると、最後に見たであろう日のことを思い出します。

二十歳過ぎのその日、そのLPを持って友達の車に乗りました。同乗していたケイちゃんと呼ばれるコに「それ何」と聞かれて説明すると、興味あるふうなのでつい「聴く?」と言ってしまいます。
それ以来会った記憶がありませんが、多分そのLPは聴かれなかったと思います。

LPはいつでも買えましたが、そのまま何年か経ち、手軽にCDをもとめました。

ライ・クーダーと共に来日したデヴィッド・リンドレーを数回観に行きましたが、ルックスはこの絵柄のまんまで愛想のよい人でした。

去年より一月遅れで、一日から春物にしています。寒いので、まだまだ現実の陽気とは乖離した絵柄ですね。



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おけそく

2011-03-03 | Jazz
 久しぶりに会った大泉さんが、「胸やけするとパセリをいっぱい食べる」と言うので、何かに似てると思ったら犬猫でした。
花屋さんによく5センチくらいに伸びた草があります。あれのイメージですね。



猫の草みたいにそれだけ見ても、何にするのか解からないものってあります。

1年ほど前、京都の和菓子屋さんのケースに「おけそく」という小さな餅を見つけました。その音が面白いと妻は笑います。
しかしそれが何なのか、しばらく解かりませんでした。
そこで、そういう店を見つける度にウィンドウを覗いてみます。

他の商品より地味なルックスと安価なことから、きっとお供えものではないかという推量にいたりました。間違ってもお土産用に大量買いするものではないだろう、とは想像がつきます。
そんなある日、一軒の和菓子屋のケースにやはりお供えだと説明書きが付いて「おけそく」が並んでいました。すっきりしました。まぁ、すぐ尋ねれば済んだのですが。

その後、イタリア料理店の主人夫婦と話していたら「おけそく」の話になりました。
40代の御夫婦はそんな名前聞いたことないと、これまた音がおかしいと言って、大笑いしています。じゃあ、お母さんに聞いてみるとメールを打ち始めました。

すると八坂さんみたいに「おけそくさん」と呼ばれたりもするそうです。
雛祭りで、和風の話題でした。







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展示会 / Swinging sounds for today's jet set

2011-03-01 | Others
 この間正月を祝ったばかりだと思ったら、もう三月です。
15℃以上の日が続いたのに、昨日は5℃以下で都内では雪も舞いました。



一月前くらいから展示会も多かったようです。アパレルにおいてはハレの日に違いありません。
そんな日ですから皆さんカッコには気を使っているはずで、商品はもちろん、着こなしの良い人はいないか関係者の格好も興味あるところです。
やはり然るべき商品を作れるところは、全員お洒落といかないまでも、あるレベルを以前は感じさせました。

また社風についても、例えばネクタイ・ポケットチーフセットみたいなのをそのまま使っている人がいるとしたら、可笑しいよと教えてくれる先輩や社内の空気がないのかと想像してしまいます。

そんなお祭り気分や躁状態の中で細部まで見るわけですが、全体を見渡してテイストがくるっていると、やはり細部も担当者の説明ほどでなく、がっかりする事が少なくありません。
そう思って目線を相手の胸元に戻すと、そこにいるのは紛れもなく電車で見る一般の方で、思わず納得の仕上がりです。

CDジャケットのおじさん達は、デューク・エイセスとかダークダックス等、日本の七三分けのきちんとした方々みたいに見えます。お洒落でなくても、きちんとしているだけでいいんですが......

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